木曽川の日本ライン下りは美濃太田乗船場から犬山橋下船場までの約13キロの川下りで、昭和時代に最盛期を迎えたが、平成に入り1993年に転覆事故が発生利用者数の減少に歯止めがかからず、2011年の天竜川下り転覆事故がとどめとなり、2013年から運休
この川下りは、ウルトラセブンの第44回「恐怖の超猿人」のロケで使われたんだゴリラに似た大男に警官2人が襲撃され、モンキーセンターの博士のもとをダンとアンヌが訪れる
ポインターが故障したためダンはアンヌに日本ライン下りで逃げるように(何故か)指示アンヌが乗り込むと、舟はまだ歩行者用の側道橋が無い太田橋の下を通って下流に進みます
しかし舟の漕ぎ手の一人はゴーロン星人の脳波交換装置で猿人間に変えられてしまったゴリー
アンヌは船頭さんに「舟を岸につけてください」とお願いして、岩場につけてもらい逃げます
この上空を他の隊員を乗せたウルトラホーク1号が飛んで、アンヌを助けにやって来ました
一方、ゴールデンライオンタマリンに化けてたゴーロン星人は正体を現し、セブンと対峙
目から光線を出してセブンを気絶させたり、力比べで勝ったりと善戦するも屈辱の猿踊りをさせられ、セブンのエメリウム光線で倒されます最後は「しかし安心はできません。いかにも人間らしい顔つきで、その実、脳みそは猿というとんでもない動物があなたの身近にもいないとは限りませんからネ」と皮肉たっぷりの浦野光さんのナレーションと猿の叫び声で締められます
てなことを思い返しながら、崖の道を上がると木曽川は川幅の狭い急流域から川幅が広い緩流域に変わります左側の雑木地帯まで水位が上がってる昨夜、けっこう降ったんだな
岩屋観音堂に家族の健康と旅の安全を祈ります後者の方は、かなえてもらえなかったことが、この後、判明します岩屋の垂直の壁は、チャート層で形成された各務原アルプスを木曽川の激流が垂直に削り取って出来たんだろうなこの丘陵地帯は金華山や岐阜市北部まで続きます
廃墟になっているのは、フィリピンパブ「パラダイス」2000年頃の閉業から20年でこんな感じになるんだパラダイスと言えば、フィービーケイツ1982年、映画「パラダイス」でデビューブルック・シールズ(懐かし)と人気を二分なんと40年前なんだ
中山道はこの先、トンネル内の通路に入って行きます雨天時は歩行不可のためここで引き返してください引き返せと言われてもねぇ、雨も止んだし、まあ行けるだろう
トンネル内は左側が水路になってて、右側に通路確かに増水した時には引き返さざるを得ないねぇちょっと水が溢れてそうだけど、何とか通れるだろうと考え、直進します
水路が倒木とそれに溜まった木枝で堰き止められて川がけっこう溢れててシューズが完全に水没してしまったよく見ると、左の壁面にはこういう状況を想定してチェーンが張ってあるこれは、シューズとソックス脱いで激流を渡り、足拭いて、乾かして先に進むんだった
この日の朝の美濃加茂の降水量は6時15.5mm、7時16mm2時間激しく降った雨水が勢いよく流れてたんだまあ雨の日に通る人は少ないだろうからニーズも高くないし、地上に迂回路を作ろうと思っても高山本線を渡らないといけないし、なかなか対策は難しいねぇただ、あの詰まってた倒木などは定期的に除去して欲しいですね
前回の十三峠に続いて、シューズの中が冠水してしまった今のシューズ、フィット感最高で気に入ってんだけど、次は通気性と水はけのよいものにしよう靴の中を再びジュプジュプさせながら峠を上がって行きます普通だったら、森林浴の気持ちよい山道なんだけどねぇ
休憩所の東屋がようやくあったけど、撮り損ねたのでストリートビューを掲載ベンチに座りシューズをひっくり返して水を出し、ソックスを予備に交換中登山系装備のお兄さんが通過
「水が溢れてたところ、大丈夫でした?」
「えっ、そんなところがあったんですか。」(尾根沿いに来たのか)
「国道(旧)とJRをくぐるところで水が溢れてたんですよ」
「それは通ってみたかったですねぇ」
(むっ、腹立たしいやつだ)「…」(ちょっと顔に出たかな)
何とか走れる状態にして前を見ると石畳道ちょっと湿ったところもあって、すべって転ばないように注意しながら前進します最初からけっこうトラブって、前途多難だと感じているきむきむなのであったその予感通り、この後、さらなる災難が待ち受けていたのであった