きよの漫画考察日記2424 名探偵コナン第24巻 | きよの漫画考察日記

きよの漫画考察日記

我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...



メロンパン


「本庁の刑事恋物語2」の続きから。

鷹山大下は説明不要の危ない刑事のタカとユージ、青島恩田も説明不要の踊る大捜査線。そして沙粧は沙粧妙子ですな。1995年の作品ですからね、沙粧妙子は分からない人も多そうだ…

ちなみに有名な刑事といえばこの5人だけでないことは言うに及ばず。ではこれらの刑事と作品名を結びつけてみましょう。

①杉下右京

②古畑任三郎

③安浦吉之助

④麻宮サキ

⑤榊マリコ

⑥高見兵吾

⑦大門圭介

⑧藤堂俊介

⑨鳥居勘三郎

⑩雪平夏見

正解はこちら。

①相棒

②古畑任三郎

③はぐれ刑事純情派

④スケバン刑事

⑤科捜研の女

⑥はみだし刑事情熱系

⑦西部警察

⑧太陽にほえろ!

⑨おみやさん

⑩アンフェア

他にも十津川省三、おかしな刑事の鴨志田新一、特捜最前線の神代恭介等もテレビドラマ史上に残る名刑事ですね…


さて。犯行を第三者に押し付けたそのトリックは…

スケープゴートを酔わせて、自分の家に帰宅したと錯覚させる単純なトリックではありました。まぁトリック自体は悪くない、何が悪くないかというと「変な証拠が残らない」という点ですね。まぁ今回の犯人は変な証拠を残してしまったわけですが、酔っ払いを利用するのはあんがい上手い手段なのかもしれないな…


さて今回の事件の動機は…

「女からしつこく結婚を迫られるということは男にとって殺害動機になる」という事を世の女性達は知った方が良いのかもしれませんね。女性は結婚を求めているのかもしれないけど、男性はそんなもの求めちゃいないというのが真理なんですよ…


そんなこんなで佐藤刑事が閉じ込められた美術館の爆破解体まで残り10秒。


走行中のパトカーの屋根に登ってしまうコナンくんもコナンくんですが、そこからパトランプを蹴り飛ばすのがとんでもないですね。仮にパトカー自体が80㎞/hで走っていたとして、その前方にパトランプを80㎞/hの速度で蹴り出そうとすると160㎞/hの初速が必要になります。空気抵抗を無視してこれですからね…



お次はエピソード67「暗闇の中の視覚」病院に呼び出された小五郎から。

週1日の休肝日くらいは難しくないでしょ。タバコを1日吸わないのと比較すると酒を我慢する方が圧倒的に簡単です。そう考えるとアルコールの依存度ってのはそこまで高くはないのかもな…


さてこの話ではこの人物が初登場。

新出智明!

イケメン医師という、実際に存在したら絶対に性格悪そうな奴ですなwまぁこの新出先生が後々には大きな役割を果たすことになるんですが、ここでは新出先生のメガネの鼻当ての部分のフレームが2本だという事を覚えておきましょう。

ちなみに新出先生の声は堀秀行。ウォーズマンでありフェニックス一輝であり剣桃太郎でありギニュー隊長でありバーソロミューくまです。この辺りはもう説明不要ですね…


そんな新出先生の父親が浴室で死亡。

感電死という珍しいパターンが来ましたね。まぁ風呂で電気を使うなってのは昔からよく言われていた事なんですが…最近はまた別の問題が発生しています。それは浴室でのスマホですね。充電しながら浴室にスマホを持ち込んだことにより感電するという事例が増えてきているそうですよ。リスクというものを親が教えていないんだろうかなぁ…


さて事件発生時の家族達のアリバイ確認。

見取り図が必要になるような豪邸って、正直立ち入ったことほぼないですね。子供の頃に入った山口組の本家くらいなもんですw


さて被害者が死亡した時間帯に電話をしていたというアリバイを主張する奥さんに対し…

このトリックのダメなところは、携帯電話の通話履歴という決定的な証拠が残ってしまうところですな。その場しのぎとしてはいいんですけどね…


そしてこの手の犯罪は、偶発的トラブルが起こる事が多いのです。

この犯人がそこまで憎めないのは、誰かに犯行をなすりつけようとしていないだけでなく、関係者のアリバイすら確保しようとしている点です。殺人者ではあるものの、良心はまだまだ残っているんですよね…


さてとんでもなく細かいところを見逃していなかったコナンくん。

まぁ確かに通話中に受話器持ち替える事なんてほぼないわな。それだけじゃなく、基本的にどっちの耳で電話するかってだいたい決まってますよね。俺は絶対に左耳だもんな…


さて夫殺しの動機はいかに?

これはちょっとおかしくないかね?旦那が色情魔ってのはまだ良いとして、親友であり前妻であった女性が事故死したのは別に旦那のせいじゃない。飲酒運転で事故死したのを「旦那が酒に溺れさせたから」なんてのは筋が通らない。飲酒運転は単純に飲酒運転をした奴の責任です。しかもその色情魔に惚れて結婚までしておいて何言ってんの。


そんなこんなで事件解決後、新出先生のセーターを借りて編み物に挑む蘭。

アラン模様やかのこ編み、さっぱ分かりませんな。俺は世の中にある色々な分野の物事に関して広く知識を得たいと考えていますが、この「編み物」という分野に関しては全く知識が無い分野の一つですな…



次はエピソード68「黒の組織との再会」

MOディスク、正直一度も使ったことありませんな。だけでなくフロッピーディスクというものも使った事がない。1980年代〜90年代に私は中高生でしたが、その時期にパソコンに触れる機会はほぼというか全く無かったからなぁ…


さて悩む灰原。

「雪やこんこ」こんなの日本人だったら誰でも知ってるのが当たり前ですが…実際に歌詞を思い出そうとすると出てこないもんです。ここで改めて覚えておきましょう。

「雪やこんこ 霰やこんこ

降っては降っては ずんずん積もる

山も野原も 綿帽子かぶり

枯れ木残らず 花が咲く🎵」

「雪やこんこ 霰やこんこ

降っても降っても まだ降り止まぬ

犬は喜び 庭駆け回り

猫はコタツで 丸くなる🎵」

あんがい1番と2番の歌詞が混ざっちゃってるな…


そしてここから急展開。

ポルシェ356A、実際にはこんな車です。

秘密組織の人間がこんな目立つ車に乗ってどーすんねんとも思いますが、作者の青山剛昌が車好きなのでここは目を瞑りましょう。まぁもちろんカッコいいとは思いますが、旧車は大変ですよ。パワステ、パワーウインドウ、集中ドアロック、エアコン、ステレオ、我々が当たり前だと思っている装備が当然無いだけではなく、故障のリスクも高いのに部品がないとか、税金が高いとか、問題点を挙げたらキリがない。それでも乗りたいという人だけが乗れる車なんですよねぇ…


そんなポルシェに対しコナンくんが犯罪行為。

ハンガーや差し金で車のロックを外すというのはよく聞く話ですが、私も一度これをやってみた事がありますがどーにも開きませんでしたね。ホントの旧車じゃないとこう上手くはいかないんじゃないのかな…


つーわけで暗躍するジン。

ジン・ウォッカ・テキーラ・シェリーに続き5人目に登場した人物の名はピスコ。聞いたことのない酒ですが、チリやペルーで作られている葡萄を原料とした蒸留酒、つまりはブランデーの一種です。


さて黒の組織に正体がバレるかと不安がる灰原に対し…

まぁ確かにクラーク・ケントはそうですわな。メガネ1つで絶対にバレないというのはご都合主義だとも思いますが、まぁその辺りはアメリカっぽくていいんじゃないでしょーか。


さて問題のピスコはこの中に。

まさかこの中にピスコだけでなくもう1人黒の組織の人物が含まれているとは、さすがに初見では疑えないわな…


がしかーし。現場で顔を見られてしまった灰原。

当時Wi-Fiとかあるわけないですからね。携帯電話をパソコンに接続してインターネットに接続する、これもまた時代の遺物です。名探偵コナンも1994年からやってればこーゆー描写も増えますわな…


さて監禁された灰原、組織のデータを引き出そうとします。


これは誤りですな。シェリングフォードの正しい綴りは「Sherringford」もしくは「Sherrinford」です。コナンくんが言っている「Shellingford」はイングランドの地名です。ですのでこれでパスワードが開くわきゃありません。


さて白乾児の効力で元の姿に戻った灰原でしたが…

「会いたかったぜ…シェリー…」のセリフから、俺は尾崎豊を思い出してしまいましたね。尾崎の「シェリー」は今でも名曲なので、若い人には是非聞いて見てもらいたいと思いますね…


そんなシェリーを救うため、コナンくんの麻酔針がジンの左腕に命中!

毛利小五郎や園子の意識を毎回一瞬で奪うほどの強烈なコナンくんの麻酔を耐えるとは、さすがラスボス候補のジンです。実際黒の組織で最後まで残るのってボスじゃなくてジンのような気もするしね…


さて暗闇の中ターゲットに正確にシャンデリアを落としたピスコのトリックは…

暗闇の中で発報してるんでしょ?ハンカチ被せた程度で火花隠しきれますかね?まぁ暗闇の中で正確にシャンデリアの鎖を撃ち抜くそのトンデモ射撃技術に関しては、そりゃ黒の組織の一員なんだからということで目を瞑りますけども。


そしてここでピスコが致命的ミス。

スピリタスとはポーランド原産、世界一アルコール度数の高いウォッカです。この描写通りタバコの火でも簡単に引火しますし、その保管はガソリンや灯油と同程度の注意が必要とされる、もはや酒というよりかはただのエタノールです。度数が高いのは別として、飲んでる最中にタバコ禁止なんていう酒はさすがに飲む気にはなれんなぁ…


そんなこんなでピスコも早々と退場。


この描写からする限り、ジンとシェリーは恋人関係にあったと見るのが普通ですけど…これは作者により否定されているそうです。まぁシェリーの実年齢は18歳、ジンとの間に肉体関係があったとするのは少年誌的にはしんどいもんな…


そして超重要人物が初登場。

ベルモット!

ジン以上に謎だらけのベルモット、作者もどの程度まで設定を練り込んでいるのかは分かりませんがね。

そんなベルモットの声はアラレちゃんと同じですね。他にもキシリア・ザビやミンキーモモ、あんみつ姫でもありDBのランチさん、聖闘士星矢のシャイナさん、シティーハンターの美樹、コロ助、ONE PIECEならビッグマム。アラレちゃんとシャイナさんって同じ声だったのか…