さてランバ・ラルを撃退したホワイトベース。がしかーし、次の敵も超曲者です!向かって左からオルテガ中尉、ガイア大尉、そしてマッシュ中尉!そう、三人合わせて黒い三連星!
うーん、こいつらも有名ですね。ギレンやキシリアは知らなくても黒い三連星は知ってるという奴らも多い。やはりそのコンビネーションはインパクトがありました。
ちなみにお笑いで三人組といえば誰?という質問にネプチューン、森三中、ロバートとかを答える奴はお笑いというものが全く分かっていません。即座にダチョウ倶楽部と答えられる奴こそ真のお笑い通です。
音楽でも一緒です。三人組と聞かれて少年隊とかPerfumeとかファンモンだとか答えとるようではダメです。即座にTHE ALFEEと答えられるようになりたいものです(うしろ髪ひかれ隊でも可)
さてリマで補給を受けてるホワイトベース。そこで再びアムロの前にマチルダさんが。「やあ」なんて言う女見たことないけど(笑)
さらにここで読者へサービスカット
ミライさんの部屋の壊れた水道をアムロが直すという有名なシーンです。やっぱミライさんはちょっぴりふくよかですな(笑)いや、ミライさんはこれでいいんです!なんでもかんでもスレンダーな女がええわけではないねん!
さてホワイトベースは中立地帯クスコへ。クスコは古代インカ帝国の首都。世界遺産だから戦争に巻き込むわけにはいかんのです。日本でも戦争が起これば京都へ逃げれば安全でしょう。
そんなホワイトベースを狙うのは…ラルを失ったハモンさん!
ハモン「仇を討ちますよ、あなたの!ガルマ様のでもザビ家のでもなく、これは私の決めたこと!」ノーマルスーツ着用のハモンさんも素敵ですエヴァンゲリオンのプラグスーツの原点はここにあるのかも。
そんなハモンさんに援軍が!ファットアンクル!
ジオンの超大型輸送ヘリコプターです。こーゆー形のヘリもそのうち開発されそーだよな…
このファットアンクルに乗ってきたのが…タチ中尉!
俺、タチ中尉好きです。死に方がええんよね…
そんなタチ中尉、言いこと言います。
タチ「この戦争は負けです。」確かにね。ランバ・ラルを見捨てるような中枢部は見る目がなさすぎる!
さてホワイトベースを襲撃するタチ中尉。最後はガンタンクのバルカンで戦死…タチ中尉はね、昔からハモンさんに片想いやってん。つまりタチ中尉にとってランバ・ラルは恋敵なわけですよ。だけどもそんな事は表には見せず、ランバラルの仇討ちを図るハモンさんを助け、そしてハモンさんのために死んでゆく…これもまた愛の形の一つであり、そして一つの漢の死に様なんですよ…
さてハモンさんの作戦は弾薬を満載したギャロップでホワイトベースに特攻!これを受け止めるガンダム&ガンキャノン&ガンタンク!がしかしこれこそがハモンさんの狙い。ギャロップに集中したガンダムの背後をマゼラトップで抑えます!この距離から撃たれるとさすがのガンダムといえども大破しちゃいます。これはさすがにヤバい!
アムロ「どうしてこんなことをするんだ⁉戦争なのに!ボクが人殺しをしたわけじゃないのに!」
ハモン「知ったようなことを言わないで!たかだか十五、六年しか生きていないくせに!」 ハモン「あなたもこれでおしまい…ほんと…好きだったわ、坊や…」
旦那の仇を討つ女性、かっちょいいですな。岩下志麻みたいな感じで(笑)
そんなわけでガンダム最大のピンチ。ここに飛び込んできたのは… コアファイター!
乗っていたのは…リュウさんです…
これはね、衝撃的でした。リュウさん死んじゃうのかと。ハモンさんが死んじゃったのも辛いし、リュウさんが死んじゃったのも辛い。こーゆー時にはこのセリフが似合います「悲しいけど、これ戦争なのよね」
さて再びアムロとマチルダさん遭遇。
アムロ「補給部隊の仕事ってたいへんなんですね。地味で人目につかなくて、でも危険で…マチルダさんはどうしてこんな仕事を任務にしているんですか?」
マチルダ「希望して配属されたの。ふ…そういえばちょっと変わっているかしら。どうしてかっていうと、そうねえ…」
マチルダ「命の渇きを癒す…っていうか…そんな…フフ、ちょっとキザだったかナ?」
ええ、十分キザですよ(笑)
がしかしこれがアムロとマチルダさんの最後のふれあいになるんです…
そんなわけでここで黒い三連星の襲撃!乗機はもちろんこれです!
MS-09ドム!
ジオンのモビルスーツはこれまでにザクとグフが出てきましたが、この二体のMSと決定的に違う点がドムにはあります。それは「メーカーが違う」という点。ザクやグフ、そしてゲルググを開発したのはジオニック社。これに対してドムを開発したのはツィマッド社。ツィマッド社は他にもゴッグやギャンを開発してます。モノアイが十字型になってるのがツィマッド社製品の特徴ですな。さらに他にもMIP社というのがズゴックやアッザム、ザクレロを開発しておるんです。
こーゆー知識があればガンダムをさらに面白く観ることができるんよね…
そんなわけで黒い三連星はガンキャノンとガンタンクを撃破。残ったガンダムに対し… ジェットストリームアタック!
まず先頭のガイアが斬りかかり、間髪いれず二列目のマッシュと三列目のオルテガが砲撃するという黒い三連星の必勝パターン!
これに対するアムロの対応は有名ですな!
結果はご存知の通りです… 何でしょーか、リュウさんやハモンさんが死ぬと寂しくなっちゃったのに、マチルダさんの死にはあまり感動しない。それはおそらくアムロvs黒い三連星という男の戦場に女がしゃしゃり出て来たからかもしんない。こー考えるとララァの死に方も好きではなかったこととの整合性が図れます。やはり男が戦う時、女はそれを影で支えるべきなんでしょう、ハモンさんのように。
そんなわけで儚く終わったアムロの初恋。
アムロ「マチルダさん…マチルダさん…」 アムロはスーパーヒーローではない。子供のように駄々をこねるし、わがままも言う。大人に反発もするし、憧れてた女性が死ねば涙を流す女々しい男です。でもそれがアムロ・レイという15歳の少年の等身大の姿であり、だからこそガンダムという作品は当時の少年達の心を掴めたのかもね…