こんばんは。
「リングスリーブで電線を接続する」です。
ここでは、判断基準を解説していきます。
ロ.圧着マークが不適正のもの(JIS C 2806 準拠)
圧着工具を間違えないようにしてください。
黄色い持ち手でも、異なるものがあります。
(刻印は、〇、小、中がありますか?)
ハ.リングスリーブを破損したもの
ニ.リングスリーブの先端または末端で,圧着マークの一部が欠けたもの
圧着位置は正しい位置ですが、先端過ぎたり
根元だったりすると、リングスリーブが変形します。
1つのリングスリーブに2つ以上の圧着マークがあるもの
以前は、1.6mm2本を小で圧着した後で、
1.6mm2本を〇で圧着し直して
大丈夫だったはずですが、今は無理かもしれません。
でも、実際はちゃんと圧着すれば問題ない
んですがね。下の写真は、圧着し直した
写真です。パッと見る感じは、少し違和感があるぐらい
です。じっくり見ると小の刻印がうっすらあります。
時間があれば、やり直してください。
無ければ、必ず位置がずれないように真上から
圧着し直してください。
6-2.心線の端末処理が適切でないもの
イ.リングスリーブを上から目視して、接続する心線の先端が
一本でも見えないもの
銅線がリングスリーブの先端から出ていない場合にこの
状態になります。でも、これって、筒の中に銅線が
入っていても、真上から見たら銅線見えるけどな?
横じゃないことにびっくりですね。
見えないのは、圧着したポイントより絶縁被覆側に
銅の末端がある場合なので、いいのかなって感じです。
とりあえず、先端が筒より出るようにしてください。
出る長さの欠陥基準は、次の写真に書いてます。
ロ.リングスリーブの上端から心線が5mm以上露出したもの
ハ.絶縁被覆の剥き過ぎで、リングスリーブの下端から心線が
10mm以上露出したもの
二.ケーブル外装のはぎ取り不足で、絶縁被覆が20mm以下のもの
以下のような感じです。で、ここで注意。
二の20mm以下の部分ですが、基本的には
ここは、60mm(6cm)は残してください。
アウトレットボックスなら80mmは
欲しいですね。
提出時は最低でも40mm(4cm)です。
なんで、そんなに残すかって、
圧着作業をやるときに短いと他の線が
邪魔でできません。また、形を
整えるときも、長さが短いと整えるのが
困難です。また、圧着のミスで修正も
考えて、リングスリーブの圧着のやり直しで、
1回につき最低で20mm(2cm)とします。
リングスリーブの被覆はぎを40mmで
している人は、20mmにチャレンジしてください。
以外に行けますし、できると寸法の余裕ができて
良いですよ。
それでは・・・。