コミュニティ・パテント・レビュー(Peer-to-Patent)の話を含めて、大衆知の威力について何度か書いてきている。http://blogs.yahoo.co.jp/yoshikunpat/55400897.html
本日のこれもなかなかのものだ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/12/news036.html
犯行予告収集サイト「予告.in」公開 「0億円、2時間で作った」
その記事によると、犯行予告収集サイト「予告.in」を、
(引用始)
矢野さんは11日夜、「増田寛也総務相が来年度予算の概算要求に、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を盛り込む。費用は数億円かかる」という内容の報道を見て、「インターネットの仕組みを使えば、0億円で数時間でできる」と考え、実際に1人で2時間で作ったという。
(引用終)
有志から出されるものは、各国の官僚や政治家も認識していることばかり、では無い。明らかに!
官僚や政治家が何にも知らないとはもちろん思わないし、両者もよくいろんなことをご存知なんだと思うけれども、そのような旧「知」の他に今は“大衆知”という新しい「知」が出てきている。
コミュニティ・パテント・レビュー「Peer-to-Patent」も、犯行予告収集サイト「予告.in」も、いずれも今後どのように発展していくのか、あるいは発展しないのかはわからない。
しかし、少なくとも、新しい「知」を新しい「血」として組み込んだプロジェクトやシステムが、今までの常識ではなしえなかったすばらしいことを成し遂げる可能性が相当にあることを示唆しているとは思う。