今週はイベントがあり、犬のお留守番が続いています。
お買い物とか外食とかの短時間のお留守番は気にせずさせていて問題ありませんが、半日ともなるとどれだけ準備しても被害は覚悟で出かけます。まだ生後7ヶ月ですからね。
壊されないように部屋を片付けるのが犬を飼う上での常識、そんな環境設定もできないのかと批判も受けましたが、犬が全く何も口にしない状態にするには全てものも(家具を含む)を床上2メーターに釣り上げる必要があり、仮にそれができたとしても、壁やドア、敷居や床材など建築物そのものを齧ってしまうのです。故モルダーは仔犬の時は洗濯機のみが置かれた8畳くらいのバックルームをお留守番用の犬部屋にしていましたが、壁を盛大に齧られて大変なことになりました。
そもそも、応用行動分析学に出てくる随伴性を利用したトレーニングで言う「環境設定」とは、望ましい行動、自然な行動が出やすい環境を作ることで、お片付け行動を減らしてしまうこともあるので環境設定とは言いません。しいていうなら環境管理でしょう。
片付ける必要がないといっているのではありません。管理は必要ですが、この場合の正しい環境設定は、噛んだり壊したりしてもいいものをたっぷり与え、壊しても飼い主が困らないものを正しく選べる状態を作ることです。
どんなにたくさんのおもちゃを与えても、どうしても気になるテーブルの上。
遊んではいけないと禁止されたものの中にあるどうしようもなく魅力的なもの。
子育ての時も経験しました。おもちゃの鍵ではなく、ママが持っている鍵。無限ティッシュのおもちゃより本物のティッシュ。赤ちゃんの目を誤魔化すことはできないのと同じく、犬の感覚を誤魔化すこともできません。
壊されないのに越したことはありませんが、壊されてもあ〜あで終われるものなら許容範囲。
先日はどこから持ってきたか、Quoカードをかみかみされて撃沈でしたが、Quoカードは再発行ができるので今日はその手続き。確認事項のカード番号を呼んでいると、点々と規則的な穴が・・・そう、これ使用済みだったのです。
どうりで、どっから持ってきたか不思議だったのですが、大事なものとして届かぬところに置く対象じゃなかったわけで、犬のおもちゃになってOKのものでした。
長年犬を飼っていると、無意識でも犬が届かないところに大事なものを置く習慣ができているようです。ただ、ずっと小型犬だったので、中型犬の高さは身に付いておらず、ちょっと失敗していますが、それもそろそろ身につきつつあります。
悪戯はそのうちしなくなります。もっと楽しい遊びを覚えるから。たくさんトレーニングして学習してもらいます。トレーニングはエンリッチメント。トレーニングすればするほど、悪戯もなくなるでしょう。
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