やっぱり怒ってばかりの私です。
むかつきたくない甲府サポは、このリンク先のコラムを読むべきではありません。

【コラム】差別問題、あまりに無意味な解決法(刈部謙一)
http://news.livedoor.com/article/detail/4271052/


つっこみどころは色々ありますが、それじゃどうすればよかったんだよ!ということです。

『多分当事者が、「覚えていない」発言したように』……その文章の前に、『当事者が「記憶にない」と政治家のような発言をすれば、それで終わりである』と書いた上で、この書きよう。杉山選手は「覚えてない」ではなく「絶対に言っていない」と証言しているはず。曖昧な上に、甲府側に悪意があるとしか思えません。

『事実はビデオなども撮られておらず、当該選手同士以外関係者の証言もなかった』……スカパーで生中継されてますから映像はありますよ。もちろん、喧噪の中のピッチ上ですから音声はありませんが。証言も審判団と両チームから1人ずつが「聞かなかった」と証言しています。大きな事実誤認です。

『差別は相手の問題だ。相手に不快な思いさせたとしたら、そのことでもう問題なのだ』……言わんとすることはわかりますが、いきなり「甲府選手が人種差別発言か?」などと国内外に報道されてしまった以上、「なんだかわからないけど、不快な思いをさせたなら謝るよ」などという対応はとれません。それこそ、報道されてしまった「人種差別」を認めることになってしまうからです。

『今回の場合でも、仮にやったとしても、からかい半分の気軽な気持ちだったのだろう。小学生がちょっと気に食わない相手をからかった程度の意識かもしれない。本人は差別意識は毛頭ないと心底思っているので、調査委員会程度の軽い事情聴取では、問題はあぶりだせないのだ。』……本人、クラブともに絶対に言っていない(やっていない)と言っているものを、ろくに取材もせずにこんなことを書ける神経を疑います。「仮に」と付ければなんでも許されるのか? 差別問題は意識の問題だから簡単にはあぶりだせない、ということが書きたいばかりに、妄想が過ぎる。ひどい。

私が思うに、人種差別発言問題には常に社会的背景を鑑みて考えるべきでき。
欧米のように黒人差別がすでに社会問題になっているような世界では、ポーズ一つ、言葉も一言一句気をつけるべきでしょう。
しかし、日本では「差別は絶対にない」とは言いませんが、少なくとも日常的な問題ではありません(特にブラジル人サッカー選手への差別は)。そんな世界で「頭の上に腕を上げる(=モンキーポーズ?)のはやめる」「審判という発音はチンパンジーに聞こえるかもしれないから言わない」などというのは、非現実的であるとしか言いようがありません。

この問題は「ブラジル人選手が受けた人種差別発言」という問題から発展して、「日本人選手がいつでも陥るかもしれない人種差別主義者というレッテルを貼られる」問題になっているのです。
痴漢冤罪問題と似ているかもしれません。相手がそう感じたのなら、お前が悪い。謝って罰を受けろ(罰は出場停止かもしれないし、勝ち点剥奪かもしれないのです!)。そういうことでしょう? 満員電車での痴漢犯罪のように、疑われたらほぼアウト!ということなんですか。
疑われた側は、真実と尊厳を守るために戦うべきです。
クラブの名前が出て、選手の名前が出て、それらが人種差別主義者である、などということをおいそれと認めるわけにはいきません。

このコラムニストは、「海外サッカー界の常識」や「国際社会のスタンダード」などといったものに捕らわれすぎて、日本の状況や、また試合当日の状況、問題の当事者である二人の背景などを無視しすぎています。
彼の言うように、今回のことを事件として扱い、アピールとしての処分を行うのは、結局誰のためにも不幸な結果しか生まないと思います。

権威である「Jリーグ」を叩くのは気分のいいことで、コラムとしてはウケが良いでしょう。また、国際基準だの、海外では云々、と書くのも着地点としては落ち着きがよいでしょう。
しかし、そんな安易な内容のコラムを1本書くのに、踏みにじっているものの大きさを考えたことはあるでしょうか? ヴァンフォーレ甲府というクラブ、チーム、サポーターの尊厳と誇りを汚す行為を許すことはできません。
彼がこのコラムを書くのに、ネットの前から離れて取材を重ね、その結論を悩んで出したというなら、それは致し方ないものとして受け入れることもできるかもしれません。しかし、そんな形跡はまるで見えません。

私だって真実はわかりません。当日試合を観客席から見たのとその後録画してあった試合映像を見ただけです。そして、その後、ネットからぽろぽろと出てくる情報に毎日のように「怒!」となっている、ただのサポーターでありブロガーです。
しかし、刈部謙一氏はニュースサイトにコラムとして掲載するからには文責があるはずでしょう? これはとにかくあまりにもひどい。ビックリするくらいひどい内容でしたが、すでにコメントではそうした指摘も多いようです。
多少、溜飲を下げましたが、こんな記事が早く消えるのを心から望みます。
日本人Jリーガーでブラジル人選手を人種的に差別してるヤツなんて1人もいないと思う(尊敬こそすれ)。
日本で生活しているブラジル人選手も日常的に差別を感じていることはないと信じる(プロサッカー選手でなければまた違うのかもしれないが)。

だがもし、そうではなくて、レアンドロ選手が日頃から差別を感じていて、それが今回のことで噴出したのならそれこそ東京ヴェルディこそ差別の根絶に向けて努力すべきクラブということになる。

でも、そういうことじゃないよね。だって、ヴェルディって日本でもっともブラジル的なところじゃないですか。ラモスさんもいるし。

だから、レアンドロ選手が日頃から差別を感じていたなんてことはないと思う。
だとしたら、今回「チンパンジーと言われ激昂」というのは、日頃の背景など関係ない問題となる。

いわゆるNGワードというのがある。
さまざまな人種ごとに、これだけは言ってはいけない言葉というのがあるんだそうだ。例えば日本人なら「JAP」とか(日本人である私が自分で書くならいいんだよね?)。
そういうのってなんとなく知識では知っていても、実感は無いよね、日本で暮らしていると。

ブラジル人にとってその言葉がどれだけ苦痛な言葉なのかは、正直想像の範囲外なのだが、ダメなものはダメ。
こういうNGワードは、言った側の意識や背景などまったく関係なく、即アウト。相手の激昂は当然で、言った側は相応の報いを受ける、ということらしい。

怖いですねー。
でも、FIFAなどが進める人種差別撤廃運動とはまさにこういうことであって、知らなかったでは済まされないということ。
そこで、J各クラブは選手教育の一環でこうしたプログラムを行っているそうで、VF甲府でもつい先日そうした講習を行ったばかりなのだという。
さまざまな外国人との接触の多いプロサッカー選手には、まさに必要不可欠な知識だけに、よい取り組みと思う。まあ、その講習で「チンパンジー」が出てきたかどうかは知らないけど。

で、今回の問題。
レアンドロ選手は「言われた」、杉山選手は「言っていない」、双方の言い分が真っ向対立。
映像はあっても音声は残っていないし、杉山選手の口元が映っているものもない。
私も当日、味スタのメインスタンドから直接見ていただけど、なにがあったかまったくわからず。

「言った」ということ、「言っていない」ということ、どちらも本人による証明は無理。
ということで、その場にいた第三者の証言しか判断材料がない。
で、調査の結果、審判団及び両チームの選手にも発言を聞いたものがいないということから「処分なし」となった。
(リンク:共同通信時事通信

妥当なところでしょう。
特に両チーム、つまりヴェルディの選手の側からも、レアンドロ選手の証言を後押しするような証言がなかった、ということ。こんなの、ぶっちゃけウソついてもわからないわけだからね。
だから甲府の側としては「勝った」と思ってる。

ただ、甲府サポとしては、杉山選手への名誉のため100%の無実を証明したかった。
最初の報道では事実関係の確認もなしに甲府選手の実名報道がされたことに、甲府サポの1人として、多いに傷ついたからだ。クラブの名が、また愛する選手が、証拠もなしに汚されたと感じた。
だから、Jリーグの発表による「発言の確認はできなかった」というのも、本心では納得していない。

「発言はなかった」と言ってほしかったが、レアンドロ選手が「言われた」ということを信じているからには、これ以上のことは言えない。
それに、甲府サポとして無実を信じていたものの、異常な判断(長期の出場停止や勝ち点没収)がなされないとは限らない。
だから、Jリーグの結論には完全には納得していないものの、一応OK。この問題はこれで終了。明日の試合(仙台との大一番!)に備えよう、と気持ちを切り替えていた。

しかし……、7月25日(土)付けで東京ヴェルディから発表された内容を見て私は、怒りのあまり呆然としてしまった。

<---------以下、転載--------->

7/22(水)甲府戦での人種差別的発言問題に関して(7/25)

掲題の件に関する弊クラブの見解およびレアンドロ選手のコメントを下記の通り表明させて頂きますので、ご参照ください。

● 弊クラブ見解

「今回、弊クラブ所属のレアンドロ選手が訴えた7月22日(水)ヴァンフォーレ甲府戦での人種差別的発言問題に関して、Jリーグ及び関係各位の迅速な対応に感謝申し上げます。
しかしながら、そういった事実の確認に至らなかったことに関しては、非常に残念です。
人種差別(的言動)は、サッカー界のみならず、国際世論に照らしても到底看過し得る問題ではなく、今後、当方を含む各クラブはもとより、Jリーグ全体の最重要案件の一つとして、その根絶に向けて徹底した施策の実践を望むものです。
弊クラブとしましては、今後も選手教育の徹底とレアンドロ選手の心情の尊重をしていきたいと思います」

株式会社日本テレビフットボールクラブ
代表取締役社長  小湊 義房


● レアンドロ選手コメント

「今はとても悲しい気持ちでいっぱいです。高いレベルのリーグ戦においてこういう事は起きてはいけない事です。今は眠る事ができていませんし、自分の家族も心配してくれているし傷ついています。
こういう事が起こったからといって今までの自分の考えが変わる訳ではありませんし、これからも長く日本でプレーしたいと思っています。日本の人でもとても仲の良い選手、友達はたくさんいます。
サポーターの皆さんも悲しがっていると思いますが、いつも変わらず応援してくれる事に感謝しています。今はとても辛いですが、これを乗り越えてJ1に復帰できるようがんばっていきます。毎日ヴェルディでしっかりトレーニングをし、試合ではチームの勝利に貢献できるよう、これからも努力していきます」


<---------転載ここまで--------->

怒!
これはひどい。とうてい納得できる内容ではない!

Jリーグからの「人種差別発言は確認できなかった」という報告でこの問題には公に決着がついたものと認識していたのに、なぜそれに反するような発表をするのか?
東京ヴェルディから発表された内容は、もう一度穴を掘り返して、再度ヴァンフォーレ甲府サポーター、またクラブ、チーム、当該選手を深く傷つけるもの。

もちろん東京ヴェルディとしては所属選手を守るのは当然のことだ。
しかし、このように「人種差別発言はあったのにもみ消された」と言わんばかりの内容には、敵意すら感じる。

東京ヴェルディはいまだに自分達が被害者だと思っているようだが、もう違う。
この見解発表により、VF甲府(クラブ、選手、サポーターら)を傷つけつづける加害者になったと認識する。

Jリーグによって調査が行われ、結果が発表された以上、そこに属するものとしてはきちんと従うか、さもなくば出るとこに出て戦うかでしょう。
そのどちらもできずに中途半端な見解を発表するのは、いったいどんな意図あってのことなのか?

レアンドロ選手や現場へのご機嫌取り?(振り上げた拳の落としどころ無いだけでは?)

Jリーグ脱退への布石?(どうぞご自由に)

試合で負けたVF甲府への嫌がらせ?(そんなわけない。あんなにいい試合だったのに)


私は、東京ヴェルディのチームやサポーター、レアンドロ選手を貶めたり、傷つけたりする意図は一切ありません。
ただただ、このような発表を行った東京ヴェルディ・フロント、そして小湊義房代表取締役社長に対して抗議するものです。

「7/22(水)甲府戦での人種差別的発言問題に関して(7/25)」という見解発表は、即刻取り下げていただきたい。
そして、甲府のクラブに選手にサポーターに謝罪してほしい。

いずれにしても、このままで済む問題ではなくなったということだ。
あの時もこの時も、思い出はいつも阿部と一緒。だから私は阿部が好きだ。
ずっと悔しい思いをしてきただろうが、静かに闘志を内に秘めたイイ顔で入場してきた阿部を(TVで)見て、ああ変わったなと思った。
若い頃の顔とは違う。妙に迫力を増した顔になってきている。
この1年ちかくの阿部の紆余曲折を思っての勝手な想像が、そう見せているのか? いやいや、やっぱりいい顔してるよ阿部ちゃん……。

試合はこの阿部に救われる形となった。1-0完封勝ち。
阿部はワンチャンスをつかんだ。プロキーパーの世界はたった1つの席を争う仁義なき戦い。一度その座を手放すとなかなかチャンスはやってこない。
前の試合後に、阿部は絶対に「次は俺だ」と思ったはずだし、この試合にかける思いは並々ならぬものがあっただろう。
それだけに、私は阿部の活躍が我がことのように嬉しかったし、あまり良い内容とは言えないこの試合も、とてもとても楽しめた(心臓には悪かったが・笑)。

J1で2シーズン戦ってみてわかったことに、キーパーのレベルがある。
J1にはいいキーパーしかいない。J2にはちょっとあやしいキーパーもいる(というか3~4年前までは結構いたが最近はあまりいないね。J2のレベルアップはこういうところにも見て取れる)。
そのいいキーパーしかいないJ1で、さらにスーパーな、つまり代表レベルと言われるようなキーパーは本当にスゴイ。安定感の上にある爆発力。
阿部や鶴田には悪いが、ウチのキーパーは正直J1レベルじゃないなぁと思いながら見ていた。いい時はいいけど悪い時は悪い。その不安定さがレベル差を強く認識させた(といってもこれはキーパーだけの話じゃなくて、大概の選手はレベル不足を感じていたんだけど)。
ま、そういうチームなんだからしかたない。それどころか、そんなレベル差を感じてさらにウチの選手達に愛情を感じることも多かった。選手の良いところも悪いところもすべて知ってこその愛着、というのもあるのだ。

今季からレギュラーをつかんだ桜井はいい選手だが特別な選手ではない。いいところもあるけれど悪いところもある(書かないけど)。レベル的には阿部たちと大差ないレベルなのだ。
代表レベルのキーパーなど望むべくもない我がチームには、こうしたレベルの近い選手たちが切磋琢磨していくことが、最高の育成法だと思う。
阿部は昨年の最終盤に、想像をたくましくしてしまうようなポジション喪失を経験し、そこから今日までは長かったに違いない。だが、桜井も昨年は想像以上にチャンスが来ない悔しい1年だった。鶴田はなかなかワンチャンスが生かせないが、まだまだあきらめていないはずだ。そして誰より長い時間、陽の目を見ることなく過ごしているのがまだ見ぬ大器・時久だ。

この長い長い雌伏の時間こそが、良いキーパーを育てるのだと信じたい。みんなガンバレ!
このモヤモヤは経験したことがある。そう思い出したのは、無得点のまま後半に入ってしばらくしてからのこと。あの昇格の年の終盤戦で何度も何度もこれで終わりか、と思ったあの時の感情だ。
絶望感に襲われた水戸での敗戦、最後の戦いを見届けるつもりで行った日帰り札幌。だが、あの時はドームでの奇跡から運命の歯車がギアチェンジした。その後はご存じの通り。
そして昨夜の試合は、本当に本当に残念な結果になってしまった。

今日この草津戦で勝てないと言うことは、今季のほぼ終戦を意味する。
攻めても攻めても点が取れないこのパターンは何度も見てきた、イヤなパターン。だが、今の甲府にはマラニョンとサーレスという強力な武器がある。ねばり強く続けることで、相手の退場を引き出し、そしてPKゲット。PKの場面はいつも祈るように見るのだが、この日の祈りの感情は今季最大のもの。初めて見るマラニョンのPKは不安で不安で(PKゲット後に喜びすぎてたし)。
しかし、見事に決めてくれたPKで心のモヤモヤは一気に晴れた。イケルイケル! まだ終わってない。この一戦に勝ってまだまだ行ける。
しかし、信じられないミスが重なり同点ゴールを許してしまう。ここでまた軽いモヤモヤモードに陥るが、さらに一人退場で圧倒的優位に立つ。攻め手も豊富でこれなら大丈夫。一失点は事故としては仕方ない、この位は織り込み済み。ウチは攻め勝つチーム。ここから何点も取って勝つ!という気持ちで見ていた。
そして林っさんのゴール! これは嬉しかったなぁ…。大ベテランがチームを救う。そして敬愛する安間監督と共にもう一度J1へ!というバラ色のストーリーが頭の中で展開されていたその時、まったくくだらないプレーの連続で、まったく信じられない、しかし草津としてはこれしかない形での同点ゴールが決まってしまう。……ナニヤッテンダ、オマエラ。手に持っていた旗の棒をバチバチと打ち付けて思わず声を荒げる私。なんかでっかい定規を片手に生徒相手に切れる先生の気持ちがわかったよ……。

そこからはスタジアム全体の焦りが悪い方へ悪い方へと回り始め……。時間はまだまだあったはずなのだが、あっという間に消費してしまった印象。2点目の失点の形が悪すぎた。切り替えも意識の統一もできないまま、ついには攻撃に形も作れなくなりタイムアップ。この絶望感。

マラニョンと輪湖という攻めのポイントを下げた安間監督の采配は、結果的に非難されてしかるべきもの。だが、私は少なくとも同じくらいには(本当はそれ以上に)、この無様な展開も招いたピッチ上の選手達も非難されるべきだと思う。
やる気のないヤツなんて居ない、ピンチの場面で集中力がないヤツも居ない。ただ、あまりに結果がマヌケすぎるだけ。

今年のチームについての分析はいくらでもできる。看板と中身のねじれ。意思統一のなさ。自分たちの立ち位置。クラブの本気度。そんな分析も今はむなしいだけ。

この非難を受け止めろ。そして強くなれ。
この絶望を糧にしよう。そしてもう一度立ち上がろう。

勝てると思った試合を何度落としたことか。勝つべき一戦を何度しくじったことか。我々は学ぶことができたはずだ。これだけ痛い思いをしたのだから。

本当の「BACK TO J1」は今ここから始まったのだ。
いつもイイ仕事している「サポサポ」。

今回は小瀬の芝の話。うーん、面白い。
ここのインタビューはいつも面白いけど、目の付け所がいいよなぁ。
素晴らしい。


もうひとつは、甲府市の「突撃フリー!聞っく!!」

早八年目となる老舗サイト。過去インタビューもすべて見られるので貴重。
今回は輪湖選手へのインタビュー。輪湖はルーキー一番乗り。
結構興味深い内容です。ぜひ。


【オマケ】
今読んで面白かった。
サッカーブログで使ってはいけない12の言葉

もうすぐ開催「Gallery VFK ~ヴァンフォーレ甲府をテーマにした作品× 11 人展~」
期待してます。
今回も紅葉饅頭を食べて験かつぎ。我が家の近くのスーパーで常に購入できるこの広島銘菓はエライ。その和菓子のコーナーには他にハッキリと地方色のあるものは他に無し。紅葉饅頭の普及率の高さは特筆に値する。信玄餅もこの域を目指さねばならない。
とにかくその一般性のおかげで今回も「コレ食って勝つ」作戦は実行。これ結構効果あるのだ(笑)。前回のホームでは忘れたのが悔やまれる。

試合はなんか余裕の展開。相手の良さを消しつつ、自分らの良さを出すことができた。采配で勝ったと言ってもいいだろう。
…なーんて、やっぱりハッキリ言ってサーレスとマラニョンなんだよねぇ。
でも林は今回もよく点をとってくれたし、新のゴールにはホント驚いた(笑)。約3年ぶりというゴールはきれいにカーブしてサイドネットに吸い込まれるのをよい角度から見ることができた。

帰りのバスでは広島サポの話を間近で聞きながら帰る。
ペトロヴィッチの嫌われっぷりはなかなか強烈。どうせ負けるなら大量点で負けて去就問題にしてほしい、というくらいの勢いだった。まあ彼らの目はすでに来年のJ1で生き残れるかということに向いていた。
「マラニョン欲しい、ジュニーニョみたいだし」という評価。ジュニーニョは言い過ぎかもしれないけど、ちょっと似てるところもある。マラニョンには日本で大きく育ってほしいとも思う。
「サーレスはちょっと微妙だった」という評価。むむ、君たちなにを見ているのかね。サーレスの仕事量は多いよ。マラニョンの代わりはいても、サーレスの代わりはいないと思う。そのくらい重要な選手。だからこそあの決定機は決めてほしかった。数字でしか評価してくれない人も多いので。

サーレスと交代して入ったのは羽地だった。羽地は人が変わったように最前線でチェックに走り回る。その姿勢は大事。局面を考えたらイイ仕事をしたと思い。でも、先発やリードされた展開でのプレイはまた別。羽地の評価はいまだ保留。

昇格云々はまだまだ、次も勝って、上の団子が続いて、3位との勝ち点差が6、つまり2ゲームくらいになったらだな。でも可能性が残っているのはいいことだよ。
遠征もせず、東京じゃパブリックビューイングもなく、自宅でスカパー。

最近テレビが良くなって、なまじハイビジョン映像なんかでサッカー観戦できるもんだから、アナログスカパーは正直キツイ(e2にすればいいのかな?)。キレイな画面だと引きの映像だけでも十分に楽しめるからスゴイね。
スカパー映像はそういう作りになっていないし、今日は解説もイマイチ。アンドレジーニョ退場の原因を最後まで勘違いしたままだった。

そのアンドレジーニョ退場は、まさに前節のマラニョンの退場を思い起こさせるもの。甲府にラッキーだったが、ブラジル人には厳しいJの審判。慣れてもらうしかないねぇ。

10人になる前からでもポゼッションは甲府で、徳島カウンターという感じだったが、10人になってからは圧倒的に甲府がポゼッション。ほぼハーフコート。
後半になっての交代策でさらに守備を固める徳島。あからさまな逃げ切り狙い。
そして甲府は打てども打てども入らず、イヤな時間が流れる。島津虎も乗ってくるしで、困った感じに。大西のクロスの連続ミスについ声を荒げてしまう。なんだかイライラ…。

交代策はアンカーを削ってトップ下に木村という新機軸。積極的に動いて印象は悪くなかったが実効性はどうだったか。
次に美尾から羽地にして前線の人数を増やす。美尾は悪くなかったが、この交代も納得いくもの。さらに、ポカが恐ろしい池端に代えて輪湖。臣がCBに回って輪湖のサイド攻撃に賭けようという策。これもグッド。実際、交代してすぐに輪湖はドリブルで持ち上がり、ファールをもらってFKから秋本がゴール。ようやく取れた一点にホッとする。正直、0点のまま行きかねない展開だったので、とにもかくにも追いついたこの一点は大きかった。
一点取ったら、こりゃもう一点とって勝たないと!となり、勢いも出てきて、またもFKから今度は羽地が決めた。羽地は徳島戦には強いなぁ。FKはまたも臣で2アシスト。
リードさえしちゃえば、もう怖くない。徳島は片岡を入れて出てくるも、たいした攻撃は無く、甲府も早々とキープに入ったりして、勝利への意思の統一を見せる。これはこれで良し。で、相手が無理してきたところをサーレスの個の力でチャンスを作って、羽地がきちんと決めて勝負あり。3点目を取れたところが良かった。先への期待もつなげる追加点。

勝って当然という試合を落とし続けてここまで来てしまった甲府にとっては、こういう勝ちは大きい。なんとか秋まで興味をつないでほしい。
ウチにとってはJ1の可能性があるとしたら、前回の昇格のように最後の最後に滑り込むしかないのだ。

さて、ついに来てしまったかという感覚で迎えた倉貫との対戦だが、思ったほどの感傷は無し。見慣れた倉貫のプレイは懐かしくも、もはや未練無し(と書ける自分が結構スゴイと思う。ずっと引っ掛かっていたのだよ、クラのことは)。

マラニョン抜きでも3点取れたのは、底上げしてきた戦力のなせる技と言うことにしよう。それでもやっぱり3トップの理想系はサー・マラ・大西の3枚であることも再認識。次節の小瀬ではまたこの3人が活躍してくれることでしょう。
PVってパブリックビューイングの略なんですってよ。
次節8/9のアウェー徳島戦の地元イベントです。

http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/060/1217313530050.html
http://www.jsgoal.jp/photo/00036100/00036105.html

中央公園でイベント。楽しそうですな。
商店街のためにも盛り上がるといいですねぇ。

実はもう一つPVイベントはあって、増穂町でもやるそうです。

http://masuho.exblog.jp/6204559/
http://blog.hakubaku.co.jp/hakubaku/2007/08/r_8b29.html

増穂と言えば、はくばく様のお膝元。いまだに行ったことはありませんが、なぜか親しみを感じている土地でもあります。
こちらは選手も来てサイン会などもイベントもあるそう。
さて、ヴァンくんはどっちかな?

地元はアウェーでもこうして盛り上がれるからイイですね~
私はおとなしく自宅でスカパー観戦です。
私は審判の名前を覚えない。良い審判は黒子に徹し存在を感じさせない。悪い審判はその名をクチにするのも忌まれる。覚えないことが私の復讐。

サーレスの得点は嬉しかった。もっとも望んでいたゴールが美しいコンビネーションから生まれた。マッチデイプログラムの表紙チョイス当たり率は高い。前節で活躍した選手、調子の良い選手、期待される選手を選んでいるので当然といえば当然なのだが。

マラニョンには心から同情する。ああ、赤マラニョン。
だが、J審判にも慣れなければならない。彼らは悪い意味で教科書通り。だからまず口頭で警告する。これはカードへの確実な序章。この時点で普段の何倍も注意してプレーしなければならない。慣れるしかないのよ。ゴメンネ、マラニョン。
前半だけだったがマラニョンへの信頼感・期待感はますます大きくなった。この日はスピードの魅力だけでなく、ヒールパスなどテクニカルな面でも魅せてくれた。スピードにトリッキーな魅力を兼ね備えたマラニョンと、堅実な力強さに加え、高さとスピードを持つサーレス。甲府の飛車角は彼らだ(んー、飛車がサーレスで、角がマラニョン?どっちでもいいけど)。

後半10人となるも奮闘を見せる甲府。チームの狙いをサーレスの起点からのカウンターを使いたいこともあり、中盤で攻撃速度が鈍る林っさんに変えて久野を投入。これで布陣は4-4-1とも4-2-3とも。正確を期すなら4-2-2-1。トップがサーレスで、2シャドーに大西・久野。広大な中盤は藤田と克哉になんとかしてもらう、というもの。

そこでようやくタイトルの2人である。
私の藤田と克哉に対する絶対的な信頼は常に揺るがない。彼らと歩んできた歴史の積み重ねこそが、ヴァンフォーレ甲府そのものなのだ。
彼らにももちろん好不調はある。またチーム戦術・戦力の中に埋没することも多々ある。特に便利な二人ゆえ。

この日の二人は数的不利な状況だからこそ、特別に光り輝くシーンを多く見せた。
克哉はその運動量で相手選手を追い続け、しばしばボールを奪うことに成功した。
藤田は決然とした判断でボールを運び、時にドリブル長駆で数少ないチャンスを作った。

克哉の最大の魅力は、不利な状況下でのあきらめない心とそれを体現する魂の運動量。猟犬の如く相手に挑み、一度二度三度と絡み続けた。たとえボールが奪えなくとも、そのプレーが果たした役割は大きい。
藤田の最大の魅力は決断と実行。数的不利な中でサイドをドリブルで仕掛けてファールを得たシーンは、苦しい中での最善の判断だった。守備に追われて消耗する中でのこのプレーの印象は大きい。
残念なゲームの中でしばしば感嘆させられたこの日の二人。改めて甲府のコアは藤田と克哉なのだと、言わずもがなのことを思った試合だった。

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追記:「藤田の判断」について
もちろん、藤田もミスはする。するっていうより非常に多い。でも藤田のミスの多くは前方へのパス。通ったらチャンス拡大というリスクを負ったパスなのだ。また、持っているボールを奪われるのはセーフティの判断ミスで、つまり攻撃のためのミス。だから仕方ない、許せるミス。
とまあ、これほどまでに私が藤田に甘いのは、藤田が好きなのはもちろんなのだが、それ以上にもう8年も甲府の中心選手として藤田のプレーを見続けているわけで、その判断がイコール見ている私の判断であるからかと思った。それは言い過ぎにしても、この教育効果は大きい。藤田の判断基準がイコール私のサッカー観に大きな(大きすぎる)影響を与えているのは間違いない。
私の目は藤田の目なのだ(またも言い過ぎ・笑)。
ヴァンフォーレのボラさんにチケットをいただいたので友だちと一緒に見に行ってきました。
「初物見たさ」2割、「日韓戦なら勝負が盛り上がるかも」1割、「ラドンチッチ・オレ!」3割、「Tシャツもらえるしヒマだし」4割、という感じのモチベーション。
せめて、バレーが居ればなぁ。これをさよならゲームにするわけには…いかないよなぁ(ガンバファン怒るよなぁ)。

さて、会場はなかなかの入りに見えたが、発表は2万7千とのこと。やっぱり国立はでかいわ。
Tシャツは立派なパッケージに入っていて、なんかもったいない感じ。デザインはそんなに悪くないので普段着にはするかも。

試合は、そうだな、まずはラドンチッチのことから。
ラドンチッチに見た夢は一瞬だったし、芳しい思い出は残っていないが、それでもKでの活躍は嬉しいもの。
ラドンについて書いた過去日記はこちら
唯一今までに作った横断幕はラドンのみ。俺ってばホントに夢見てたんだなぁ(笑)。
この日のラドンは、K選抜堂々の10番を背負い、ど真ん中でCFとして構えていた。結果的に大きな活躍できなかったが、K選抜の戦術の一つがラドンの起点だったのは間違いない。実際ラドンもその期待に応えてチームプレイに徹していた。

一方、J選抜は名将オリベイラの選んだチームらしく、実効性に溢れたチーム。合同練習もままならないという状況で、まずなにを考えるかと言えばシンプルで力強い攻撃。それにはヨンセンで間違いない。さらにはテセで前線の力強さを押し出して、中盤はケンゴと小笠原がいればなんとかなるでしょというもの。トップ下の山瀬は、時々爆発してくれればいいかなという程度の期待。
サイドも固めにして、守備は中澤とトゥーリオではね返すぞ!というわかりやすーいチーム構成。
実際前半はケンゴと小笠原の構成力が素晴らしく、また左SBの新井場も奮闘しゲームを支配。ただ前線はヨンセンとテセがかぶり気味で、その辺はもうちょっと役割をハッキリした方が良かったかも。K選抜もそんなにガツガツ来るわけではなかったので、Jが楽しいサッカーで押せ押せになりお祭り感も出てきた。
ところがJ選抜の守備はどこか軽すぎて、ゴール前でうまくというか強く守れない。FKからのこぼれをビューティフルボレーで先制される。
後半は早々に山瀬が爆発してPKをゲットするも、半端な助走を読み切られて得点できず。
Kは交代で入ったエドゥという選手が上手く、瞬く間に2点取られてボロ負けムード。Jは両サイドががら空き(前がかりになったのと前半の飛ばしすぎがきいたか)だったりして守備面で良いところなし。
攻撃でもテセに変わって入るのは巻だったりして、タイプ的に同じ選手交代になってリズムを変えられない。ジュニーニョか大久保か、スピードタイプのFWが居ればと思う。そんな中で唯一若手で選抜入りした金崎夢生は、初めて生で見たけどなかなか面白い選手。なんか特殊体型(足が長い?胴が短い?)。プレイは視野が広いタイプ。いいね。
Jはセットプレイから小ずるく一点返したが、反撃はこれだけ。Kは3点以外にも崩した場面が多く、下手したら5点くらい取られていてもおかしくなかった。
なんというか、楽しくやれる場面は良かったが、結局ここで点が取れず、後はガツガツ行くでもなく、ひ弱な印象を残しての完敗。個々の能力で劣らず、良い時間帯もあったにも関わらず、この印象というのはJというか日本サッカーの欠点の露呈。もうちょっと意地を見せていただきたかったです。

Kは合宿してきただけあって意識の統一があってチームになっていた感じ。来年はかの地でJ選抜が意地を見せられるか。基本サッカーはホームチームが勝つのが幸せで良いことだが、ことこの日韓オールスターに関してはお互いのホームで負けて悔しさをつのらせるというのが存続への道か。

応援は散発的な選手コールと歌詞のないタイプの歌が少々。歌が少ないのは私としては好み。あ、そうそう多分史上初めて「Jリーグ」コールが!(ヴァーンフォーレ!とかテーハミングッ!とかと同じコールです) 安易に「ニッポン!」のコールをしなかったところがJサポの意地か。ちなみにK側サポは「テーハミングッ!」ってやってました。この辺の意識の違いも面白いところだね。