きよの漫画考察日記2255 化物語第1巻 後編 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

化物語第1巻の考察、その後編です。


さてここからは戦場ヶ原家でのやり取り。







まぁこんなやりとりが繰り返されるので化物語は子供向けではありません(笑)
ゴールデンの時間帯には放送できねぇな(笑)

とはいえまだまだクールなガハラさん。


ガハラさんはこれまでに5人の詐欺師に騙されてますから、そりゃ疑い深くもなります。俺も基本的には身に降りかかった幸運は疑ってかかりますけどね、別に騙された経験から慎重になってるわけじゃないけども、どうも突然湧いて出た幸運ってのは嘘くさいんだよなぁ…

そんなこんなで再び忍野の下へ舞い戻った2人。
もちろん元ネタは鋼の錬金術師ですわな。まぁ元ネタを知らなくてもこのやりとりは楽しめるんじゃないでしょうか。

そんなこんなでようやく除霊(?)が始まります。
たしかに蟹は美味い。美味いんだが、やはり値段が高いのがネック。鯛や牡蠣が昔に比べれば随分安くなったように、蟹も養殖技術さえ確立してしまえばお手頃な値段に落ち着くのかもしれないけども…やっぱ蟹の養殖は難しそうだよなぁ…

つーわけで忍野の事を全く信用していなかったガハラさんでしたが…



ついにガハラさんがツンデレの一端を垣間見せてきましたな。ちなみにガハラさんのツンデレが素晴らしいのは、デレる時に一切照れを見せない点です。感情の起伏や声のトーンを変えずにツンとデレを使い分けられるキャラクターはなかなかいませんからね…

さてここでガハラさんの過去に踏み込む忍野。戦場ヶ原の母親は新興宗教にハマった挙句、新興宗教の幹部に娘の身体を売ろうとしたんです。未遂で終わりましたが、当然家族は崩壊。
新興宗教なんてロクでもないニュースしか聞かないのに何故ハマってしまう人が後を絶たないのかね?まぁキリスト教だってイスラム教だって最初は新興宗教だった事を考えると一概に新興宗教を否定することはできないのかもしんないけど…少なくとも自分の娘を泣かせてまで信仰すべき神なんているはずないんだけどなぁ…

そしてついにガハラさんから体重を奪った怪異が登場。
重し蟹!
俺は7月22日生まれの蟹座なので、やはり蟹には思い入れがあります。まぁ聖闘士星矢世代は皆自分の星座に思い入れがあるでしょうが、その中でもやはり蟹座は別格です。星座ごときであれほど虐げられた経験は他の星座の人たちは経験していないでしょうからね…

それにしても何故この重し蟹は人から重さを奪うのか?


こういう「言葉遊び」的な事が大好きな作者なので、これを海外に輸出する時に翻訳家は非常に困るんでしょうね。「重い」「想い」がかかっているという事を、どうやって日本語以外の言語で表現したらいいんだろうねぇ?

ところがここで突然暴れ出した重し蟹、忍野は乱暴にひっくり返します。
水中で暮らす生物が陸上でひっくり返ると元に戻れないというのもまぁ分からんではないですけどね。というか俺が気にかかってるのは昆虫が死ぬと全てひっくり返ってる点です。人間も棺桶に入る時は仰向けですしね、生物にとってひっくり返ってる状態ってのはもしかすると自然な状態なのかもなぁ…

さらに蟹をディスる忍野。
確かに世の中にある料理で最も食いづらい食材は蟹かもしれませんからね。エビと比較してもその食べづらさは一目瞭然でしょう。モスバーガーに匹敵する食べづらさだと思いますよ(笑)

そんな重し蟹に対しガハラさんは…




とまぁこんな感じなのが化物語第1巻。ストーリーが既に読者に知られてしまっているという強烈なハンデを挽回するには…この先オリジナルな展開が必要になってくるのかねぇ?