きよの漫画考察日記1656 美味しんぼ第75巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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お月様

第1話。この食材です。
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銀杏!
子供は7粒、大人は40粒以上銀杏を食べると中毒を起こしてしまうそーです。まぁ銀杏は美味しいけど40粒食べようとは思いませんけどね…

さて第2話は日本全県味巡り。第1回の大分県に続く対決の舞台は…
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宮城県!
俺、宮城県行ったことがありません。だって用事が無いんだもの(笑)仙台城と宮城スタジアムには行ってみたいと思うけども、それ以外がイマイチ思い浮かびませんね…
まぁ俺の宮城県に対する無知無関心は宮城県民からすれば腹立たしいかもしれませんが、俺はそもそも西の人間なんでね、その辺りはご容赦ください。

そんな宮城県の地図。
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仙台市の他に知ってる地名といえばやはり気仙沼市と石巻市、塩竈市に多賀城市、それに蔵王町、利府町、松島町、南三陸町ですかね。俺は高校野球マニアなので新参の高校が全国大会に出場してくればこの高校はどこの市にあるのかななんてことまで調べるんですが、宮城県は仙台育英と東北の2TOPが強すぎるんでね、なかなか宮城県の地名を知る機会がありませんね…

さてまずはこの郷土料理から。
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おくずかけ!
しょうゆ味の汁で野菜や油揚げを煮込み、葛でとろみを付けたものだそーです。もちろん食べたことないですけど、こーゆー味の想像が付く料理は落ち着いて食べれるでしょうね…

さて宮城県といえばやはり海の幸。まずはこの貝から、
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ホッキ貝!
俺は西日本の人間だと言いましたが、当然ホッキ貝なんてものは知りませんでした。日本でホッキ貝が採れるのは福島県以北らしいですからね、完全に北の食材なんですね…

さらに牡鹿半島では捕鯨も盛んだったそーな。
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メジャーではありませんが、ツチクジラという種類のクジラです。口が細長いんで顔だけ見るとイルカなんですけど、サイズは鯨なんですよね…

そして一行はここへ。
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気仙沼!
日本を代表する漁港ですな。気仙沼漁港・塩釜漁港・石巻漁港を抱える宮城県の海の幸が豊かでないわけがありませんから。農林水産省のデータによると宮城県はマグロやカツオの漁獲量が47都道府県中5位、サケマスは4位、タラが3位、サンマとキンキとオキアミは2位、そしてカジキは1位という成績です。地域性の違いはありますが、優秀な県と断言して問題ないですね…
ちなみに我が愛する兵庫県はどーなのかというと負けちゃいません。エビやタチウオが5位、カニやアナゴやヒラメカレイが3位、タコとスズキが2位、そしてズワイガニ・シラス・ハタハタ・イカナゴに関しては47都道府県でもTOPの漁獲量を誇っておりますから。ナメんなよ宮城!

さて次の素材はこれ。
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ホヤ!
これもホッキ貝と同じで西日本には生息してないんです。そして西日本人にホヤが苦手だという人が多いのには理由がありました。
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確かにホヤは独特の風味がある。本物のホヤの味を知るためには宮城県に行かないとダメということか…

さらにこれ。
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ワカメ!
日本人にとって最も馴染み深い海藻でしょ。だけどワカメを食べるのは世界中で日本人と韓国人だけだそーです。しかも諸外国ではワカメは侵略的外来種として単なる害藻だそーです。酷ぇ扱いだなぁ…

さてここからは宮城県の山の幸。
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確かに宮城県といえばササニシキです。昔は米っつったらコシヒカリかササニシキでした。でも最近ササニシキという言葉を聞く機会は激減しているように感じます。とゆーのもササニシキは冷害に弱いという弱点があって、ササニシキ農家の多くがひとめぼれに転換したという事情があるそうです。今ではササニシキは米の品種としては生産量10位あたりに転落しているようですね…

とはいえ秋田県は米の生産量全国6位の米どころ、ゆえにこれがあるわけです。
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ずんだ餅!
笹かまも捨てがたいですが、俺は宮城県の郷土料理といえばまずこれを思いつきますけどね。牛タンを仙台名物と呼べるかどうかは微妙なところもあると思いますが、俺は構わないと思いますよ。地元で採れた食材じゃなければ名物とは認めないなんてルールは無いし、もしそんなルールがあったら日本のほとんどの名物が消えちゃいますしね…

ここでこんな変り種。
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寿司の上にのってるネタ、これはサンショウウオです(笑)もちろんこれを見たからって宮城県民が日常的にサンショウウオを食べているなんて思いはしません。でも北大路魯山人によるとオオサンショウウオって食べると美味らしいですよ…

つーわけで究極vs至高の対決、今回は審査員にこんな人がいました。
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伊達家34代当主だそーな。まぁ戦国大名で血筋が完全に途絶えてる一族を探す方が難しいでしょうけど。秀吉だってその姉の血統が残っていますからね…

さて海原雄山曰く宮城県の料理は発展しなかったと。それは1783年の天明の大飢饉以来続いた食糧難が原因だったそうです。
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俺は農家の子ではないので農業の難しさを語る資格はありませんが、少なくともトマトやキュウリを育てるよりも米を作るのが難しいというのは分かります。ベランダの家庭菜園で米作ってる奴なんていませんもんね(笑)

さらに雄山が出したのはこの食材。
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フカヒレ!
先ほどは言いませんでしたが、サメの漁獲量は宮城県がブッチギリの1位です。ちなみにフカヒレの最高級品はジンベエザメのフカヒレだそーな。あんなもん捕まえようとは思わねえよなぁ…


さて第3話。ついに山岡さんに運命の時が迫ります。
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栗田さんが帝王切開。一応ね、普通の分娩と比較して母体の死亡率が4~10倍になっちゃうそうです。男は帝王切開のリスクなんて微々たるもんだろと思ってるもんですが、やっぱ子供を産むということは命懸けの尊い行為なんですよ。世のお母さんたちに敬礼!

つーわけでおじいちゃんになった雄山。
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そのうち孫を抱っこしてデレデレする雄山おじいちゃんの姿を拝める日がくるのかもな…

さて子供は男女の双子。山岡さんが名付けを担当した娘の名前は「遊美」栗田さんが担当した息子の名前は「陽士」。息子である陽士の「士」の文字は…
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やっぱ息子の名前には自分の名前の漢字を一文字入れたいと思うのが父親だと思うんですけど。ただ最近は昔ほどその傾向は強くはありませんよね…

つーわけで新キャラ登場。
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山岡陽士&山岡遊美!
この陽士と遊美という名前、実は美味しんぼの原作者である雁屋哲の息子と娘の名前からきておるそーです。まぁ自分が作り出すキャラクターの名前に思い入れがある漢字や名前を持ち出すのは当然といえば当然のことですねぇ…