受験に対するモチベーションが低かった私は,そういったものを一応買ってはいましたがほとんど読んでません。
論文試験が近づいてきたときに,過去問とか問題集ばかりを読んで,いわば付け焼き刃で臨んでました。
本格的に勉強を始めるのが7月に仕事の休みをもらってからなので,それ以前に行われる答案練習会や模試などもほとんど受けていません。
当時,普通に仕事をしながら,LECという予備校のインターネットチューターというアルバイトもやっていて(10年以上前はまだネットに本名っていうのに抵抗があったので,吉成家の本姓の「清原」を名乗ってましたw),LECの答案練習会はスタッフ価格でめちゃくちゃ格安で受講ができるので,申し込みだけしてたんですが,結局書かず。
論文試験の答案を,答案練習会や模試という練習で書いた数よりも本番で書いた方が多いというのは,おそらく長い司法試験の歴史で私くらいじゃないかと。
そんな私が唯一ちゃんと読んだ本が自分がアルバイトをしていたLECのライバルの早稲田セミナーの出版部門である早稲田経営出版から出ていた大塚裕史先生の「刑法総論の思考方法」「刑法各論の思考方法」という本でした。
こればかりは本当に面白く,刑法の基本についての理解が深まる良書でした。
大塚先生は学者(現在は明大の教授のようです)ですが,あくまで予備校本の体裁で,自説を展開しない。
それゆえ,一般的な予備校本の表層部分ではなく,一歩深い部分から,判例,通説,有力説の対立する論点の問題意識が理解できる。
ほぼ唯一知的興奮を覚えた本です。
もう10年以上も読んでないので,今読むとまた違った印象があるのかもしれませんが,間違いなく当時の私には力になりました。
受験生の方は,試しにでもちょっと読んでみられるとよいのではないかと(でも,まだ販売されてるのかな?)
そして,唯一といえば(笑),今のところの私の唯一の著書である「くたびれない離婚」もぜひ読んで下さい!
大きな声では言えないですが,出版に当たり神主として祈願しているので,きっと持ってるだけで超開運!(笑)
って,これぞ景表法違反?
今,それしゃれになんないなあ(笑)
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