きよの漫画考察日記595 MAJOR第25巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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野球

さて25巻はひたすら夢島でのトレーニング。半数以上が脱落していく基礎トレーニングすらポジティブに楽しむ吾郎。
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わそのとーりなんやけどもなかなかできへん事よな。どーしても人は楽をしたがる生き物やし、尋常じゃない意思の強さがなきゃ自分の意思で自分の肉体をイジメ続けることはでけへんよな…

そして3ヶ月経過。初めてグラウンドに出てのポジション適性テスト
ここでは投手、捕手、内野手、外野手の順でテスト。野球は投手で決まる部分も多いからまず投手適性のある奴を探すのは当然。捕手も特殊なポジションやしね。そして内野手としての適性もなかった奴が外野手になると。
だけどもこれはメジャー式であって日本の野球にこれが当てはまるかと言われると疑問符がつく。日本では外野守備を重視する傾向があるよな。むしろ守れない奴は外野ではなくサードとファーストを守らせるのが日本式か?

さて投手適性テストでマウンドに立った吾郎!
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ソニックブームが出てますな(笑)
ちなみに野球のボールでソニックブームを発生させようと思った場合の必要な球速は時速1225kmです(笑)チャップマンも驚きガーンその球を受けるキャッチャーは審判もろとも木っ端微塵に砕け散るんでしょな(笑)

だけども吾郎は投手適性テスト不合格。なぜなら海堂のマニュアルにこう記載されとるねん
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「それは監督、コーチ、そして捕手の指示通りに動く、あくまでチームの勝利を最優先に自己犠牲をはらえる者である」吾郎のような自己中心的で不遜なタイプの投手は海堂では認められないと。
一昔前ならこんなのは笑い飛ばされとったよな。金田、江夏、東尾、堀内、星野、江本…自己中心的で不遜な男こそがマウンドに立つべきやという時代は確かにあった。だけども今のプロ野球でそーゆー投手は…残念ながら見当たらない。あえて言うなら上原浩治だろな…

投手としての道を閉ざされ落ち込む吾郎にコーチの乾は…
「茂野…おまえ海堂をやめろ。うちの野球は勝つ野球だ。おそらくおまえのようなやつが望む野球じゃない。」
「おまえは型にはまる選手じゃない。うちの野球はすべてマニュアルだ。選手はみなそのマニュアルで設計、生産され海堂を勝利に導きプロへ出荷される。おそらく完璧なマニュアルだ。商売としてのな…確かにうちのマニュアルに従えばおまえはもっと器用な選手になるだろう。変化球も覚え投球に幅が出る…だが所詮はそれまでだ。」
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俺もプロ野球を30年間見てきたが、怪物が生まれた瞬間を見たのはわずか3回のみ。清原和博松井秀喜、そして松坂大輔。野茂英雄をここに入れるべきか悩むが、やはり「怪物」と言う表現は高卒新人にこそ相応しい。

さて海堂を辞めるかと思われた吾郎でしたが結局外野手の適性テストを受けて合格。
「茂野!失望したぞ。外野手で満足か?所詮はきさまも海堂ブランド卒の肩書きがほしいのか?」
吾郎
「…ずいぶんな言い草だな。ピッチャーだけが野球じゃねーだろ。日本にも世界にも外野手のスーパースターは山ほどいるぜ。」
「けど勘違いすんなよ。オレはピッチャーを捨てるわけじゃねえ。つーより…」
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「ここに来るようなやつらは、みんなガキの頃はエースで4番だったはずだ。それがみんないつの間にか「適性」って言葉でポジション別のスペシャリストに振り分けられていく…つまんねーよ。」
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「だからオレはとりあえず外野手でもかまわねえ。ただし最終目的はエースで4番だ!打って走って守れるエースだ!」
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打って走って守れるエースで4番、高校野球なら可能でもさすがにそりゃプロ野球では無理。それをやっちゃうと野手の立場がないもんな…
だけどもたしかにわざと三振するのは見たくもないしやりたくもないわな。もちろん理由はあんねんで。大量リードしとる時ときに投手がわざわざ打つ必要はないし、試合終盤ならスタミナを温存したいし、ランナーがいるならゲッツーは避けたいし、ツーアウトランナー無しなら次の回1番打者から始めたいし。そーゆー理由があるならまだええねん。だけども理由がないときにもわざと三振する光景は見られるよな。子供に夢を与えるべきプロ野球選手のすべき行動では無いと思うけどな…