間違った車で30分間走行=見知らぬリュックみて「あっ!」 ブラジル日報WEB版より | 私たちの50年!!

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1962年5月にサントス港に着いたあるぜんちな丸第12次航の同船者仲間681人の移住先国への定着の過程を書き残すのが目的です。

間違った車で30分間走行=見知らぬリュックみて「あっ!」 ブラジル日報WEB版より

 

駐車場には酷似した車が2台あった(9日付テラ・サイトの記事の一部)

 

 ある夫婦が誤って酷似した車に乗り込み、気づかずに30分間走行した後、後部座席に見知らぬリュックとジャケットがあるのを見てようやく気付くというドラマの様な出来事が起こった。夫婦は引き返す道中、どう説明して車を返却しようか不安が頭をよぎっていたが、幸い所有者は落ち着いており、神対応を受けたと10日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 この夫妻は7日、ゴイアス州ゴイアニアからアナポリスに向かう途中、ガソリンスタンドに立ち寄った。車を駐車し、戻ってきたとき、同じ色とモデルの車のドアが開いていたので、何も考えずに乗り込んだという。車内には、たまたま自分たちの車と同じ場所に水のボトルが置いてあったため、特に不審には思わなかった。
 車はスマートキー仕様(鍵穴を必要とせず車に近づくだけで操作が可能)で、所有者が車内に鍵を偶然置き忘れており、エンジンをかけることができた。
 妻のヴァニアさんは、車内の匂いが異なることに違和感を感じ始め、後部座席に置かれたリュックとジャケットを見て、血の気が引いたという。間違えを確信した時は4キロも走行していた。
 ガソリンスタンドに戻った時には、所有者は警察を呼んで事情聴取を行なっている最中だった。だが夫婦の心配とは裏腹に、持ち主はごく穏やかに対応してくれた。ヴァニアさんは「それはまるで映画のようだった。万が一のことを考え、30分間、ずっとアドレナリンが噴き出していたわ」と振り返った。