12月に入り、米国の会社の来年の計画を議論するため出張
ヒューストン経由だったけど、シアトルからサンフランシスコの天候が悪かったみたいで
普段より南寄りのLAの北を飛行






アメリカは Thanksgiving 過ぎればもうHoliday season
なんとか米国の会社の主要ポストが休暇に入って、いなくなっちゃう前に、来年の計画を耳揃えて出してもらうことが出来た
帰りはいつもよりやや北のアラスカ西部のWood-Tikchik State Park上空を通過ティクチクって、やはりエスキモー語も日本語と同じ言語系列で
オノマトペが多いのかも
この近くの Dillingham まで、アラスカ航空でホノルルーアンカレッジ経由で行くことが出来る
アラスカ航空がハワイアン航空を買収したおかげだ
問題はホノルルから極北に向かう気になれるか
さてさて甲州街道ジョギングは笹子隧道に到達し、地下トンネルに入ります夏井先生に添削お願いしたら「地下じゃないトンネルあったら持って来いってんだ
」で才能なしになりそう
このトンネルが全く灯り無しでスマホのライトで足元照らしゆっくり前進します
奥の細道ジョギング以来の暗闇隧道
これはこれで何か別の世界にワープしてそうでワクワク楽しい
トンネル抜けて坂道を下って行くと10月だけど、気の早い木が既に紅葉世界のどこでも紅葉する落葉樹はあるはずなんだけど、それをここまで愛でて、鑑賞する文化は日本だけなのかな
自然へのリスペクトは、日本人の心の奥底にあるあらゆる自然を神格化する原始宗教の影響か
旧道の峠道には、旅行業者企画の「甲州街道を歩く」に参加した多くの中高年の人たちがいて並んで下っていきます
後ろに付いて一緒に下りていくと車道に出たところで「すみませんでした、お先にどうぞ」
「いやいや、お互い頑張って走破しましょう」と言って先に進みます
クラブツーリズムの企画は一泊二日で新宿7:30出発笹子から峠を越えて駒飼宿でタクシー
乗って道の駅で昼食
戻って再び歩き、初日は、合計10キロ進んだところで甲府のホテルへ
合計16回で甲州街道を踏破
歴史に詳しいガイドさんと気の合う仲間と歩くのも楽しそうだ
芭蕉句碑「秣(まぐさ:馬草)負ふ 人を枝折(しおり:道標)の 夏野かな」「奥の細道」の那須野で詠んだ句
ただ本文で採用されたのは曽良の「かさねとは八重撫子の名なるべし」
ちょっとコンテクストと合わなかったのかな
この日記でも選ばれないけど良い写真がある
笛吹川支流の日川沿いの谷あいの街道を進んで行くと、猿の軍団
が道を一斉に渡り出す
ところが一番最後の子猿が渡るところに、私が走って来て、子猿くん、道の向こうに引き返す
フェンスの母さん猿が「モォッ
」て感じで睨みつけてくる
「ごめん」とテレパシー送る
甲州市勝沼町に入ると甲府盆地が見えてきたうぉ~ついにここまで来た
峠越えを終えて
人里が見えてきた時の嬉しさ
芭蕉翁も通った江戸時代のここにタイムトラベルしてみたい
盆地には田んぼと農家がポツポツあって、そこから囲炉裏の煙がたなびく景色を見てみたい
ぶどう狩りぶどう食べ放題の片田園
「片田舎」と見違えて、なかなかのネーミングと思ってたら
片田さん
のぶどう園だったのね
道理でググっても出て来なかったんだ
立ち寄ってぶどうでエナジーチャージしようかと思ったけど、時間的にかなりギリギリだったので断念
たわわに実ったブドウ見ながら走ってる内に、うーん、やっぱり食べようかな
と思い直したんだけど、その後の街道沿いのブドウ園
は営業終了
やむなく、残りの笹子餅を食べる
「たわわ」は「撓む(たわむ)」からのオノマトペ「たわたわ」が言いにくいので転じたんだ
山梨市に入ると、大戸屋グループ創業者三森久実生誕の地
グループ創業者の父三森栄一が1958年、池袋に「大戸屋食堂」を開店
「全品50円均一」というユニークな経営を行い、連日来客が千人越え、1983年、息子の久実が「和洋食の大戸屋」の店舗展開を目的に大戸屋設立
現在、国内312、海外114店舗を展開中
池袋東口店行ってみよ、もう50円均一じゃないか
日川橋で日川を渡って笛吹市に入ると、御坂山地の向こうに富士山御坂峠の天下茶屋でほうとうを食べて
「富士には月見草がよく似合う
」かどうか、確認したいんですよね
石和温泉駅から天下茶屋経由で河口湖駅まで37キロ
来年のジョギング候補リストに入れておこう
鵜飼橋から笛吹川を望みます急峻な地形を流れる「暴れ川」
1907(明治40)年の大水害で流れが7キロに渡り変化
もともと石和温泉街を流れてたのがいきなりこの地に流路変更
武田信玄の尽力で治水は万全と思ってたら、明治期に入り、山林の伐採による荒廃が進み、大規模な洪水が多発してたんだ
高度成長期の洪水多発も同じ原因だったのかもしれないですね
石和宿にやって来ると、あし湯「いさわ宿」
なかなかの人気スポットでした
足湯手前の「石踏みロード」は足ツボ刺激効果があるので、ぜひお試しを
もしここで「石踏み」してたら痛くて衝撃的だっただろうな
Say Shocked 石踏み(聖職の碑)
中学の映画鑑賞会で見た
石和温泉は高度成長期の1961年、駅南側で温泉を掘削したところ、突如として温泉が噴出
その後も続々と大量の温泉が湧き出て温泉街
が作られ、山梨県最大規模の温泉郷となった
三十数年前の社員旅行で、昇仙峡に行ってほうとう食べて
ここで泊まったのを思い出す
「華やぎの章 慶山」の前にお出迎えの従業員の皆さん
これはちょっと泊まってみたい
来年、御坂峠アタックの時に泊まることにしよう
昔、笛吹川が流れてた場所が、洪水で流路が変わり空き地になり
そこから温泉が湧き出て温泉郷になるって、英語では "There's good news and bad news." 日本「いいこともあれば悪いこともある」中国「人間万事塞翁が馬」って感じ
山梨学院大学は1962年に大学設立法・経営・健康栄養・国際リベラルアーツ・スポーツ科学の五学部があり
専任講師による警察・消防、国家・地方公務員上級コースの支援プログラムを設け、公務員志向が強い
箱根駅伝には1987年から連続出場し
3回の総合優勝
こういう地元の大学を盛り上げるのって、優秀な人材を地元に呼び寄せ、キープする意味で大事ですよね
うぉ~甲府に到着アーケード街のオリオン・スクエアがあって、左側には複合施設ココリ
現在、地元の岡島百貨店が、右側の本店を地上28階の複合施設へ建て替える5年間、間借り中
地方都市の再開発&活性化は高齢化・人口減少で、なかなか難しいけど、頑張ってほしいです
というわけで、甲府駅にゴ~ル大月駅~43キロ~石和温泉~8キロ~甲府駅で合計51キロ、山あり谷ありのとても楽しいジョギング旅でした
次は、甲府に前入りして甲府の街をぶらぶらジョギングして
ほうとうを食べよう
と考え、ほくそ笑むきむきむなのであった
しかし、甲府を出発した後、とてつもなくキツいジョギング旅が待っていることを彼はまだ知らない