きよの漫画考察日記841 機動戦士ガンダムORIGIN第6巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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お月様

さてさて捕虜となったジオン兵から。

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コズン少尉!
ランバ・ラル隊は部下もなかなかの奴がそろってます。やっぱいい上司はいい部下を育てるものか…

一方ホワイトベースクルーからはこの人を紹介。

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タムラさんですな。非戦闘員のコック長なんだけども、そーいった脇役にもスポットを当てる、それでこそガンダムです。


さてその頃ホワイトベースを脱走したアムロの前にこの人が登場!

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クラウレ・ハモン!

俺はね、ガンダムに登場した女性ではハモンさんが一番好きです。大人の女性としての魅力ではマチルダさんですら足元にも及ばないでしょう。このオリジンではラルやハモンさんの過去が描かれてるからね、ハモンさん好きにゃあたまりません!


そんなハモンさん、アムロに飯をご馳走しようとします。理由がないからと断るアムロに対して…

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人を見る目、洞察力、行動力…どれをとってもハモンさんはピカイチです。キシリアやハマーンと比べても少しも見劣りしない能力を持ちながら、ラルの内縁の妻という立場に居心地の良さを感じている…このあたりもハモンさんの魅力です。

さてラルは三度目のホワイトベース襲撃!これに連動して脱出を図るコズン、セイラさんともみあいになります。

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脇固めに捕らえられたセイラさん、勝負あり。

がしかし、さすがにダイクンの血を引く娘は違います!

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脇固めから脱出しての…
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ドロップキーック!
セイラさん、お見事!

そして機外ではついにガンダムとグフの戦いに決着が!

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下段からの一撃!
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ガンダムの戦闘シーン、一番有名なのはもちろんラストシューティング、二番目が黒い三連星戦でしょーが、三番目はこれじゃねーかな?


そして再び出会ったアムロとランバ・ラル。

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ラルは古いタイプの軍人やからね、もし1年戦争を生き延びていたとしてもその先のニュータイプ時代には適応できなかったかもしれませんな…

そしてラル脱出。
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この言葉がアムロを大人へと変えていくんです…

だけどもアムロの脱走という罪は重大。独房へ放り込まれます。
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この辺り、記憶に残るセリフばっかやね。世代じゃない奴らには分からないんでしょーが、30代のおっさんにはたまらんねぇ…

そして…
アムロ「…ボクは…あの人に…」
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あのシャアですらアムロにこう思わせるには至らなかったわけやもんね。部下だけでなく、敵さえも成長へと導いてしまう…それがランバ・ラルという男の凄さなんです。上司にするなら理想です。ラル、シャア、ハモンさん…ジオンには優れた中間管理職が多い(笑)


さてホワイトベースクルーが続々と登場。
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ガンダムのメカニックも大変です。毎回ボロボロになって帰ってきますから。でもそんな深刻さを忘れさせてくれるのがオムルののんきなアフロヘアーなんです(笑)

さらにこの2人、忘れちゃダメです。
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マーカー・クランオスカー・ダブリン!
名コンビがここできました。ホワイトベースのクルーで一番の働き者は間違いなくこの2人です。ちゅーか馬車馬のごとき使われようです(笑)

さてアムロが脱走で拘束、セイラさんもスパイ容疑で拘束とボロボロのホワイトベースクルー。ここでカイ、ハヤト、マクシミリアン、ハワドが脱走。なんとか追い付いたリュウさんでしたが…
ハヤト「命が惜しくなっちゃいけないんですか⁉こんな戦いから降りるのがどうしていけないんですか⁉」
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ハヤト「これまではみんなのために戦ってきたけど、なんだか変になってきてますよ!これじゃまるでボク達民間人は都合よく利用されてるみたいじゃないですか!」
リュウ「おまえこそ、都合のいい時に民間人、民間人か。」
ハヤト「ちがいますよ!一緒にやって来れたじゃあないですか!これまでは!民間人とか軍人とかいちいち言わなくても!」
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リュウ「そんなこと…そんなことはなあっ!」
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何のために戦い、何のために死ぬのか…それはガンダム全シリーズに共通する命題でしょうか。正義の味方は単に地球の平和のために戦ってればよかった、そんな漫画界に終わりを告げたのもガンダムなんよね…

ちなみにガンダムファンなら誰でも知ってるこの曲のこのフレーズ、これも戦いの意義というものへの疑問を投げかけておるんよね…
『死にゆく男たちは 守るべき女達に
死にゆく女たちは 愛する男達へ
何を賭けるのか 何を残すのか
I pray,pray to bring near the New Day♬
戦う男たちは 故郷の女達に
戦う女たちは 信じる男達に
何を賭けるのか 何を残すのか
I pray, pray to bring near the New Day♬』
ガンダムにおいて最もかっこいい曲「哀戦士」なんやけども、俺の先輩の高野さんというガンダムマニアは自分の結婚式でこれを熱唱してました(笑)


さてそんなリュウさん達はこれを発見しちゃいます!

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キュイ揚兵戦車!
そーです、補給を受けられないランバ・ラルが選んだ手段はまさかの白兵戦!
宇宙世紀になろうが、どれだけ強力な兵器が開発されようが、歩兵だけはなくなりません。戦争において最も重要な「制圧」という行動は歩兵以外にはできないことですから。

さてラルの副官ももちろんホワイトベースに突入します。
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クランプ中尉!
このクランプ中尉も忘れられん人です。ホワイトベースに爆弾を仕掛けるんやけども、近くに子供が居るのを見て必死に離れるように指示します。ジオンの兵士は悪なんじゃない、ただ読者の視点が連邦寄りなだけなんだということを改めて気付かされるんです…

そしてここでブライトさん。
ブライト「アムロ。」
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ブライト「わかったか⁉急げ!
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軍属に対する不信感から反抗的態度をとり続けてきたアムロだったわけやけども、ちょっと大人になりましたかね…


そしてこのホワイトベース内部で運命の悪戯が!
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ラルがセイラさんに出会っちまうわけですよ!
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ラル「あなたの父上、ジオン・ダイクン様にお仕えしたジンバ・ラルの息子!ランバ・ラルです!」
小さな女の子は2,3年会わないと顔分かんなくなっちゃうもんやけど、幼少期のアルテイシアの面影を即座にセイラさんに見出したランバ・ラル、やはり只者ではないわ…

そしてやはりセイラさんも只者ではないです。
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ギレンだろうが誰だろうが、あの歴戦の強者ランバ・ラルをたじろがせる、そんなことは出来ません。静かな振る舞いの奥に秘められている覇気、これこそがダイクンの血か…

そんなわけでリュウさんに撃たれて負傷したラル。
ラル「ハモン、作戦は失敗だ…」
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この辺り名言だらけやね。「戦いの中で戦いを忘れた」一度は使ってみたいセリフです。

そして…
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ラル「兵士のさだめがどういうものか。戦いに敗れるとは!こういうことだ!」
そんなわけでランバ・ラル自爆ドンッ
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え~ジオン側の人間で最もカッコいいのは間違いなくラルです。生き様、死に様、どれをとっても男の中の男です。あのハモンさんが惚れ込むのも分かります…

そしてラルを失い、特攻をかけようとするハモンに対し…
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アムロ「やめるんだぁぁ!」
アムロはマチルダさんのみならずハモンさんにも少なかれ惹かれておったんではなかろうか。ファーストガンダムにおいては単なる年上好きです、アムロって。
可哀想なフラウ・ボウ(笑)