能登半島地震の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。また救援物資を搬送しようとした海保機の5名の乗員の方のご冥福をお祈りいたします。
謹賀新年!今年も引き続きよろしくお願いいたします昨年分のジョギング日記はまだまだネタが尽きないので、完成まで編集頑張ります
仕上がった頃には次のシーズンが始まりそうだ
さて甲州街道ジョギングは、釜無川を渡って韮崎市清哲町に入りますこの桐沢川を遡るとゴア沢からドンドコ沢で鳳凰三山登山口
この登山ルートのジョギングはちょっと無理な感じだ
「清哲町」の由来は、水上・青木・折居・樋口の四つの村が合併して、水上の「水=氵」と青木の「青」から「清」を合成、折居の「折」と樋口の「口」から「哲」を合成したって、スゴイ
坂を登る途中、庭仕事してる奥様に「旧甲州道中を歩いてますが、えらく高台まで上がるんですね
」と声をかけると「ホントの街道は一本下みたいです、その先に石灯籠もあるし」
これは良いこと聞いた
進んでみると確かに正しいそう
芭蕉翁もこの道通ったに違いない
七里岩ラインが見えたこちらの標高が429mに対して、あの上は524mって標高差約100m
気が付けばエライ差をつけられてた
青坂を登った後も、コツコツと坂を上がり、あの高みまで到達したんだね
今からでも遅くない
コツコツと坂を上がれば、きっと高みに到達できる
円井の逆断層は、強い東西方向の横圧力で西の南アルプスが隆起し東の甲府盆地が沈降し
2万年前の砂礫層の上に、1500万年前の石英閃緑岩の破砕層が押し被さって出来た断層だ
今回の能登半島地震も長さ150キロに及ぶ逆断層が震源の可能性が高い
日本列島は活断層だらけで絶対に安全な場所は無い
今回のNHK山内泉アナ
の「今すぐ逃げること!」の絶叫モードみたく
日頃から地震が起きたら、こうして命を守るべしという訓練を続けること!
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徳島堰は、江戸深川の商人徳嶋兵左衛門が私財を投じ、荒地の新田開発を目的に1665年に工事開始
2年後、部分開通するも、兵左衛門は突然手を引き、後の工事は甲府藩に引き継がれ、全長17キロの水路が1670年開通
「月夜でも焼ける」干ばつ地帯
を毎秒8㎥の水で潤した功績を称えて「徳島堰」と命名され、現在も釜無川右岸地域46㎢の農業や生活を支えています
旧甲州街道は、この徳島堰に沿い進んで行き、釜無川からの取水口の近くまで導いてくれますこの辺は兵左衛門さんの工事区間
起業家精神に溢れる商人で
新田畑からの水使用料徴収と年貢の割り戻しで経営しようとしたが、工事完成が近づいた時に、甲府藩より契約を破棄され
甲州より退去を命ぜられた
それで突然いなくなったんだ
この手口、現在もあるあるだね
本日のゴール北杜市に突入平成の大合併で北巨摩郡の8町村が合併し山梨県で最大面積の行政区域となる
武川町農産物直売センターでは、南アルプスの水で育った武川米、郷納豆、ナガイモが大好評
この辺で足が痛くなってきて
バンテリン擦り込みながら、騙し騙し進みます
甲州街道の基幹道は、川沿いを通る「かわぢ(河路)みち」なんだけど川が氾濫
した時のために、七里岩の上を通るバックアップの「はらぢ(原路)みち」が整備され
この場所が両者を結ぶジャンクション
この古道、なかなか気合い入れて整備されてそうだ
行ってみよう
尾白川沿いの1キロの道は昔の雰囲気を留めて、なかなか良かったです丘の上の無銘の巨塔も1974-5年のNHK特集「未来への遺産」の『誰が、何のために
』みたいな感じで面白かった
ところで、この古道は川沿いなので、石碑の「はらぢみち」じゃなく「かわぢみち」なのでは
台ケ原宿にやって来ると、創業1750年の山梨銘醸「七賢」隣には直営レストランの「臺眠」(ダイミン)開店
地元食材を利用した旬の献立を用意し日本酒と食の新たな組合せを提案
日本酒は無理なので、向かいの金精軒でどら焼き2つ買って、前のベンチに座って頂きました
白州地区に入ると、懐古の蔵「橋場」は蔵を改装した小さな図書館なかなかいい雰囲気だ
これは移住にいいかも
歩いてきた中学生に「この辺り、冬は雪とか結構降りますか?」と尋ねると
「そうですね、比較的少ないと思います」賢そうな返答
民度の高い地区の雰囲気だ
白須の街並みが終わると、田んぼのわら焼き中稲わらを処分する手っ取り早い方法で、稲刈り後の風物詩で、煙の匂いもノスタルジックで好きだけど、空が霞むほどやると苦情が出そうだ
焼いた灰が肥料になると思ってたら、そうでもなくて焼くと、収量が落ちるので
稲刈り直後に機械入れて鋤き込むのがベスト
野焼きは、何故か分からないけど、見るの好きだけどねぇ
白州総合運動場では名水まつり園児マーチング、児童・おばさんの演舞
吹奏楽に神楽だ
このちょうど西にサントリー白州蒸留所
南アルプス天然水白州工場
ウイスキー博物館
「水と生きる SUNTORY」ってすごいメッセージだ
「天然水の森」活動
を全国22か所で展開し、120㎢の森林を創設し、国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水の涵養を達成
ゴールが近づいてきた甲州街道から離れて、1995年開通のインター白州ラインに入り、小淵沢駅に向けて進み
鳳来橋で名水が流れる釜無川を渡ります
甲府駅をスタートして36キロ
足がメチャクチャ痛いんだけど
あと4キロなら何とかたどり着けそう
と思って前を見ると…
何じゃこりゃ 鳳来橋の標高が655mで小淵沢駅が886mって、この期に及んで230m登るの
でもこれを登らないと中央線の駅にはたどり着けない
いわゆる夏休み最後の日の8/31にため込んだ宿題を一気にやらないといけない気分
共通一次で疲れ切って二次の準備が整わぬまま試験に臨む絶望感
甲府駅が273mなので、380mは登っててサボってたわけじゃないんだけど
のの字な道をグルッと回って来ると、すずらん大橋しかしこのループ状のルート、設計で考えるの、楽しかっただろうな
三橋美智也の「トンビがクルリと輪を書いた」
なんぞを鼻歌で歌いながら
図面を描いてたに違いない、と愚考&失笑をして、何とか足の痛みを忘れます
すずらん大橋上で20mアップくらいかなこういう感じで自分がここまで来ましたと達成感を味わえると、少しは気分が楽になる
これで一旦、南アルプスの峰々とお別れ
自然の美しい風景をありがとう、また次回お会いしましょうと挨拶して、振り返り再び坂道を上り続けます
小淵「沢」って言うくらいなので、どこかで下りに転じるに違いないと考えて進むんだけど、なかなかピークにたどり着かない
この坂も、第一印象「やっと下りだ」と思って進んでくと、Apple Watchの標高表示はまだ上り
結局、小淵沢駅までずっと上り
下ることはなかった…
通り雨に降られて半泣きで進んで行くと、ようやく小淵沢の集落甲信国境の甲府盆地と諏訪盆地の中間に位置し、古来よりの交通の要衝で、現在も中央線
中央道
が走り、特急も停車し首都圏からのアクセスも良好
大河『武田信玄』の騎馬シーンの撮影が行われるなど「乗馬の町」
として知られ、観光地としての地位を上げ、リタイアした人の移住も見られ始めてる
何とか小淵沢駅に着いた全長40km、高低差613mの過酷なジョギングでした
2018年竣工の真新しい駅舎は「自然資産との共生」をコンセプトに、八ヶ岳山麓を駆ける馬をイメージ
外観を特徴づけるアルミパネルと逆台形のガラスファサードは、山々から流れる沢がモチーフ
待合所でストレッチとマッサージして
バンテリン塗りまくり
足の痛みがようやく和らぐ
18:08発のあずさ50号で帰京新宿までちょうど2時間
長野から新幹線で1時間半を切るので不満だが、中央新幹線開通で、山梨県駅までバス30分、品川まで25分で計55分
で大逆転だ
などと、鰈の西京漬け弁当食べつつ山梨県人になったかのやうに考えるきむきむなのであった
When in Koushu, do as the Koushs do!
さて、次は小淵沢から甲州街道ファイナルランだ