部屋は広くなり、掃除機とモップで磨き上げられた各部屋は次なる主を求めている。
面白いものだ、あれほどまでにしっかり掃除機をかけたと言うのに小さなホコリが気になる。
掃除機は何処だ!
あれれ、おかしいぞ!、
掃除機が自走して何処かに行ってしまったのか?
1人になった時、ドライバーで分解しコンプレッサーで隅々までビカビカ、これ以上は入らないとゴミで一杯で悲鳴をあげていたお腹もすっきりさせてあげたのに、悲しみで打ちひしがれそうだ。
何処ぞの誰かに誘惑されたのだろうか?
今日は奇しくも私の誕生日、
また、私のもとを可愛がってあげた同士が去って行った、
弟分は食い過ぎで死んでしまった。
満たされたお腹を楽にして貰えなかったことが原因らしい。
そう どこをどうしても微動だにしないのだ。
そして私は二基の同士を一度に失った。
さぁ、どうするか?