そのとき私は出張で東京から北海道に来ていました。
苫小牧市内のビジネスホテルにいました。
揺れで飛び起き、ユニットバスへ避難。
（狭い部屋の方が崩れにくいと何かで聞いたような）
揺れが収まっても気持ちは落ち着かない。。
震源は？
津波は？
苫小牧は海からすぐ。
ひとまずテレビで情報収集。
苫小牧市は震度5弱…
津波の心配なし。
…
まずは一安心。
このまま大きな余震が来なければ…
ボーッとテレビを眺めていると、
突然テレビが消えた。
地震発生から20分後くらい？
停電。
夜があけるまではホテルのロビーで過ごす。
空が明るくなってきて、一旦自分の部屋に戻る。が、眠れない。
インターネットでNHKニュースを確認。
どうやら、北海道全域で停電しているらしい。
…
ここで、私の危機感スイッチがオンした。
これは復旧にものずこい時間がかかる。。
とりあえず水は使えるようだ。
ありがたい。
落ち着かなくて、何度もトイレに行く。
救急車のサイレンと
交通整理のホイッスルが鳴り続ける。
その日の仕事は取り止めになった。
7:30 一緒に出張に来ていた上司と合流
一人じゃなくて良かった。。
しかし、
帰ろうにも帰れない。
新千歳空港がある千歳市は震度6強。
施設がだいぶ被害を受けている模様。
終日運行しないことが決まった。
いつ空港が動き始めるかわからない。
別の空港を目指すか？
その日に東京に戻る予定だったから、泊まる宿も確保していない。
どこへ行くか、あるいは行かないか…？
宿がない。
食べ物も手元にはない。
コンビニはやっている？
トイレは使える？
電気はいつ復旧する？
いつ家に帰れる？
不安を抱え、一日がスタートしました