・スポーツ推進課が管理と利用申請受付を担うスポーツ体育施設
・スポーツ推進課が利用申請受付を担いながら 管理は各学校が担う 市立小中学校の校庭・体育館
・都市公園課 公園緑地担当が専用申請受付と日頃の管理ともに担う公園グラウンド
それぞれ設置の経緯や使用の根拠、利用が可能な対象者がそれぞれ違った中で今の制度となっていることは理解する。
が、申請窓口・申請開始時期・調整会の有無と ばらつきがあることはスポーツ活動をするために 施設を利用したいと思っている利用者、利用団体にとってわかりづらい状況。
吉川美南東口調整池、東埼玉資源環境組合第二最終処分所を活用した 新たな分散型スポーツ施設整備が進む中、既存の施設を含めたスポーツ施設の利用申請方法の見直しを求める。見解は。
答弁(スポーツ担当)
スポーツ活動の場としてご利用いただいている公共施設等については、総合体育館などのスポーツ専用施設に加え、学校施設を活用する学校開放、使用の許可により占用利用が可能となる公園など、本来の用途や管理に支障のない範囲において利用に寄与する施設がある。
学校施設については、学校開放の際には学校行事が実施されていないことや団体の定期的な利用を想定しており、調整会によって利用調整を行うことが望ましいと考えることから 貸出についてはスポーツ推進課が所管している。
公園については、常時適切な状態を維持するために管理を行う必要があり、また使用の許可に当たっては当該利用目的が公園の管理に支障がないかを判断する必要があることから管理を所管する都市計画課が申請を受け付けている。
現時点においては各施設等の特性に応じた最適な手法であると考えている。
一方、整備を進めている複数のスポーツ施設については、現在利用方法や貸出方法の検討 を行っており、既存の施設についても必要に応じて検討を行っていく。
なお施設等の貸出に当たっては、利用者や利用団体の希望を尊重しつつも、公平性の確保には十分に配慮していく。
スポーツ担当所管の部長からご答弁いただいたが、公園グラウンドに関わる部分として公園緑地担当の部長に再質問させていただきたい。
公園利用占有許可申請を行う団体は自治会、子ども関連団体、様々いらっしゃるが、公園グラウンドについてはスポーツ団体がスポーツ活動を目的として申請することが多いと認識している。
この認識で合っているか。
答弁(公園担当)
公園は様々な地域や団体が利用されている。
一部、また全部を占有する場合は公園利用に使用を及ぼさない範囲で利用許可と貸し出しをしている。公園グラウンド利用状況については、議員おっしゃるとおり9割がスポーツ 活動を目的とした利用となっている。
その他、地域のイベントや防災訓練、また児童施設の運動会など多様な目的で様々な団体がご利用 されている。
公園グラウンド利用申請ルールとしては、どんな利用方法であっても、一律同時期に受付を開始し、利用申請を出す回数や占用時間に制限はないと認識している。
この認識が合っているか。
答弁
申請の時期は、利用日の3か月前の1日から利用日 の3日前まで、また空きがあれば随時受け付けている。利用回数の上限についても特に定めはない。
それだとその月の1日に、1番にきた団体が全部埋めようと思ったら埋められてしまう状況。
それぞれの団体がちゃんと良識的な判断や 最小限の予約とするようなマナーの中で課題として現れていないとしても、
今 スポーツ施設が増えてほしい、もっと活動できる場所がほしいという要望のもと、多目的利用ができる場所を一生懸命作っている中、
公園グラウンドの利用申請の方法、ルールを検討していただきたいが、見解は。
答弁
多目的グラウンドは公園の一部であり、スポーツ団体に限らず利用できる場所の一つ。
スポーツ施設は基本的にスポーツ団体が利用し、空きがあれば他の団体も借りられる。
公園の目的に基づき、現在の申請方法は様々な団体に多様な目的での利用申請を受け付けているため、現在のところ申請方法の見直しを行う予定はない。
複数の団体が借りているところもあるため、団体同士がお互いの活動を認め合い、譲り合いの気持ちを持って適切に利用していただけるよう努めていきたい。
公園施設は多様な団体が多様な目的で利用できる場所であるべき といった考えは私も同じ。
公園グラウンドをスポーツ施設が足りない からスポーツ施設と位置づけて、スポーツ利用のためだけに使用できるようにしてほしいといった考えはない。
防災活動等でも利用されているのであればなお、調整会といった機会が必要と考える。
スポーツ団体は計画立てて早め早めから予約を取る気でいらっしゃる気持ちが強いという空気感を存じ上げている。
公園担当としては申請方法の見直しを行う予定はないという答弁だったが、最初のスポーツ担当の答弁内容に関連した要望をする。
公園グラウンドの今の申請方法であれば、
どなたかがまとめて予約を取った後、
他の方が使いたいと窓口に行った際に「埋まってる」と断られたら、利用申請のあり方とかに課題があると捉える市民の方はあまりいらっしゃらず、
「スポーツ施設が足りない」「スポーツ施設をもっと作ってほしい」という要望として表れているのかもしれない。
利用申請に料金もかからないため、多く予約を取っておいて、使わないけれどキャンセル連絡をしない状況も発生している。
公園は市職員が常駐しておらず、鍵を貸すこともないためどのような状況かリアルタイム で把握することは難しい。
学校施設をスポーツとして使っている中でも、調べてみると例外があって…栄小学校の校庭ナイターは調整会の対象ではなかったり…
こちらも調整会対象とした方が活動の見込みをつけやすく、希望が重なったとしても調整会があればその場で話し合いの機会になる。
最初のご答弁にあったように「これから新しい施設の利用方法について検討を行う中で、既存の施設も含めて検討する」とのことだったので、これまでやりとりした課題や今申し上げた課題を検討に入れていただき、公平性ある、納得感ある、利用申請方法であってほしい。
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以前投稿したこちら
性善説か性悪説かなんて先人たちが数億回重ねてきた議論です
議会で取り上げるものは
市の事業として税金で成り立つ事業だから
法律、条例の根拠の確認は欠かしませんし
ダブスタにならないよう
自分をいろんな立場に置き換えて考えてみます
市民相談でも、
条例でグレーな範囲を堂々と踏む方が
「こうあるべし」と求めてこられて
「個人的な利益を得てるわけではないから
現状グレーでいけるけど
それを全体ルールとする動きをして
趣旨踏まえて整理に動いたら
グレーからブラック認定になっちゃうよ」
みたいなことけっこうあるんです…
私はできるだけ自由でいたい派なので、
みなさまからの税金で成り立つ事業として
お金の流れにおかしさが無かったり
どこかに害や不利益が生じない範囲なら
できるだけグレーが良い と思っているのですが
双方の権利、利益が激しくぶつかり
どこかに理不尽な不利益が発生してしまいそうなら
それはルールを変えざるを得ない時 と思います
私としてはめずらしく
制限をかける方向での一般質問でした