仕事で上司に頼まれた
資料を作って、
それを見せる時に
「急ぎの別件があったので、
資料作成の時間が
全然取れなくて
」
と前置きしたり、
大事なプレゼンの際に
「昨日ほとんど寝てなくて」
と周囲に伝え、
自分の自信のなさを
暗にアピールしてしまうことは
無いでしょうか？
実は、こういった行為は
”セルフハンディキャッピング”
といって、
「失敗しても仕方ない理由を
自分で作り出している状態」
なのです
学生時代、テスト前に
勉強しなきゃいけないことは
わかっているのに、
別のことに時間を浪費し、
テストの直前になって
一夜漬けをした
経験は無いでしょうか？
テストの点数が良ければ
「自分は頭が良いかも
」
と自己評価が上がりますが、
点数が悪かったとしても
「一夜漬けしかしてないから
」
と言い訳ができます。
仕事にせよ、テストにせよ、
結果を出したければ
最善の状況を整えて
ベストを尽くせば
良いはずですよね。
でも、それをしない。
失敗しても仕方ない状況を
自分自身があえて作ることで、
結果が悪かった時にも
言い訳ができるからです。
成功すれば
もちろんそれでOKですが、
例え失敗しても
自信を失わないように、
自己防衛していると言えます。
要は「傷つきたくない」
と思っているのです。
セルフハンディキャップを
使うことで、
確かに失敗した時の
心理的ダメージは
少なくなるかもしれません。
けれども、
全力を出して
何かに挑戦することに
消極的になってしまったり、
否定的なことも受け止めて
乗り越える力をつけることが
出来にくくなるという
デメリットがあります。
言い訳の度が過ぎると、
「言い訳が多い人」と
周りからの印象が悪くなり、
信頼を失う恐れもあります。
仕事をするとき、周囲に対して
自分を低く見せるのが
癖になっている人は、
セルフハンディキャップを
作っていないか？
振り返ってみて下さい。
謙遜して言っているだけなら
問題ないですが、
傷つくのを恐れるあまり、
ベストを尽くさない・尽くせない
自分になっているかも
しれません