きよの漫画考察日記801 メジャー第35巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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お月様

さて帝仁との練習試合、吾郎の球を受けてた藤井が骨折。まぁ野球未経験者がいきなり硬球を受けちゃあね…
それでも試合に出ようとする藤井に対し…
中村
「たかがこんな練習試合でド素人がそんな頑張って何になるってんだよ⁉」
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藤井「俺は今まで面倒なことからなんだって逃げてきた…ガキの頃の習いごとに始まって、小中学校の部活もいくつかやったけど全部三日坊主…何になるかもわからないうちに練習や大人が嫌でやめちまった…でもな…今度はなんか違うんだよ。」
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メジャーはもちろん野球漫画やけどさ、そこには人生に大切な事がふんだんに盛り込まれておるんよね…

これで心動かされたのが田代。田代はずっと野球をやっておったんやけど、プロになれるわけもないからと親父に野球を辞めさせられたという過去があるんよ…
田代
「すまねえなオヤジ…別に俺はプロになれるとも思っちゃいないし、その気もねえ。でもなオヤジ…追いかけずに後悔する夢はあっても…」
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子供に対する教育ってのはいろんな形があるやろうけど、息子に対してどんな漫画を読ませるかというのも重要な教育よな。メジャーなんて読ませたらいい教材になると思いますが。
ちなみに俺のおとんが読んでいた漫画はただ一種類「釣りバカ日誌」だけやった。何の教育にもならんかったよ、俺にとっては(笑)

さてさて野球部顧問の山田先生は吾郎の親父にコーチを依頼。
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プロ野球選手は高校生、大学生を指導することはできません。元プロ野球選手といえども引退後少なくとも2年間の教諭経験を経なければ指導できません。プロ野球界との癒着を防ぐという意味で一定の意義は認められるものの、やっぱ大昔に作られたカビのはえた決まりやなとも思える。WBCが創設された今となっては日本プロ野球界全体のレベルアップが必要であるのは当然であり、そのためには底辺の底上げがもちろん必要。社会人野球とプロとの交流が再開されつつある昨今、学生野球とプロとの交流にももう少し目を向けてみてもいいのではないでしょーか…

さて臨時コーチに就任した吾郎の親父、無茶なシゴキで野球部員を全員辞めさせちゃいます…
吾郎「なんでこんな嫌がらせをしやがる!俺に高校で野球をするなってのか⁉」
親父「今のままなら、連中にとってもおまえにとってもやる意味はない。」
吾郎「何⁉」
親父
「吾郎。」
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親父「思い出せ。代打として奇跡的な復活をしたあの本田茂治や、肩を壊してまであの横浜リトルに投げ勝ったあの時のおまえは…」
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俺はチームスポーツは大好きやが個人競技は全般的に好きじゃない。マラソンは嫌いやけど駅伝は好きやし、陸上は嫌いやけどリレーは見てて面白い。柔道でも団体戦の方が見てて楽しい。俺自身がチームスポーツばかりをやってきたからというのもあるし、何よりチームの勝利のために、仲間のために戦うというその姿勢がええんよね。逆に言えば仲間の大切さってのはチームスポーツを通じてしか分からないものなんじゃないでしょーか。学生時代文化部だったとかいう奴は、大人になっても仲間意識が薄くて付き合い悪いよーな気がするもんな…