奥の細道ジョギング４１後編 南今庄～敦賀 ３３キロ ２０２０．９．２０

気比神宮は、実は昨年、南今庄駅にゴールした後、敦賀市津内のサフラン湯に入って、その後寄ったので２回目昨年は鳥居をくぐったところに養老ういろう屋さんの屋台があったんだけど、今日はない楽しみにしてたんだけど

昨年は時間が遅くて拝殿にお参り出来なかったんだよね今回初めて公式参拝敦賀は天然の良港で、北陸道諸国から畿内への入り口であるとともに、朝鮮半島や中国東北部からの玄関口にあたる要衝だったので、気比神宮は第14代仲哀天皇の頃から重要な役割を担い、「北陸道総鎮守」と称され朝廷から特に重視され、越前国の一宮として、福井県から新潟県まで諸所に多くの社領を有していた

外拝殿にお参りして、おみくじを引くと、

「中吉」思いもかけぬ嬉しい幸福があるでしょう！　個別にはどうかな

願望：憂い多く直ぐには叶い難いが神様のお助けあり　了解、よろしくお願いします

待人：来ても遅れます　明日待ち合わせだけど、気長に待ちます

恋愛：互いに敬愛の念を忘れずお祈りすれば成就する　いや、互いに祈ればそりゃ成就するでしょ

旅行：旅立ちよく　楽しみあり　やっぱり今回思い切って来てよかった

相場：止めなさい　災いあり　なんと！止めろと言われてもハァハァ

芭蕉翁は旧暦８月１４日（1689年9月27日）、敦賀に到着し、出雲屋に宿泊。その月のきれいな仲秋の名月の前夜、ここ「けいの明神」を夜参した。松の木の間から月の光が洩れ、神前の砂が霜のように白く輝いた。ここで一句；

　月清し　遊行のもてる　砂の上

宿屋の主人の語る、遊行上人の砂持伝説に基き、発想その昔、一遍上人の高弟の遊行上人がこの地の草を刈り、土石を運び、湿地に砂を入れて乾かし、参拝しやすくしたことから、代々の遊行上人が神前に海岸の白砂を運ぶ儀式「遊行の砂持」を行ったというのがその伝説で、それに因んで詠んだ句だ

初案は「なみだしくや　遊行のもてる　砂の露」　そして「月清し　遊行のもてる　砂の露」　そして上の句。夏井いつき先生の添削のように適格な直しだ

敦賀赤レンガ倉庫は、外国人技師の設計で1905年に石油貯蔵用の倉庫として建設され、途中、軍の備品倉庫や昆布貯蔵庫としても使用された福井県内でも有数のレンガ建築物2015年10月に、北棟が鉄道と港の『ジオラマ館』、南棟が『レストラン館』として生まれ変わり、敦賀の魅力を提供しています敦賀にはこういう町おこしのアイデアマンがいそうですね

気になるお菓子屋さん四季創菓ＨＡＹＡＳＨＩケーキ大福って本日の大福は完売したそうです

宇宙戦艦ヤマトのアナライザーは水戸黄門でいうと「うっかり八兵衛」的なキャラクターそう言えば、会社の１Ｆロビーに警備ロボットが試験的に導入されてるどうせならアナライザー型にすれば親近感が湧くんだけどちょっとセクハラ癖があるところまで完全コピーされると困るけどね

８号線を南に下って、敦賀の次の新疋田駅を目指します。翌日のために出来るだけ前進だ

京都まで９６キロ、大津まで８３キロついに近畿地方、神戸の実家から大津まで走っているので、実家と東京が自分の足でつながる日も近い

舞鶴若狭自動車道の敦賀衣掛大橋は高さ７０ｍ舞鶴若狭自動車道って２０１４年７月全線開通で兵庫県吉川ＪＣＴまでつながってるへぇースゲー便利になってるほとんど浦島太郎状態だ浦島伝説のある丹後地方を通ることもあり

市橋地区を進んでいると、おじさんが「兄ちゃん、顔赤いで」と声をかけてくれる。「今庄から歩いてきたので、水は飲んでるんですけどね」「どこまで行くの」「新ヒルタまでです」「･･そしたらもうちょっとやな」「奥の細道をずっと走っているんです」「へー珍しい人がおるもんやな」「それじゃさよなら」

笙の川を渡って疋田地区へ、ホントあとちょっとだ

最後のショートカットで確実に電車に間に合いそうだと思ったら、なかなかの坂坂の上には

疋壇城跡　越前の戦国大名朝倉氏の近江・越前国境守備を担った山城元亀元年（1570年）
織田信長による越前攻めで落城するも、翌日、浅井長政の裏切りで、信長撤退三年後の天正元年（1573年）、信長が二回めの越前攻略で、疋壇城は再び落城。その８日後、一乗谷にて朝倉氏滅亡。

ついに着いたあっ！新ヒキダだったんだそれでおじさん、一瞬ためらったんだ。ヒルは蛭だった

何とか日没の時間に間に合った敦賀市内のホテルは満室なので、米原に向かいます。そこで一泊して、明日はこの新ヒキダ駅から滋賀県を目指します

新快速播州赤穂行きなんと、これに乗り続ければ、京都～大阪を経て神戸に帰れるのか
とうとう明日は近畿地方、奥の細道ジョギングもフィナーレが近づいてきました