『マルドゥック・アノニマス』#9 | yoshi's drifting weblog -揺蕩記-

yoshi's drifting weblog -揺蕩記-

私の一番好きな言葉、揺蕩(たゆた)う。……
日常の、ふとした何気ない出来事について、
その揺蕩う様を書き留めていきます。

職場で必要なものが出たので仕事帰りに近くのダイソーに寄ったのですが、そのダイソーと隣接してるのが、中古ホビーショップの駿河屋。

 

 

というわけで、どーしても立ち寄ってしまい、色々と物色してしまい、スーファミの『シムシティ』を買うついでにサクラクレパスの一番くじを3回もやっちまいまして。

 

 

 

 

E賞が2個とD賞が1個。

 

 

C賞のお皿とかは別に欲しくなかったので、狙ってたD賞とE賞が出て一安心。

 

 

ガンガン使う所存の今日この頃、冲方丁がSFマガジンで連載している小説『マルドゥック・アノニマス』の最新9巻を読了。

 

 

 

 

刊行ペースが年1なので、最新刊を買った時にはすでに前巻までのお話をすっかり忘れてしまってるのが常なのですが、それでも読み進めていくうちにこのシリーズが培ってきたハードSF、サイバーパンクな世界観に魅了されてしまうのですね。

 

 

ほんと、最高傑作シリーズ。

 

 

ただ、ちょっと話が長くなってきたので、収拾がつかなくなってるのでは?なんて懸念もしてしまいますが。

 

 

これまでの『マルドゥック・スクランブル』『マルドゥック・ベロシティ』ともに3巻で終わってたのに、この『マルドゥック・アノニマス』はすでに9巻まで到達し、これからもまだまだ続きそうだし。……

 

 

マルドゥック市を牛耳るメーソン市長一派と、スラム街から成り上がってきた犯罪組織「クインテット」と、主人公ウフコックとバロットが所属するオフィス陣営の三つ巴の抗争を描いているお話なんですが、オフィス陣営とクインテットが共闘して市長一派との争いに挑む中で両者の思惑が錯綜し、クインテットのある人物が殺されてしまうのですが、実はそれはクインテットがオフィスを陥れようとする罠で、……という流れ。

 

 

「ある人物が殺された」という事実が提示され、なぜそうなったのかを思い出す形式で描かれていくのが今巻。

 

 

『マトリックス』と『X -MEN』を掛け合わせたようなアクション描写は今回は終盤まで登場せず、今巻はその政治的な権謀術数のオンパレード。

 

 

まあ、それもハードSFっぽくて面白いは面白いんですが、やっぱりスリルは乏しいですよね。

 

 

それだけ焦らされた反面、終盤で描かれた争いは抜群の面白さ!

 

 

で、次の巻でどのように展開していくのか、楽しみですな!

 

 

なんですが、続きが読めるのはまた来年までお預け、と。

 

 

もどかしい!!!

 

 

まあ『SFマガジン』買えよ読めよなんですがね。

 

 

ま、我慢して楽しみにしておきます。

 

 

さて次は、

 

 

 

 

楽しみにしておいた前田日明と藤原組長の対談本『アントニオ猪木とUWF』を読み始め。

 

 

これがもう、むちゃくちゃ面白い!

 

 

 

 

新日本プロレスに入門したばかりの前田日明はプロレスを教えて欲しくて藤原組長に「スパーリングしてください!」と頼むものの、基礎ができてなかったので組長はいつも拒否してて。

 

 

それを見た猪木が「そんなに邪険にするなよ、じゃあ俺がやってやるよ」となり。

 

 

前田は空手経験はあったもののプロレスは知らなかったので「プロレスの仕方がわからないので、何してもいいですか?」と訊き、対して猪木は「なんでもやってこい」と返す。

 

 

で、どうしたもんかと考えた前田は空手の大山倍達がかつて言った「プロレスと戦うには目潰しと金的しかない」という言葉を鵜呑みにして、いきなり猪木に目潰しと金的をかまして、周りの先輩レスラーからフルボッコにされた、と。

 

 

バカじゃねえの(笑)!

 

 

あの前田が?!っていうのも相まって社食で思わず声に出しそうなくらいに破顔してしましましたよ。

 

 

あと、藤原組長、下ネタばっかり(笑)

 

 

とにかく笑いっぱなしの一冊になりそうです。

 

 

ではでは。