優しさとは… | 水無月草

水無月草

BL好きな主婦のブログです。ネタバレしてます。

あの脚本家さんの挙動は非常に既視感があるんだ…。

 

誰でも一度は関わったことのあるタイプじゃないかな。

 

 

ともあれ、編集側からの声明は気骨を感じましたよね。

 

お涙頂戴と非難する声もあるけど、

 

この問題は最初から

 

誰かを犯人にしてヤイヤイ騒ぐようなものじゃないのは

 

原作者さんの文章を読めば分かることでして。

 

言葉尻をとらえて非難の種を探すのではなく、

 

その発言がなされた背景を

 

静かに考察しなければならない問題のはず。

 

 

この一件ほど、炎上が論点の微妙にズレたところで

 

盛り上がることが露呈したものはないと思う。

 

その分、全体を俯瞰して静かに考察する層が

 

際立ったともいえる。

 

 

私の中では、

 

一応、大団円で終わったはずの仕事が

 

幼稚な精神状態の人の不用意な発言で混ぜ返されて、

 

やたらと露悪的に騒ぐ人たちによって

 

大きな影響力を持ってしまった、

 

という感じでまとまってるかな。

 

なぜ脚本家さんの発言を幼稚だと評価するのかといえば、

 

なんとか降板という汚名を

 

誤魔化したかった気持ちは分かるけど、

 

大人ならもっと中立的な、

 

もしくはへりくだった言い方をするものだと思うから

(そこは原作者さんの文章読んでみ、という感じ)。

 

批判能力のある人なら、

 

お友達でもない限り、

 

ああいう発言にはそのまま乗っからない。

 

それを想定できずに発してしまうところが本当に…

 

と苦笑いするしかないというか。

 

でもそれが「できない」人を一方的に責めることは

 

分別のある人間ならしないんだよ。

 

「できない」と評価はしてもね。

 

 

この人は今までもこれからも

 

自分の言動にヤンヤしてくれる人たちに囲まれて

 

生きていくのだろうから、

 

自分の足りていないところには

 

一生気づかないままだと思う。

 

 

彼女を責める気になれないのは

 

そこまでされるだけの責任や悪意があるのか

 

不明瞭なのもあるけど、

 

まあこの人はこのまんまなんだろうなぁ…

 

という達観が自分の中に生まれてしまうからだ。

 

 

誰にでもいいところもあれば悪いところもあるから、

 

勝手な好き嫌いや我儘で

 

一方的にならないようにしなければいけない。

 

そう思っている人は、そう思っていない彼女のような

 

人間に対してもそうあろうとする。

 

原作者さんの振る舞いから

 

その対比が克明に見えるような気がするのは

 

私だけじゃないと思う。

 

 

ドラマの制作現場は、

 

そんな優しい世界だったんじゃないですかね…。