音楽と医療(3) | 吉村整形外科クリニックのブログ

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日々の出来事を徒然なるまま書き綴っています。

さて、実際音楽療法を行う専門家である音楽療法士が日本に如何ほど存在するかといえば全国約6000人だそうです(これは数年前のデータです)。音楽療法士になるには、
①日本音楽療法学会認定:書類審査と面接試験
②音楽療法士認定校:認定試験合格後3年間の臨床経験を積み音楽療法士と認定される。
という方法があるようです。なりたい人はご自分で調べてくださいね。

音楽療法の大原則として「同一性の原理 (isoprinciple)」というのがあり、治療に際してはその時点での患者の症候に合致した性質の曲から入り,次第に目的とする状態に近づけるべく楽曲を変えていく、というものです。

 

例えば「うつ」の治療の場合、これは院長が試しに考えてみた一例ですが、

導入:チャイコフスキー6番 悲愴 4楽章(チャイコフスキーが鬱マックスの時に作った曲)

中間:チャイコフスキー ロメオとジュリエット(テンション低いのとハイテンションが混じってる) 

最後:チャイコフスキー6番 悲愴 3楽章(めっちゃハイテンション)  

・・・・みたいな感じで変えていくとかですね。

 

まあ、これは私が中高オーケストラ部時代に弾いてみて感じた感覚です。弾いたことがある方は分かるんではないでしょうか(笑)。

これは我々が実際に吉村整形外科クリニックで行う理学療法、身体リハビリテーションで,患者様の回復に合わせて加える負荷を変えていくのと同じですね。

 

ビオラがメインを張る!(院長作曲)

 

現在、吉村整形外科クリニックでは看護師を募集しています。意外にもチャイコフスキーが好きな京都大学医学部出身のこんな院長のもとで働いてみようという方は是非ご連絡ください。詳しくは吉村整形外科クリニックのホームページをご覧ください。お待ちしております。