「今」を生きる子ども、「今」を生きられない大人 | 手帳を使って人生をデザインする★番場よしこ【東京・八王子】

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うちの年長児を見ると、本当に後先考えないで行動してるなーって思います。

でも、本当に「何も考えてないか」というと、案外そうでもなく

彼なりの理屈は通っている爆笑

のです。

将来とか何時間先のことを考えて…ではなく、まさに


「今」この瞬間に何がしたいかおねがい


それだけにフォーカスされていますw

彼のことをある程度知っていても「え?今、それをする???」って何度も思います

選択理論で「人は、目的のために行動する」ってあるけど、

息子の場合、その「目的」が、まさに今この瞬間という「ピンポイント」なのに、驚きを隠せませんでしたびっくり


さすがに、見過ごせない事態もたまにはあるので

「今、1番最初にやらなければならないことは何だっけ?」

と、タスクの優先順位の見直しを促す言葉がけをすることはあります。


まあ、小学校に入ったら…いろいろあるでしょうね…

でも、正直、あと3ヶ月でどれだけ成長するか分からないし、親が想像した「起き得る問題」とは全く違った「問題」かもしれないし、ひょっとしたら、「問題」は起こらないかもしれない。


なので、今の時点で


問題が起こらないようにおーっ!


って、親や周囲の大人が心配してあれこれ手出ししようとする(時には実際に手出しをする)のは、

あくまで「先回り」であって、その心配事が起きる可能性はどれだけあるのだろうか?


「実際に起きるとは限らない」

親が(想像で)作り出した(とも言える)「問題」や「出来事」のために、残された幼児期である「今」を支配されるのもなー

って、最近は考えています。

どうせ「先取り」するなら、子どもに


「心配だービーム」「アナタのためを思ってビーム」を発して子どもに不信感を植えつけるよりも


何か起こったらすぐに対応できる体制作りとか

(今から「先取り」で対策はしないけど、何か起こったら迅速に動けるように仕事の量を調整するとか)

子どもの居場所作り、何かあったら話を聞けるようにしておくとか

どうせなら、そっちに力を入れたいです(何も起こっていなければ静観すればいいのだしw)

しかし…まあ、親を始めとした大人ってものは

将来を案じるあまり、今を置き去りにしてますよね…

いつもいつも将来を案じていて、いったい、いつ、今を生きるのでしょう?

って思っちゃいましたw


朝起きたら、時間に間に合うようにご飯やお弁当の準備をして

子供やオットが園や会社に出かけている間に、洗濯掃除などの家事、晩御飯の支度に(私の場合はお仕事も)…

夕方になったら、子供が寝る時間から逆算してご飯、お風呂…ぼけー


子供が寝て、ようやく自分の時間ができると思ったら、自分も体力の限界で…zzzぐぅぐぅぐぅぐぅ


自分の時間を持ちたい、というママの願望は「大人も『今』を生きる時間が必要なんだ」ということなのかもしれませんね…


ところで、私は年末年始に

お母さんはしつけをしないで

{2AC0224E-3D63-4B0C-848E-13F3A9131B6C:01}

という、インパクトがあるタイトルの本を読みました。

「しつけ」に何を定義するかによって、読み手の捉え方が変わるし、

読み手の信条によっては、理解し得ない本かもしれません。

今の私には、うなづくことがたくさんの本でした(うん!引き寄せてる。笑)


過干渉や過度の「先回り」で子どもの可能性を潰している


ことを筆者は警鐘しているのです。

前半は事例の紹介で、後半は


親の過干渉や過度の「先回り」で辛かった子ども時代をすごした


お母さんへ向けてのメッセージです。

なので、ACの傾向がある人が向いているかもしれません。

子育てで悩んでいるお母さんの中には、読んでみるといいかもしれないタイプの人もいるのかなーと思って、紹介してみましたニヤリ