きよの漫画考察日記798 修羅の刻第2巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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最初に言っておきますが、この修羅の刻第2巻の考察は漫画の考察というよりも幕末談義になってしまいます。
別に俺は日本史マニアじゃないけれども、それでも日本人として最低限自国の歴史くらいは知っておくべきやと考えとる。逆にいうと日本の歴史も語れねえよーなバカな奴とはソリが合わん。

お月様

修羅の刻第1巻は宮本武蔵を題材としてたけども、この第2巻で題材に選ばれたのは…
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坂本龍馬!
さすがに龍馬は日本人の認知度100%でしょう。聖徳太子・源義経・武田信玄・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・伊達政宗・宮本武蔵・水戸光圀・徳川吉宗そして坂本龍馬。この11人はさすがに認知度100%だと信じたい。どんだけ頭の悪い女子高生でもさすがに知らんってことはなかろう…

そんな龍馬と御前試合で戦ったのが…
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桂小五郎!
もちろん木戸孝允のことです。木戸孝允は政治家というイメージが強いが、若い頃はバリバリの剣客だったそーな。
だけどこの辺りになると認知度がガクンと下がりそーやね(笑)この明治維新の時代をどれだけ掘り下げて知っておくべきかは難しいところだけども(掘り下げすぎるとキリがない)少なくとも長州の高杉・木戸、薩摩の西郷・大久保、そして徳川慶喜・吉田松陰・岩倉具視・勝海舟、このあたりまでは日本人として名前と功績を最低限抑えておくラインか?

そして登場します、修羅の刻第2巻そして第3巻の主人公が!
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陸奥出海!
陸奥圓明流第36代継承者。雷電為右衛門を倒した34代陸奥兵衛の孫かね?そしてワイアットアープを倒すことになる雷の兄貴であり、西郷四郎を倒すことになる37代陸奥天兵の父であり、40代の陸奥九十九からすればひいひいひい爺さんにあたるのかね?わけわからん(笑)

さて出海と龍馬はとある剣術道場へ。その名は試衛館。ここにはもちろんこの男達がいます!
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沖田総司をここで出すか…
新撰組の中核メンバーが剣術を学んでいた試衛館、これは今の市ヶ谷にありました。龍馬は江戸での修行時代に実は沖田総司と顔を合わせていた…うーん、そんな歴史を想像するとゾクゾクするねぇ…

そしてこの男も登場!
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土方歳三!
まぁ赤穂浪士と新撰組は年末年始の時代劇の定番中の定番やからね、あえて掘り下げません。新撰組については次巻修羅の刻3巻でやります。

沖田と土方に触発されてついに本気になった龍馬、陸奥の動きを捉えるには突くしかないと胴突きにいきますが…
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突きに対して真剣白刃取りか…振り下ろしてくる刀を取るだけでも神業やけど、突いてくる刀を取るのは神業よりもレベルがはるかに上。神業以上って何て表現すりゃえーんやろね…

そして8年後の1866年。薩長同盟が成立した2日後、坂本龍馬は襲撃されます!
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有名な寺田屋事件ですな。
ここで重傷を負った龍馬は薩摩藩の屋敷にかくまわれたわけですが、この時に龍馬を助けたのは陸奥なんです。歴史の真実なんて関係無い、龍馬を助けたのは陸奥なんですってば!


さて負傷した龍馬を匿ったのは…

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西郷隆盛!
西郷どんが何をした人物なのか、知らんバカは多い。ひどい奴になると「犬の散歩」とか言い出す始末(笑)
簡単に言えば薩長同盟を結び、大政奉還に尽力し、その後江戸城を無血開城させて新政府の要職に就いたわけです。がしかしその後廃刀令に不満を募らせた武士を率いて西南戦争を起こしたわけですな…
鹿児島では神クラスに信奉されてる西郷どんですが、西南戦争の経緯から熊本だと侵略者として忌避されてるそーな。土地が変われば人物に対する評価も変わるとゆーことやね…


そんなこんなで1867年11月15日、出海が傍を離れてた近江屋で坂本龍馬暗殺…
龍馬
「どう…やら…約束…まもれん…よう…じゃ…ゆるして…おうせや…」

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享年33歳。わずか30年そこらの人生であれだけの偉業を成し遂げたわけやからね…日本人が坂本龍馬に憧れ続ける気持ちも分かります…

さて、この坂本龍馬暗殺の犯人については諸説あります。定説は京都見廻組の犯行だというものですが、新撰組の犯行だという説も有力。しかしこの修羅の刻においてはこいつが犯人だとして扱われております…

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伊東甲子太郎!
こいつはね、新撰組の参謀でありながらどちらかというと倒幕思想であったために仲間を連れて新撰組を脱退したんです。それがゆえに新撰組に粛清されちゃった人物なわけですが、この修羅の刻においては坂本龍馬暗殺犯という大役を担ってしまったがゆえに出海に殺されちゃいました。合掌ドクロ

土方
「やはり伊藤だったか、坂本を殺したのは。」

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陸奥圓明流は1000年間不敗。誰よりも強い。だけども、誰よりも強いからって守りたい人を常に守りきれるのかといわれるとそーでもないということやね…