今年ももう20日が終わり,今年ももう18分の1近くが終わりましたね。
とにかくずっと忙しいので,はやいはやい。
さて,毎年これくらいの時期だけ書いてるネタですが,禁煙もついに6年目に入りました。
いつまで吸わずにいられるか試してみようという軽い気持ちから始めて,最初の数ヶ月は吸いたくなったらいつでも吸えるようにポケットにタバコを入れていたのに,それから一本たりとも吸っていません。
軽い気持ちで始めた禁煙がなぜここまで続いたか?
多分,大きいのは,元々ちょっと健康オタク的なところがあるという点。
私,仕事もプライベートも人生が最高に楽しくて,ほんとできるものなら永遠に生きたいと心底思っています。
そこで,タバコが健康に悪い可能性がある以上,吸わないでいられる限り吸わないでいようという気になったといえます。
とはいえ,タバコを吸ってるころは,タバコに害はない的な情報に目が向きがち,重視しがちでした。
長寿世界一記録の人が喫煙者だったとか・・・
これは,以前書いた確証バイアスといったところでしょうか。
確証バイアスとは,ウィキペディアの記載を引用すると,「自己の先入観に基づいて他者・対象を観察し、自論に合う情報を選別し受容して、それにより自信を深め、自己の先入観が補強される現象」というものです。
人は,物事を客観的に見ようと思っても,無意識的に自分がそうあって欲しいと願っているような仮説などに有利な情報ばかりが目に付いたり,重視したりし,逆に,これに反するような情報は無視したり,軽視したりするものです。
そして,そうした仮説に対する確信が強まっていく。
この確証バイアスというのは,弁護士の仕事をする上で,最も注意しなければならないことです。
時々,なんでこの事案で相手方弁護士はこんな自信満々なんだということがあり,そうした場合に,判決が出たり,裁判官が途中で心証開示をしたりした際に,ものすごく意外であるような反応をされることがあります。
これも一つには,確証バイアスがかかっているからであると考えられます。
そして,弁護士が,確証バイアスにとらわれてしまえば,勝てる案件でも負ける可能性があると思います。
弁護士は,心は熱くしても,頭は冷静に保ち,確証バイアスにとらわれることなく,物事を客観的にみていくということが大事だと思います。
そして,人間は無意識に有利な情報を重視してしまいがちだということも十分意識する必要があると思います。
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