ベネゼエラで何が起こっているのか? 1000%インフレってすごすぎる! | 木村佳子のブログ

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何かと騒がしいのがべネゼエラ。

地図で見るとここなんですね。

正式国名はベネズエラ・ボリバル共和国
Bolivarian Republic of Venezuela

(外務省)

 

国土は日本の二倍。

人口は3100万人強。意外と少ないんですね。

カトリック教がメイン宗教で言語はスペイン語。1811年にスペインの植民地から独立。

2012年12月,チャベス大統領は癌の再発を発表するとともに,マドゥーロ副大統領を実質的な後継者として指名。

その後の選挙で僅差でマドゥーロ大統領が勝利。マドウーロ大統領はアメリカとの良好な関係を保っていたチャベス政権の政策をひっくり返して、親中、親ロ路線を歩み、オバマ政権時代からべネゼエラは案件の一つだったとみられます。

 

石油価格の低迷がベネズエラ経済にピンチとなっている中、

石油をアメリカに売っているべネゼエラ。

 

折からの同国の超インフレはアメリカにとって石油を安く仕入れることができるメリットがあるほか、米中貿易戦争において覇権を伺う中国に手痛い一撃を与えることができる格好の対象です。

 

というのも同国の超インフレはベネズエラに投じた中国の巨額マネーが焦げ付き状態になる可能性として意識されるからです。

ロイターの記事によると(以下、引用)

ロイターによると、中国はこの10年で総額500億ドル以上(約5兆4600億円)をベネズエラに投じている。中南米地域における中国マネーの提供先としては、飛びぬけた額であり、世界的にも最大級の支援先だ。2007─2014年に中国政策性銀行が行った同地域向け融資の半分以上がベネズエラに対して行われていた、と米シンクタンク、ブルッキングス研究所のデービッド・ダラー氏は指摘する。

(引用ここまで)。

 

こうした中国投資マネーの焦げ付きが「ブラック・スワン」型の金融パニックを引き起こすかもしれないという意見もあるので要注目ですね。

もちろんそうしたパニック時には個人投資家が資産を増やすチャンスです。

待機マネーを作っておき安値に落ちた日本のいい会社やリートを購入すればばっちり資産を増やせますね(^○^)。

 

ここでお知らせです。以下、木村佳子の2月の講演予定です。すべて無料で、ご入場いただけます。ぜひお越しくださいね!

●2月14日大阪朝日ホール15:00~

詳細とお申し込み先です

●2月19日沖縄県立博物館一階講座室

詳細とお申し込み先です

●2月22日東証IRフェスタ 東京国際フォーラム10:25~11:10
予約は満席をいただいていますが当日席がございます。ぜひご参加くださいね!

●222()大阪IRフォーラム/大阪梅田ハービスHALL19:10-19:55 

詳細とお申し込み先です

●223日(土)東証IRフェスタ/東京国際フォーラム   1230〜1315

予約は満席をいただいていますが当日席がございます。ぜひご参加くださいね!

 

●227(水鳥取・米子コンベンションセンター BiG SHiP

詳細とお申し込み先です

 

明日は月刊木村佳子を12時に更新します。ゆうちゅうぶでご視聴くださいね!