5月は連休後怒濤の締切りラッシュで,ブログも放置が続いてました。
6月に入り,ようやく忙しさのピークを脱した感じです。
さて,最近,結構聞かれることがあって,それは,痴漢と間違えられたら逃げるのがよいのか?ということ。
やってないんだったら逃げるのがいいという話が割と広まってるようで・・・
そのせいかどうかは分からないんですが,最近,痴漢を疑われた人(それがほんとにやった人なのか,えん罪なのかは分かりませんが)が線路に逃げたという報道もありました。
これについては,正直,私はなんともいえない。
本当にやっていないという前提での話ですが,やってないんだったら堂々としてればよいというのが本来的な模範解答なんでしょう。
しかし,被害者供述も証拠となるので,意図的あるいは人違い,勘違いなどで,えん罪を負わされることは,やってなくても,そして堂々と対応していたとしても,あり得るのです。
じゃあ,逃げるのがいいのか?
ここで,本当にやってない前提での話ですが,逃げ切れば,都市では日々多数発生している痴漢を一つ一つ捜査して立件するという可能性は低いとは思います。
ただ,可能性が低くなるからということで逃げるのがいいかというとそうとも言い切れない。
いまやどこにでも防犯カメラがある時代です。
置き引き事件の国選弁護で,駅の防犯カメラの映像を見たことがありますが,最近の防犯カメラは非常に鮮明です。
その場で逃げ切れたからといって防犯カメラ等から立件される可能性もあります。
で,逃げたのはやましいことがあったからでしょ?って話にもなるわけです。
状況も多種多様なので,痴漢を疑われるような状況になった時点で,もうこれが正答なんてことはいえないように思われます。
じゃあ,どうしたらいいんだって?
それは,そうなる前に,疑われないような状況を作ることだと思います。
私もかつて満員電車で通勤していた時期がありました。
満員電車には,一定数の痴漢がいます。
私も一度痴漢にあったことがありますし(男性から),私のかつての交際相手もその線を利用したために初めての痴漢にあったので・・・
ほんとの痴漢が存在しているので,疑われる可能性は常にあると思って,疑われないように行動するのが良いかと思います。
私も,満員電車での通勤時代,一番いいと思ったのは,鞄を胸の前で両手抱え込む感じ。
この態勢であれば,痴漢は物理的に不可能なので,疑われることもないんじゃないかと。
疑われてからでは,弁護士的見地からもこうしたらよいとう正答はないので,疑われないように行動してほしいと思います。
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