フラット化する前の楽しみ(バラナシのことを書こう2) | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

バラナシの続き。


知財業界で仕事スル

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これらの写真は、「完全に現地化している後ろ姿」と、日本から合流した同行者に評された私が写っている写真です。

上の写真のような、牛もウロチョロする、細くゴチャゴチャに入り組んで伸びている商店街の道を歩き...同行者が「カシミア」を買いたいというので連れ立っていった、あるお店で私も買い物をしました。2枚目の写真では、そのお店でくれたビニール袋を肩にかけて私が歩いています。


さて、そのビニール袋に入っているのは何でしょう??


答えは、これ↓ ハンドメードのキルト。かわいいでしょう!
日本円で約7千5百円也。材質はコットン。


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娘の部屋のベッドカバーとして、さっそく使い始めました。







その同行者から、仕事上の参考資料として教えてもらったのが、このウエブサイトです。


http://www.bk.mufg.jp/report/aseantopics/ARS291.pdf



グラフに示されているように、日本の賃金がダントツに高い。

これ、当然ながら、どんどんフラット化していっています。今はまだ、写真のキルトを「安い!」と思って日本人がインド人から買える状態ですが、その状態はなくなる方向に人類の社会は動いています。

この記事では、経済成長に伴う労働コストの上昇が説明されていますが、実際はその逆も同じだけ起こっており、同じ労働をする日本人の賃金は限りなく他の国の賃金に近づいていく。

そうなるのがフェアな世の中ですし、それを前提に日本人も自らの将来設計をしなければなりません。

現状のアンフェアな環境(日本人だというだけで、ちょっぴり贅沢できる環境)は長くありません。

…しかし、まだしばし楽しめる(笑)。