かめはめ破は出ません(笑)
さて全日本異種格闘技選手権の開催を決定した神武館。神武館から参戦するのは龍造寺徹心!
九十九「じいちゃんとオレがあたったらどっちを応援する?」
舞子「え…」
九十九「やっぱじいちゃんか?孫だもんな…」
舞子「ど…どうせあんたなんか、あちこちに敵いっぱいつくって…」舞子「してあげるよ、応援…」
ツンデレ満開ですな
九十九「そうか…それじゃあ…」簡単に言うねぇ~だけども強敵は多し…
海堂「陸奥…オレはもう一度おまえとやりたい…それまで…誰にも負けるなよ。」
そんな訳でついに始まった全日本異種格闘技選手権、九十九の初戦の相手は…キック界の宮本武蔵、竹海直人!
さぁ出てきたキックボクシング、何が恐ろしいかというと…相手の首を抱えてのヒザ、これは強烈!
ちょっと話はズレるけども、あの伝説の漫画家ゆでたまご大先生はね、キン肉マン連載終了後にこんな漫画を書き始めてん…「キックボクサーマモル」っていうんやけどね、そこでこのヒザ蹴り(ムエタイではチャランボと呼ぶんですが)が登場して、中学で流行ったのなんの。クラスで気の弱い奴はみんなチャランボの餌食となって悶絶しとったもんな…
さらにこれが発展した「ティムティム人形の舞い」っていう技も流行ってね、これはヒザを使って相手の顔面を左右にはたき続けるという荒技。ゆでたまごワールド全開やったね、あの頃は…
だけどもこのキックボクサーマモル、不人気だったためあっさりと連載打ち切り(笑)大ボスに仕える悪の四天王を2人倒したところで突然最終回を迎えたのにはさすがに衝撃を受けた(笑)
がしかしこのヒザ蹴りでは九十九に決定的なダメージは与えられず。なぜなら九十九は攻撃にあわせて力の方向に自ら飛んでいるから。陸奥圓明流の防御の基本でもあるこの技を「浮身」と呼びます。
がしかし実際に浮身を使おうとするとダメージが増加します(笑)歯食いしばって踏ん張る方がダメージは少ない…
さらに九十九は竹海のヒザをくらいながらもちゃんと反撃してました。
九十九「裸がよくないな。急所がすぐわかるし無防備すぎる。」 徹底的に鍛え上げた指を相手の急所に突き入れる、これが陸奥圓明流「指穿」!
この指穿があるがゆえに組み合っての陸奥はまず無敵。指穿を防ぐためには道着を着ればええんやけども、道着を着ると投げられやすくなる…どーにもこーにも…
だけどもキックボクシングの恐ろしさはヒザだけにあらず。 肘打ち!キックボクシングやムエタイはこれが恐いんよな…
キックボクシングってのはムエタイに対抗して日本人が生み出したもんなんやけども、団体が多すぎてルールが統一されてへんのよ。この竹海のようにムエタイに近いキックボクシングもあればK-1のように肘打ちや顔面への膝蹴りを禁止しとる団体も多い。なぜこーなるかというと理由は簡単「肘や膝は破壊力があり過ぎるから」
だけども相手の得意分野で戦いを挑むのが陸奥なんです。
九十九「すごいヒジの攻撃だね…これがキックってやつか…だけど陸奥圓明流にだって…」 じゃあ見せてもらいましょーか、圓明流のヒジ技を。竹海の肘打ちに対し… もちろんこんなことで竹海の肘は砕けたりしません。ここからが大事なんです。 相手の肘打ちを拳で叩き落とし、そのまま流れるように相手の鎖骨周辺に肘を打ち込む、これこそが… これは流行った。俺未だに蛇破山使えるもん。がしかしこの蛇破山を実際使おうとすると相手のヒジに拳をぶつけた段階で拳が壊れます(笑)とてもじゃないけど押し勝てません…
この蛇破山でヒジと鎖骨を折られながらそれでも蹴り続ける竹海。そして…
竹海「いける…この蹴りは生涯最高の…」 がしかーし! 竹海の生涯最高の蹴りすらも上回る九十九の回し蹴り!
だけどそれでも竹海は倒れません。まぁタフな子だこと。
九十九「終わったよ…救急車をよんで…」
木村「陸奥…?どういうつもりだ、竹海はまだ…まさかおまえ!?」
九十九「オレにじゃないよ…あそこで気絶してなお倒れない…」 ウォーズマン状態とゆーやつですな(笑)立ったまま気を失ったり死んだりした漫画のキャラは山ほどおるけども、やっぱウォーズマンの死にっぷりが一番かっこよかったわ…