きよの漫画考察日記2425 名探偵コナン第25巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...



パンダ


エピソード69「よみがえる死の伝言(ダイイング・メッセージ)」から。

クレー射撃が趣味の奴らなんて今の日本にそうそういないでしょwまぁ初期費用が高そうなイメージがありますが、道具一式揃えるのに約20万円。そう考えると長い目で見るとゴルフよりかは経済的なのかもしれません。それよりもクレー射撃をとっつきにくいものにしているのは、射撃場の少なさでしょうな。全国に200箇所くらいあるので少なくはないのかもしれませんが、都会ほど少なくなるという射撃場の性質上、なかなか日本で流行りはしないよなぁ…


さて殺人事件に使用されたのは当然クレー射撃に使う散弾銃。

まぁ問題なのは散弾銃を預けてスケートしてるその余裕ですね。人を殺せる道具を持っている以上、終わったらさっさと家に帰って厳重に保管する、そういう姿勢が必要なんだろうな…


さらに散弾銃の保管に関して。

へー、そんな義務があるのか。やっぱ日本は銃規制が厳しいってイメージですわな、実際日本よりも基準が厳しい国ってのはシンガポールくらいなもんだそーです。まぁ銃規制があるのが当然だと日本人は考えているから、あまりその厳しさにまでは意識が回らないな…


さて被害者はダイニングメッセージを残していましたが…

ピンときませんね。とゆーのも人間は脳みそ撃ち抜かれたらそりゃ即死だと思うんですよ、でも心臓撃ち抜かれて即死というのは感覚的には違う気がする。もちろん死ぬことは死ぬだろうけど、即死まではいかないような気もするんですよね…


さて銃声をカモフラージュするために使われたトリックはこれ。


トイレの中で五円玉を吹くことにより銃声を花火の音と誤認させるというこのアリバイトリック、考えついた犯人に会ってみたいもんです。一体どこのバカがトイレから聞こえるこの音を聞いて花火が上がったと信じるというのかw


そして決定的証拠は被害者のダイイングメッセージ「KIX」。


神戸市民の私からすると伊丹と言われれば当然空港が思いつくところですが、「小松」「三沢」「佐野」との共通点と言われるとなかなか難しいですね。

それにしてもスリーレターコードというのは初めて知りましたね。そもそも関西国際空港なら「KIA」じゃんかと思いましたが、KIAは既に使われてしまっていたためにKIXにしたそうです。こーゆー航空業界の専門用語を知っているとちょっと知ったかぶりできそーですな。


さらに決定的な証拠が。

スカート靴の刃の跡、これを描きたいがためだけに事件の現場がアイススケート場だったんですな…


さてさて。今回の動機は?



上手くまとまったように描いていますが…そもそも女にフラれた挙句勘違いして自殺したメンタル豆腐の成田くんには全く同情できない。そんな成田くんの敵討ちという名目の下、勘違いで逆恨みされて殺された被害者はたまったもんじゃない。結局色恋が絡んだ女のひがみはめんどくさいということですな…



次はエピソード70「鳥取クモ屋敷の怪」つーわけで舞台はここへ。

作者の青山剛昌の出身が鳥取県なので、舞台として抜擢されたんでしょうな。ちなみに鳥取県は水木しげるという大漫画家も輩出しています。なのでこんなことやってみましょう「漫画家の出身地別代表作品」一覧!


北海道「うしおととら」「銀魂」「鋼の錬金術師」「グラップラー刃牙」「ルパン三世」「コブラ」「銀魂」「GTO」北海道は優秀。藤田和日郎、荒川弘、板垣恵介、そしてモンキーパンチかよ…

青森「シャーマンキング」「封神演義」

岩手「呪術廻戦」「ハイキュー」「伝染るんです」

秋田「釣りキチ三平」「銀牙」

宮城「ジョジョの奇妙な冒険」「サイボーグ009」「AKIRA」荒木飛呂彦に石ノ森章太郎、さすが宮城。

山形「HUNTER×HUNTER」山形は冨樫義博一択だわな。

福島「クローズ」「七つの大罪」

茨城「あひるの空」

栃木「浮浪雲」

群馬「タッチ」あだち充…群馬にはもったいないなw

埼玉「クレヨンしんちゃん」「暗殺教室」「行け!稲中卓球部」「のだめカンタービレ」クレヨンしんちゃんの作者の臼井儀人は正確には静岡生まれ春日部育ち。

千葉「カメレオン」「ベルセルク」「サラリーマン金太郎」「今日から俺は!」カメレオンは確かに千葉が舞台だったもんな…

東京「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「風の谷のナウシカ」「はじめの一歩」「キャプテン翼」「聖闘士星矢」「魁!男塾」「北斗の拳」「YAWARA」「コボちゃん」「寄生獣」「3×3アイズ」「BASTARD」「遊戯王」「るろうに剣心」秋本治、宮崎駿、森川ジョージ、高橋陽一、車田正美、宮下あきら、原哲夫、浦沢直樹…ま、人口が多いからということにしておこう。

神奈川「アカギ」「闇金ウシジマくん」「さよなら絶望先生」神奈川はガンダムの総監督富野由悠季の出身地。

山梨「美少女戦士セーラームーン」「エースをねらえ」「ど根性ガエル」

新潟「ドカベン」「うる星やつら」「天才バカボン」「頭文字D」「パタリロ」水島新司と高橋留美子は強烈。赤塚不二夫は満州生まれですが、14〜18歳を過ごした新潟に入れさせてもらいました。

長野「フェアリーテイル」

静岡「ちびまる子ちゃん」「シュート!」「聖⭐︎お兄さん」静岡はやはりさくらももこ。キャプテン翼の作者である高橋陽一が東京出身なのが意外。

愛知「DRAGON BALL」「東京大学物語」「魔法先生ネギま!」「僕のヒーローアカデミア」愛知はもちろん鳥山明。ご冥福を願います。

富山「ドラえもん」「忍者ハットリくん」「美味しんぼ」「きまぐれオレンジロード」富山と言えば藤子不二雄。オバQもパーマンも怪物くんもプロゴルファー猿もキテレツも皆富山出身。

石川「デビルマン」永井豪は石川なのか…

福井「ウイングマン」

岐阜「孔雀王」「金色のガッシュベル」

三重

滋賀「ろくでなしBLUES」

和歌山「ゴルゴ13」さいとうたかをは自分が和歌山生まれだという事実を40過ぎまで知らなかったそうな。

京都「ナニワ金融道」「ハクション大魔王」「宇宙兄弟」

奈良「漂流教室」「少年アシベ」

大阪「鉄腕アトム」「キン肉マン」「ガラスの仮面」「ベルサイユのばら」漫画の神様手塚治虫は大阪生まれだけど、育ちは我が兵庫県だという事実は付け加えておきましょう。ゆでたまごも忘れずに。

兵庫「三国志」「NANA」「攻殻機動隊」我が兵庫県はやはり横山光輝かな。鉄人28号も魔法使いサリーちゃんもバビル2世も我が兵庫県が生んだとしておこう。

岡山「ナルト」

広島「BLEACH」「修羅の門」「沈黙の艦隊」「MAJOR」

鳥取「名探偵コナン」「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげると青山剛昌の2TOPは破壊力やっぱあるな。

島根「がんばれキッカーズ」

山口「島耕作」

香川「ダイヤのA」

徳島「がきデカ」

愛媛

高知「アンパンマン」「ジャングルの王者ターちゃん」「ツルモク独身寮」「ニセコイ」四国は漫画家排出率が低い中、レジェンド級はやなせたかしくらい。

福岡「銀河鉄道999」「シティーハンター」「鬼滅の刃」「東京喰種」「GANTZ」「ちはやふる」「ビーバップハイスクール」「おぼっちゃくん」さすが福岡、松本零士を筆頭に強力ラインナップ。

大分「進撃の巨人」

佐賀「サザエさん」「キングダム」長谷川町子は強いわな…

長崎「弱虫ペダル」

熊本「ONE PIECE」熊本は尾田栄一郎だけで充分

宮崎「エアギア」

鹿児島「SLAM DUNK」鹿児島も井上雄彦だけで充分。

沖縄「トリコ」


やはり自分の出身県にレジェンド漫画家が1人でもいると嬉しいもんですな…



さてさて。脱線してしまいましたが西日本となれば服部が登場。

CB400Fourですな。漫画にバイクが登場すると車種が気になってしまうのはバイク乗りの宿命です。


さて山奥の屋敷へ到着。

お経を聞いて宗派が気になるのも日本人の宿命です。「南無妙法蓮華経」は日蓮宗ですな。「南無阿弥陀仏」であれば浄土宗・浄土真宗・天台宗。私の家は真言宗なので「南無大師遍照金剛」です。レアなところだと臨済宗・曹洞宗では「南無釈迦牟尼仏」になります。日本人ならこのくらいの区別はつけておかないとな…


そんなこんなで事件発生。

「がいに」という言葉は東日本では伝わらないかもしれませんな。いわゆる「とても(very)」という表現なんですが、これがまぁ日本各地で色々とあるものです。北海道なら「なまら」だし沖縄なら「でーじ」。神戸出身の私は「ばり」「めっちゃ」「えらい」辺りを使いますが、香川では確かに「がいに」を使ってましたね。でも今の若者は何でもかんでも「マジ」で完結させちゃうからな、ちょっと寂しくは感じますね…


さて今回の時間に用いられたトリックはこんな感じ。

まぁ密室殺人のトリックとしては悪くないと思いますが…今回の事件を見ている限り、特に密室にする必要性が感じられない。トリックの痕跡を消すために蜘蛛御前の伝説に見立たのはまだ良いとして、そこまで準備して結局何がしたかったの?と思ってしまいます。密室殺人にしたことによって犯人が何一つ利益を得ていないんだよなぁ…


さて今回の事件の発端となった娘と母親の連続自殺、それには重大な秘密がありました。


兄嫁との間に子供を作る…今となってはかなり背徳的な行為ですが、昔はこういうのもあったんでしょうな。まぁ逆に体外受精という方法が生まれたことによって、こういった要望も満たせるようになったことは人間社会にとって良いことなのやらどーなのやら…


さて今回の殺人の動機は自殺した恋人の復讐ではあったんですが…問題なのはその恋人が自殺した理由です。


ローマ字で会話してた交際相手が「shine」を「死ね」と勘違いしてショックで自殺したということだったそうです。

アホか〜い(笑)



ラストはエピソード71「命がけの復活 洞窟の探偵団/負傷した名探偵」。阿笠博士宅に風呂を借りに来た蘭。

実際身体洗う時に髪や顔に泡が付いてる女の子なんていなさそうですけどね…


そして一行はお約束のキャンプへ。

これはハイロウズの「胸がドキドキ」ですな。まぁハイロウズは別として、名探偵コナンの主題歌はB’z、倉木麻衣、ZARD、小松未歩etc、ビーイング系列のアーティストに独占されていますわな。まぁスポンサーなんだろうからこれもいいんだけど、ドラゴンボールGTやスラムダンクにまでこの手法をやられると昭和アニメソングの良さを知っている我々からすると興醒め感はありますよね。あんまり露骨にやりすぎるのも良くないということですよ。


さて洞窟内で強盗犯に追われるコナンはメッセージを残していました。

これで110って読み取れるの、やり過ぎじゃないですかねw


さてここでコウモリに襲われる一同。

コウモリというのも興味深い生物です。哺乳類のくせに羽がある、この特殊性が同じ哺乳類である人間から嫌われる理由かもしれませんよね。とは言いつつ日常生活で出会わない人は全く出会わないレア生物である事も事実。やっぱ哺乳類の中でも相当特殊で、だからこそ興味をそそられはしますよね…


さて負傷したコナンくんに変わり光彦が暗号を解読。

干支を全て言える小学1年生の光彦恐るべし。年賀状文化が廃れつつある今の日本じゃ大人でも干支言えない奴たくさんいるからな…


そして正解に辿り着く光彦。

コナンと灰原のせいで目立ちませんが、光彦って小学1年生だとするなら知識の幅が広過ぎる超絶天才児ですよね…