原発・エネルギー・メタンハイドレート | 富山よしのぶオフィシャルブログ

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僕は

・原発再稼働反対
・脱原発

をかかげている。


原発賛成のロジックは、「原子力エネルギーは安い。今、たくさん石油を買って日本はその支払で経済的にとても損をしている」というものだが、これはおかしい。


普通の企業なら、製品を作る費用だけでなく、それを作るための研究開発、設備投資、そして製造の終わった設備の撤去費用は全て、何らかの形で原価になる。


しかし、原子力エネルギーはその多くを国が補助金で払っている。これはアンフェアだ。


確かに、エネルギー安全保障の上で、海外に依存する石油にリスクはあるのはその通りだ。だから僕は、純国産のエネルギーであるメタンハイドレートを政策にかかげる。


メタンハイドレートに問題がないわけではない。一番の問題は掘削。現在の技術では掘削にかかる費用が高すぎて、電力が十分安くならない。それでも、自立したエネルギーを確保するためには、十分な埋蔵量を有するメタンハイドレートは魅力あるエネルギーに違いない。


アメリカでは最近シェールガスの実用化のメドがたったと言われとる。今、シェールガスをネタに海外からも製造業を積極的に誘致し、それまでアジアに依存していた製造業をもう一度アメリカ国内に戻そうという動きがある。そして国内の雇用が増える。


シェールガスも、当初は浸透率の低い頁岩からの掘削が難しいと言われていた。しかし、国策としての研究開発投資で、Horizontal Drillingという技術を確立し、一気に生産量が増えた。これがいわゆるシェールガス革命。



それに対し、日本では「メタンハイドレートに研究開発投資するなんて無駄だ」という意見もある。

絶対成功するもんしかやらん、って、そんなんで前に進めるわけないがな!


高度経済成長で、日本はそりゃみんな頑張ってたと思うけど、正直ほっといても経済は成長しとった。「頑張れば成功する」、そういう時代やった。


でも今は違う。


メタンハイドレートが成功するかどうかはわからん。でも、「絶対失敗する」かどうかも誰にもわからん。


日本のエネルギー政策においてメタンハイドレートが有望な特性なのは間違いないし、今も頑張ってる人がおる。そしたら、それを後押しして、国のエネルギー安全保障を安定にするのが政治と違うんかな?


やりましょ、メタンハイドレート革命。日本の技術力ならできます!