うちの年長児を見ると、本当に後先考えないで行動してるなーって思います。
でも、本当に「何も考えてないか」というと、案外そうでもなく
彼なりの理屈は通っている
のです。
将来とか何時間先のことを考えて…ではなく、まさに
「今」この瞬間に何がしたいか
それだけにフォーカスされていますw
彼のことをある程度知っていても「え?今、それをする???」って何度も思います
選択理論で「人は、目的のために行動する」ってあるけど、
息子の場合、その「目的」が、まさに今この瞬間という「ピンポイント」なのに、驚きを隠せませんでした
さすがに、見過ごせない事態もたまにはあるので
「今、1番最初にやらなければならないことは何だっけ?」
と、タスクの優先順位の見直しを促す言葉がけをすることはあります。
まあ、小学校に入ったら…いろいろあるでしょうね…
でも、正直、あと3ヶ月でどれだけ成長するか分からないし、親が想像した「起き得る問題」とは全く違った「問題」かもしれないし、ひょっとしたら、「問題」は起こらないかもしれない。
なので、今の時点で
問題が起こらないように
って、親や周囲の大人が心配してあれこれ手出ししようとする(時には実際に手出しをする)のは、
あくまで「先回り」であって、その心配事が起きる可能性はどれだけあるのだろうか?
「実際に起きるとは限らない」
親が(想像で)作り出した(とも言える)「問題」や「出来事」のために、残された幼児期である「今」を支配されるのもなー
って、最近は考えています。
どうせ「先取り」するなら、子どもに
「心配だービーム」「アナタのためを思ってビーム」を発して子どもに不信感を植えつけるよりも
何か起こったらすぐに対応できる体制作りとか
(今から「先取り」で対策はしないけど、何か起こったら迅速に動けるように仕事の量を調整するとか)
子どもの居場所作り、何かあったら話を聞けるようにしておくとか
どうせなら、そっちに力を入れたいです(何も起こっていなければ静観すればいいのだしw)
しかし…まあ、親を始めとした大人ってものは
将来を案じるあまり、今を置き去りにしてますよね…
いつもいつも将来を案じていて、いったい、いつ、今を生きるのでしょう?
って思っちゃいましたw
朝起きたら、時間に間に合うようにご飯やお弁当の準備をして
子供やオットが園や会社に出かけている間に、洗濯掃除などの家事、晩御飯の支度に(私の場合はお仕事も)…
夕方になったら、子供が寝る時間から逆算してご飯、お風呂…
子供が寝て、ようやく自分の時間ができると思ったら、自分も体力の限界で…
自分の時間を持ちたい、というママの願望は「大人も『今』を生きる時間が必要なんだ」ということなのかもしれませんね…
ところで、私は年末年始に
という、インパクトがあるタイトルの本を読みました。
「しつけ」に何を定義するかによって、読み手の捉え方が変わるし、
読み手の信条によっては、理解し得ない本かもしれません。
今の私には、うなづくことがたくさんの本でした(うん!引き寄せてる。笑)
過干渉や過度の「先回り」で子どもの可能性を潰している
ことを筆者は警鐘しているのです。
前半は事例の紹介で、後半は
親の過干渉や過度の「先回り」で辛かった子ども時代をすごした
お母さんへ向けてのメッセージです。
なので、ACの傾向がある人が向いているかもしれません。
子育てで悩んでいるお母さんの中には、読んでみるといいかもしれないタイプの人もいるのかなーと思って、紹介してみました