「聞く」「分かる」「行動する」は、どうやら別次元…らしい ~息子が教えてくれたこと①~ | 手帳を使って人生をデザインする★番場よしこ【東京・八王子】

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よく、親子や夫婦などで言い争いになるとき


「さっき言ったでしょ、どうしてやってないの?」


っていうの、ありません?


これって


「言う」=「(相手が)やる」


っていう構造が前提になっているから起きる


壮大な思い込み


だと、私は思っています♪


まあ、世の中、「壮大な思い込み」は掃いて捨てるほど存在していると思うのですが。

(ホント、このブログに「思い込み」ってカテゴリ作って書き連ねたいくらいだよwww)


まあ、それは置いといて(爆)


そうそう。

そんな私も、ちょっと前まではそう思っていました。

だから、自分が言ったことを相手がしてくれなかったときに


「何でやってくれないの?さっき言ったのに」


って何の疑問も持たずに思っていたのです…


なぜ、それが「壮大な思い込み」だと思えるようになったのか。


それは、息子君の存在でした。


うちの息子の大きな特徴は


「言葉の意味を自分で理解しないと動けない」


というのがあることに気付きました💦💦💦


その言葉のもつ意味をきちんと理解できないと、頭の中をスルーして抜けていく(選択理論的に言うと「知識フィルターを通らない状態」です)のですね😅


だから、彼に「聞いてる?」って聞いて、「聞いてるよ」って答えが返ってきても

それは確かに聞こえてはいるんだけど


理解できているとは限らない


ということに、彼が小さかった頃に気付いてあげていませんでした😭


だから、何で「聞こえてる」って言っているのに行動に移せないのか、ホントに分からなくてずいぶん悩みました。


最近、やらかしてくれたことがあって(笑)


うちの息子、来年小学生です。

来年小学生ってことは、おそらくどこの自治体でも「就学前検診」ってのを受けると思います。


内容は、もしかしたら自治体によって違うと思うのですが、うちの自治体は子どもと先生が1:1で受ける「面談」ってのがあります。


他の身体検査が終わって、面談の子ども控えの列に行ったのを確認して、私は父母の控え室に戻って、しばらくして息子は戻ってきたので、てっきり面談を受けたと思っていたら…


数日後に小学校から電話があって「面談をうけていない」と叫び


もう、それこそ、言葉の意味が分かりませんでした(笑)


後で息子に聞いたら


「めんだんって何?意味がわからない!」と…


ああ、「めんだん」が何をするか、意味が分からなくて不安になってバックれちゃったのね(苦笑)


「ああもう、いろいろ分かった。そういう時はね、困ったらママか先生に言ってくれないと、キミが困っているということがわからないとサポートが出来ないから」と言ったら…


「こまるってなに?いみがわからない」


ああ、そうか、そこからか…w


そこで私は初めて理解しました(←遅い?w


「聞いた」→聞こえたということ、理解しているかは別

「分かった」→理解はしたということ、行動に移すかどうかは別

「行動する」→聞いて、理解して初めて起こりうる行為であること


ああ、そうなのねガーン

お母ちゃん、もうちょっと早く分かって工夫できていたら、キミの「意味が分からずフリーズ」を減らせたね…


それからは、息子に


「分からないと思ったら、とにかく周りの大人に言う」


という行動の練習につきあいました…w


私の出来るサポートは


「私の言いたいことを、どうやったら相手の知識や価値観のレベルによって調節して、相手が理解できて話が伝わるようなお手伝いをする」

ということ。

あとは

分からないことや困ったことを臆さず言える関係になること

を心がけました❤️

やはり、関係性はいいに越したことはないですからね(笑)

ホント、どうやったら伝わるんだ?って創意工夫、試行錯誤のオンパレードでしたwww


伝わったことが分かったら、あとは見守るだけです(行動するかどうかを決めるのは相手なので)。


いやー、ホントに。

この件に関しては、息子に教わったという感じです。


この件に気付かせてくれた息子には、本当に感謝してます。。。