ちょっと家でおとなしくしてなきゃならないもんで
だったらいっちょ観てやらー(≧▽≦)!!
てことで、
『山河令』ですっかりファンになった
張哲瀚さん出演の本作を一気に視聴。
『如意芳霏』とどっちにしようか迷って
両方とも第一話を視聴してからこっちにしてみた。
主人公の女の子・ユンシーが毒に精通していて
『薬屋のひとりごと』ぽくていいなぁと思ったので。
ずっとブロマンスでわーきゃー言ってたから
こういう正統派(?)な恋愛史劇は初めて。
中国の時代劇ドラマは、
ワイヤーアクションとか、血を吐くとかその他諸々
お約束がたくさんあって、
それをいかにマンネリ化せずに見せるかが
作り手の腕の見せ所らしい。
そういう視点で観ると、
『陳情令』も『山河令』も
そのお約束をきれいに踏襲して作られているんだよね。
原作が小説なのを考えると、
改めて脚本家がテクニカルに作っているんだなぁと感じる。
本作が特に扱っているのは毒薬なんだけど、
これもよく出てくるテンプレートの一つみたい。
『山河令』でも結構出てきたよね。
中国ドラマの毒薬は本当に何でもできちゃう万能ツール。
科学とは(´・ω・)?
医学とは(´・ω・)?
と考える暇を与えない。
しかも毒を摂取するには、
飲むか 嗅ぐか 触るか
くらいしかないと思っていたんだけど、
中国ドラマでは
撒く
というやり方もあるんだお(`・ω・´)b
下剤を素手で掴んで、
わりと感情の赴くまま(周囲への配慮がないという意味)
塩をまくようにぶつけるシーンは本当に笑った。
撒いた本人も毒に当たっちゃうんじゃないかとか
周りの人も受動喫煙状態になるんじゃないかとか
催涙ガスだって仕掛ける方はガスマスクでガードするのにとか
突っ込みが止まらなくなること請け合い。
あともう一つの突っ込みどころは
皇帝陛下とユンシーの夫・秦王(張哲瀚)の入浴シーンが
妙にエ○チなこと。
赤い花びらの浮かぶ乳白色の湯舟に
妙にきれいな筋肉のついた男性が浸かるんだよ。
そこだけ妙にお耽美なのなんでなん(´・ω・)?
入浴シーンを女性が喜びそうな感じにするのも
テンプレの一つなのかな。
『陳情令』ではお風呂は出てこなかったけど
冷泉のシーンがあったし、
『山河令』では老温の入浴シーンが
あんまりストーリーと関係ない感じでバッチリあった。
阿絮がよくババーンと開胸するのと対になっていたというか。
までも突っ込みどころはそのくらいで
基本的にはシリアスなお話でした。
皇帝が出てくるということは、
ドロドロした後宮内の争いももちろんあって、
40話くらいまでは結構しんどくなる陰謀が延々と続く^^;
陰謀がひと段落するまでは
ラブコメちっくな恋愛パートが息抜きになるんだけど、
肝心のユンシーが、最初の方は秦王にすごく冷遇されるから
恋愛パートでもちょっと削られるかも(;ω;)
でもだんだん秦王に信頼されるようになって
最終的には溺愛されるようになり、
そこからはもう見ていられないような少女漫画展開なので…。
それを正統派美男子の張哲瀚さんが
メチャクチャ巧みに演じるもんだから
魂が浮世に戻ってこれなくなる。
しかも両想いになってからも困難の多い夫婦なんだなこれが。
視聴するなら時間と体力に余裕のあるときがオススメです。
やーねーでもまーほんと張哲瀚さんて素敵!!
容姿端麗なだけじゃなくて
演技が本当に繊細でうまい!
これが二次元じゃなくて三次元で存在するなんて信じられないよ。
んで張哲瀚さん演じる秦王の無双状態かと思いきや、
秦王に負けないくらいユンシーを慈しむチーシャオとか、
陰謀に明け暮れ最後は暴君になり果てながらも
愛妃には純愛を貫いた皇帝陛下とか、
秦王とユンシーを陰に日向に支える腹心の部下のシーフォンとか
魅力的なキャラクターがてんこ盛りで
彼らの行く末が気になって最後まで全然飽きがこない。
ただ、秦王にメチャクチャ執着する
女性キャラのミンシャンに関しては
こいつファンおるんか(´・ω・)??
て気持ちになることが多かった。
まあ中にはそういうのもいるけど、
それはそれで感情移入している証でもあるよね。
あんなに山河令山河令言ってたのに、
本作は本作で気が付けばどっぷり浸かってました^^;
ほんと面白かった。観てよかった!
の一言に尽きる作品です^^☆