まずは株価。
アメリカの5年間の株価足跡
同じ期間の中国は以下の通りです。
グラフだけではなかなか規模がつかめないので、時価総額を見てみたいと思います。
出典 myINDEXより
現在のところ、圧倒的にアメリカが強いですね。
アメリカ+日本+イギリスなどを足し合わせると中国の存在感は希薄です。
私たちが圧倒されるのは、中国の国土の広さと人口ですが、人口は一人っ子政策を緩和しても出生率が回復せず、将来的には人口減少と少子高齢化構造が示現すると予測されています。
国土においては新疆ウイグル自治区やモンゴルを除外すれば、広大さは少々、減退します。
アメリカに対するいまいち、すっきりしない点を挙げれば、GAFAの中国への意欲、協力、野心が中国には御しやすい点でしたが、中国がウイキペディアをブロックという動きに出てきていることから、米中で政治レベル決着がつかない限り、米議会や米国法律を逸脱してまで、中国寄りにはならないだろうと見られます。
中国はアメリカの国債を大量に持っていることから、これをどうするのかという問題が取りざたされますが
中国が米国債を市場に大量に売りだした場合、
アメリカは国家安全の観点から、その米国債を償却してしまえる、すなわち、無効化してしまえる大統領権限があるそうで、
中国は資産を売却しようとした瞬間に財産没収の憂き目にあうといわれます。
追い詰められて、米国債を売ろうにも売れないわけで、
だからこそ、中国は人民元を世界の基軸通貨にしたいし、米ドルを毀損するためにキャッシュレス社会の構築にファーウエイを使った5Gの世界で実現したかったわけですね。
アメリカには各国金利が低いために米国債を求める資金が流入しており、
ファイナンスに不安はない状態です。
問題解決のめどとしては、任期撤廃をした習氏が退くか、
米国大統領選挙でオバマさんのようなある意味、丸腰の大統領が登場するか、
政治バランスが変わらない限り、決着しないでしょう。
というわけでこの続きは講演やオンデマンド・セミナーで。
●6月12日夜 自宅PCで視聴していただけます。
今後の各地への講演は以下のサイトでご確認くださいね。