ジョーベンパン=戦中の日本移民の問題を議論=奥原、島袋両氏出演し異例の番組に ブラジル日報WEB | 私たちの50年!!

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1962年5月にサントス港に着いたあるぜんちな丸第12次航の同船者仲間681人の移住先国への定着の過程を書き残すのが目的です。

ジョーベンパン=戦中の日本移民の問題を議論=奥原、島袋両氏出演し異例の番組に ブラジル日報WEB版より

 

トーク番組「Linha de Frente(最前線)」(Foto: Mariana Okuhara)

 

 サンパウロ市パウリスタ大通りにあるジョーベンパンTV局スタジオで4日夜7時から、日本移民116周年を記念した1時間半のトーク番組「Linha de Frente(最前線)」の収録が行われ、6日(土)午後5時半以降に同サイト(https://youtu.be/PtCg-uLrfbc?si=KkjXvPaF8gD9_m1c)で公開される。
 当日は、ブラジル日本移民史料館の山下リジア運営委員長、ブラジル沖縄県人会の島袋栄喜元会長、恩赦委員会への謝罪請求を始めた奥原マリオ純さん、国際政治学者の上原アレシャンドレさんらが座談会形式で参加し、同局の小林ネルソンさんがキャスターを務めた。
 奥原さんによれば、本来は116周年ということで移民史全般を振り返る流れだったが、人権省恩赦委員会で7月25日に、戦争中の日本移民弾圧を謝罪するかどうかを審議する直前だけに、戦争中の話題が大半を占めたという。
 奥原さんは、「キャスターの小林さんはバストス出身で、日系人の歴史に関心が深く、テレビでは初めての異例の深い議論ができた。島袋さんもサントス強制立ち退きの件に関して、とても詳しく説明してくれた。『戦争中の出来事』というとどこか遠い歴史上の出来事のように思えるけど、我々の両親や祖父母が実際に体験したこと。ぜひ多くの人に見てほしい」と薦めた。