個人的感情や好き嫌いを超えた役割を果たす覚悟と選択をしていこう | 社会保険労務士吉川直子の人事・労務・人材活用実践ノート

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株式会社シエーナ代表取締役/社会保険労務士&ビジネスコーチ 吉川直子の公式ブログです。




成長企業のリーダーの方々は、ぬるま湯状態や、現状維持から抜け出し、常に新しいこと、現状を打破することを圧倒的なスピード感で求められていますメラメラメラメラ



また、リーダーや管理職に求められるスキルは、得意でないことや、やったことがないことを求められるので、「できればやりたくない・・・」という個人的感情をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。



もちろん、個人で苦手であると自覚をしていても、仕事における役割として必要とされるのであれば、個人の感情や好き嫌いよりも優先させることが組織人として必要です。



したがって、リーダーには個人的感情や好き嫌いを超えたところで役割を果たす覚悟と選択をしていくことが求められますメラメラ



例えばあるリーダーの方は、人前で話しをすることを苦手としていましたが、リーダーとして折に触れて人前で話す役割を求められるようになりました。



当初は、毎回毎回「いやだな」「苦手だな」と自覚しながらも何とかこなしていましたが、なかなか自分が理想とするように、言いたいことを堂々と言えないことを課題としていました。



そこで、月1回のコーチングにおいて、言いたいことを堂々と言えない状態から、少しずつ言えない状態を減らして、言えるようになる回数を増やしていくことを実践していくことを扱いました。



例えば、これまで10回中10回、言いたいことが言えなかったとしたら、いきなり10回中10回うまく言えるようになることを目指してはいけませんパンチ!



なぜかというと、私たちは人間なので、いつも完璧にすることは(このケースでいえば苦手なことを10回中10回成功すること)難しいからです。



まずは10回中1回言えるようになり、そのうち言える回数を2回、3回、4回、5回と増やし、最終的には10回中7回くらい言えるようになる状態を目指す、(10回中3回は相変わらず言えなくてもOKの状態を目指す)ように取り組みました。



たいてい、人前で話しをするときにうまくいかない原因は、ご自身の思考に「うまくいかなかったらどうしよう」「これくらいできないとリーダーとして恥ずかしいのではないか」といった恐れや不安の思考と感情が一体化してしまい、自分で自分の言動を選択できずに反応してしまうからなのです。



したがって、反応する回数をトレーニングで減らしていく、という取り組みを行っていくことが大事です。



もちろん、意識したり、実践したからといって、すぐにガラッと変わるわけではありません・・・あせる




ですが、確実に意識して実践し取り組んでいくことで、少しずつ今までよりも、うまくいく回数を増やしていくことは可能です。



このリーダーの方も少しずつ成果が出てきていますが、このリーダーの方が「相変わらず人前で話すことは苦手なのは変わりないが、苦手なことだけど、あえて自分で苦手なこと(人前で話すこと)を選択してやるようにしている」とおっしゃっていたことが印象的でした。



苦手なことをも主体的に自分で選択し、リーダーとして求められる役割を全うしようとする、このような姿勢こそがリーダーの姿であると感じました!!



そして、コーチングを受けているリーダーの方がチャレンジしている姿は、コーチである私も大きな勇気をもらいました(〃∇〃)



このようにリーダーがチャレンジしている姿は、第三者のコーチであっても影響を受けているのですから、当然、部下や周囲の人に大きな影響を及ぼしますメラメラ



リーダー自身が、自分の役割を主体的に取り組む姿が人を動かすのだと改めて実感しました!!



そして、こうしたリーダーとしての成長と変化を間近でサポートさせていただけるコーチングが私はとても大好きです(〃∇〃)



弊社では引き続き、組織のリーダーの方々の主体性向上のために、1to1コーチングでサポートをしていきます音譜