かれこれ1ヶ月くらい前の話でしょうか。
ある人のSNSのコメントで書かれていた
インテリジェンスは
自分の置かれた立場を知ること
私はこの言葉に
ハッとしまして。
それから何週間も
ずっと頭の中で考えてました。
自分の「現在地」を知るとは
どんなことだろう、と。
自分の足元を照らす光を
自分で見つけ
立ち位置を知っている人が
「本当に強い人」なのではないか、と。
人は誰しも
承認欲求があります。
(誰かから認められたい、という欲求ね)
それは別に悪いことじゃないし
何か動き出すときの原動力となることがある。
しかし
他所(自分以外の他人)からの賞賛は
大きくなればなるほど強烈な光を
スポットライトを浴びることになる。
そして、そのスポットライトを浴びたことがある人は
快感になってしまう人も少なくない。
(これが手放せないと「過去の栄光にすがる人」になるわね。)
そして、光には同じだけの影があると
私は考えている。
だから、有名になればなるほど
賞賛を浴びる立場になってしまう人ほど
強烈な光と影の中で
心のバランスを整えていかないといけないので
メンタルバランスを整えることに対する難しさを感じる。
強烈な光を浴びている人ほど
強烈な光を魅力的に感じてしまう人ほど
自分の足元に照らす小さな光の存在を
忘れてはいけないのに
自分が置かれている
状況と立場を把握している必要があるのに
他人の力を借りて得た成功を
あたかも「自分だけの成功」にしてしまったり
ささやかな失敗に必要以上に凹んだり
うまくいかなかったときに他人のせいにしてしまう
ということになってしまう。
「自他の境界線」を引くこと
これが、自分の「現在地」を知ることに必要なことだと思う。
では、具体的にどのようなことをすればいいのか
考えてみた。
まず、今の自分が置かれている状況は
自分ひとりで築いたものではないということを
明確に知ることだと思う。
「今の自分に出来ること」
「今、自分の環境にあるもの」を
ひたすら書き出してみてほしい。
そしてそれの中に
「自分ひとりで開始から完結まで出来ること」と
「他人や環境の助けがあってできていること」を
切り分けてほしいのだ。
例えば
私はネットでの検索から欲しい情報を探し出すのは得意だけど
車の運転は苦手だし(本当に必要な時しか運転しないでいられる環境に感謝ｗ)
今の家に住むことが出来るのも、夫が働いてくれているからだし
子供の何気ない一言で、ハッと気づかされることもあるし
学校が読み聞かせの許可をくれるから、読み聞かせが出来る。
片付けは苦手だけど、たまに手伝ってくれる人をお願いすることも出来るし
家族も私が疲弊していたら、お惣菜を買っていいと言ってくれる。
どこかの発電所で電気が作られているから
こうやってブログが書けるのだし
お店を開けてくれている人がいるから、欲しいものが買える。
「今の自分に出来ること」が成立するまでの
背景を知ること。
事実は一つだが、それに対するとらえ方や解釈は
何通りもある。
ネガティブな感情は悪者ではない。
ポジティブな感情がすべてではない。
どちらもあっていい。
自分の足元を見ずに
他人の賞賛ばかりに固執していると
(他人の賞賛は自分ではコントロールできないので)
自分の足元を見失い、気持ちのコントロールができなくなる。
家族ももちろん大切だが
まず、自分の立ち位置を明確にしてみよう。
そうすると、いかにたくさんの人や環境要因に
支えられて生きているのかということが分かり
なんとも言えないが「ありがたいなぁ」「助かるなぁ」ということもわかります。
自分は「今の自分のベストを無意識に選択している」こともわかります。
もし、その「ベストな選択」が不本意な場合は
そもそもの「自分の立ち位置」が正確にわかっていない可能性もあります。
そんなことを、今後、手帳講座の書き出しワークで
出来たらいいなぁなんていう妄想を抱き始めました♪