なが~いゴールデンウィークに成し遂げたこと | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

例年になく長いゴールデンウィークがようやく終わりにやって来ました。皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか?特許事務所という組織の経営担当の私としては、もう「5月中旬」が目の前に来ている状態であり、今月の売上がどうなるのかとても心配です。

 

さて、このゴールデンウィーク中に、私の方で「やった」と思える最大のイベントは、3名の子供達全員が自転車に乗れるようになったことです。

 

日本がゴールデンウィーク中であっても、米国では(あたりまえですが)学校は休みではありません。先週の週末とこの前の週末との2回の週末を使って「子供達全員が自転車に乗れる」を目指しました。今8歳(もうじき9歳)の長女は自転車に乗れるようになって久しく、今回は現在5歳(もうじき6歳)の双子男子に乗る技術を身に付けさせるのが目標でした。

 

思い起こせば、長女には申し訳ないことをしたと思っています。長女のときには、私(教える方)の知識が古く、なかなか乗れるようになりませんでした。

 

私が過去に経験したやり方は、次のような手順でした。

 

(1)   まず、Training wheels(横ダマ)をつけた状態で乗る練習をする。これで何か月か練習をやる。

(2)   慣れてきたら片方の横ダマを外す。それで何か月か練習をやる。

(3)   そして最後に両方外したら、見事「乗れた」状態となる。

 

これってかなりハードルが高いです。特に横ダマを外した瞬間がキツイ。最初の1個目の直後も大変ですが、両方外した直後はもっともっと大変です。理由は明白です。横ダマをつけていくら練習をしても、ハンドルを操作してバランスをとる、という技術は永遠に身に付かないからです。そのハンドル操作技術は、横ダマをとった瞬間に急に必須となるのです。

 

長女のときには、私が昔学んだ「間違った」やり方しか知りませんでした。そして、彼女は何度も泣き、何度も「もうやらない」「もうできない」と挫折させてしまいました。

 

それで困った私がYoutubeに助けを求めて学んだのこのやり方です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ADkm4qkXAj8

 

 

 

これを採用したら、長女はあっという間に乗れるようになりました。文字通り、あっという間でした。「正しい」教えというものは、たぶんそんなものなのです。

 

「正しい」教え方の要点は次の3点。

 

(1) サドルに座って両足がぺったりと地面につく大きさの自転車を使う。

(2) Training wheels(横ダマ)を外してしまって最初から一切使わない。

(3) ペダルも外す。

 

これだけです。

 

今までは、長女一人だけが実例だったのですが、双子男子に適用することで3例となり、今や自信をもって言えます。これが「正しい」自転車の乗り方の教授法です!

 

双子男子は、横ダマ付きで練習したことがありませんでした。まさしく今回、自転車に初めて乗ったのです。長女は横ダマ付きでかなりの期間にわたって乗っていたので、この「正しい」教え方の効果のほどははっきりしませんでした。横ダマ付きで練習を重ねたベースがあったから直ぐに乗れるようになったのかもしれないからです。しかし、双子男子は、まっさらの状態からのスタート。

 

双子男子のうちの一人は、先週の土曜日に練習を始めて1時間もしないうちに乗れるようになりました(横ダマをつけずに、ペダルをこいで、前に進める状態になりました)。そしてもう一人は、一週間明けたこの土曜日に乗れるようになりました。「横ダマをつけた状態で乗る練習をする」を全くやらずに、最初から「正しい」やり方でチャレンジしたら、一回も泣かずに、挫折知らずで乗れるようになりました。教える方の負担も、当然ながら長女のときとは格段の差です。

 

 

結果として、「正しい」教えを使えば自転車に乗れるようになるのは実は困難なことでは無いことがわかりました。一方、成果の価値は大きいです。これで3名全員に、「自転車に乗れる」という一生モノの技術を身に着けさせることができたのですから。

 

暖かくなってきて、自転車に乗るのが気持ちよい季節となってきたところですし、これで家族全員でのファミリーツーリング(近くの公園で走るだけですけど)も可能となりました。人生の楽しみがひとつプラスされました。

 

 

業務に無理やりこじつけますと…

 

リーダーのリード次第で、結果が大きく変わってくる。リーダーは正しいリードの仕方を学ばねばならない。

 

…ということを理解するのに良い例のように思います。特に私は、長女のときに彼女がどれだけ泣いたかを知っているので、このリーダー側の責任は実感を伴ってとても大きいです。