みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。
以前に2024年3月16日に開通した北陸新幹線(金沢駅〜敦賀駅間)と新幹線延伸に伴いJR西日本が所有する北陸本線の福井県区間を引き継いだ「ハピラインふくい」の一部路線をご紹介しました。
このときは容量の関係で敦賀駅構内の紹介を割愛したので今回は敦賀駅や敦賀駅周辺そして私がこれまでに撮影した北陸特急681系・683系の画像を載せていきたいと思います!
2024年のダイヤ改正から大阪及び京都方面から北陸方面へ特急列車で向かう場合、敦賀駅で新幹線に乗り換える必要があります。
★新幹線駅建設中の敦賀駅(2020年12月)
しかし従来の在来線ホームから新幹線ホームまでは、かなり離れているのです。
そこで新たに新幹線ホームの下に特急専用ホームが建設されました。
★敦賀駅 在来線特急ホーム
できたんですが、それでも新幹線ホームと高低差があるので乗り換えが大変ですよね…
まずは2階の改札階へ上がります。
★敦賀駅 2階改札階
上がって床に描かれた矢印に進むと新幹線連絡改札に辿り着く構造になっていました。
まず新幹線乗り場に行かず、従来の在来線ホームを目指しましょう。
★敦賀駅 連絡通路
従来のホームとは長い連絡通路で繋がっています。オートウォークもありましたよ。
★敦賀駅 研修庫
オートウォーク周辺からは、新幹線開業で新たに建設された在来線特急用の小さな研修庫があります。
ちょうど681系の更新車が停まっていました。ラッキー!
★敦賀鉄道部/敦賀機関区
この研修庫とは別に敦賀駅から近江塩津駅方面に敦賀鉄道部があります。
結構歩いて在来線ホームに到着です。
★敦賀駅 在来線ホーム
敦賀駅在来線ホームからは、京阪神を結ぶ列車(新快速など)と旧北陸本線の「ハピラインふくい」のほか小浜線などが発着しています。
訪問時にはハピラインカラーの車はまだ1編成だけ、だったので521系はJR西日本のカラーになっています。
★敦賀駅 在来線ホーム
敦賀駅の在来線ホームは昔の面影を残しているので見ていると面白いです。
★敦賀駅 在来線ホーム
時間を合わせれば貨物列車の待避を見ることもできるかもしれません!
貨物列車は、これまで通り旧北陸本線の「ハピラインふくい線」を経由し日本海の物流輸送を担っています。
さあ改札を出てみましょう!
★敦賀駅 駅舎
在来線側の一部駅舎は1951年に建てられたもの。いい雰囲気が残されていますね〜
その駅舎の上には新幹線ホームが見えます!
どれだけ高い場所にあるのかがわかりますね〜
敦賀の中心部及び港はこっちの在来線側にあります。
なので路線バスなどが発着しています。
敦賀周辺は早いタイミングで鉄道が開業していたので遺構が幾つか残されているんです。
せっかくなので、10分ほど路線バスを利用して敦賀港を目指しましょう。
★敦賀赤レンガ倉庫
1905年に石油の貯蔵庫として建設されました。現在は資料館になっていて鉄道ジオラマやオープンガーデンになっています。
★キハ28形3019号車
レンガ倉庫隣には、今や珍しいキハ28形気動車が展示されていました。
元々白浜のアドベンチャーワールドに展示されていた車でしたかね〜
そして、ここから少し歩くと貨物駅が見えてくるんです。
★敦賀港駅
コンテナがあるのでお分かりいただけるでしょう。貨物駅ですね〜
1882年に金ヶ崎駅として開業。東海道本線支線のような形で開通し敦賀港から大阪及び東京までの輸送を担う駅だったそう。
今は北陸本線と東海道本線の分岐駅は米原駅または近江塩津駅から湖西線経由で山科駅の2択がメインですが、当初は違ったんですよね〜
大津駅から米原駅間は未開通だったので、大津駅から長浜駅まで鉄道連絡船で琵琶湖を越えていたそう。かなりめんどくさいルートです。
この遺構は長浜駅前にある鉄道資料館の「長浜鉄道スクエア」に残されていますよ!
連絡船を待つ待合室など入館料を払えば見学できます。
★DL113形 機関車
貨物駅の入換機関車?と思いましたが検索すると和歌山県の藤並駅が最寄りの有田鉄道が保存していた車両だった気がします。
この周辺なぜか和歌山と縁がある車両が多いですね〜
なぜこんな車両がここにいるのでしょうか?
★敦賀港駅 駅舎
よく見ると駅舎が見えます。
昔ながらの貨物駅舎いいですね〜
ほとんど建て替えられていて、このような建築物は残ってないと思います。
この貨物駅の反対側に貴重な建築物があるので向かいましょう。
さあ貨物駅を横断するんですが…あれ!?
★敦賀港駅 踏切
線路がありますが固定柵が設置されています。これでは列車が行き来できませんね。
実は廃線跡だったんです。かつては敦賀駅まで線路が繋がっていましたが2009年に定期運行が終了し休止路線になって10年後の2019年4月付けで廃止になりました。
もう列車は入線しませんが「敦賀港オフレールステーション」となりトラック輸送の拠点として今も現役の駅として運用されています。
貨物駅を渡って目的地に到着。
★旧敦賀港駅ランプ小屋
列車や駅などに必要な部品などを保管していた倉庫です。
登録鉄道文化財に指定されています。
同じようなランプ小屋が関西に稲荷駅・柘植駅・加茂駅などがありますが、ここは中が見学できました。
★旧敦賀港駅ランプ小屋
列車のライトや石油缶などが貯蓄されていたようですね〜
よく間違える人がいるのが、敦賀赤レンガ倉庫と旧敦賀港駅ランプ小屋は全く別物なので、観光の際は気をつけてくださいね〜
再び敦賀赤レンガ倉庫周辺に戻ってきました。
★敦賀港
敦賀湾が綺麗に見えます。
周辺には「人道の港 敦賀ムゼウム」があります。
★人道の港 敦賀ムゼウム
ここは大正時代の建物を再現した場所です。
敦賀周辺は1945年7月の大空襲で多くの建物が犠牲になりました。
空襲を免れた古い建物は、先程ご紹介した「敦賀赤レンガ倉庫」「旧敦賀港駅ランプ小屋」のほか後ほどご紹介する「敦賀市立博物館」の3つだそう。
そして敦賀港にはもう一つ鉄道資料館があります。
★敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅 復元駅舎)
敦賀港駅も空襲で被害を受けたため現在の駅舎は復元された建物です。
昔は敦賀港からの乗換客で賑わっていたのでしょう。旅客営業は1987年3月31日。つまり国鉄分割民営化の前日に廃止されたんですね。
中には貴重な鉄道資料が展示されています。
★敦賀鉄道資料館 展示室
札幌行トワイライトエクスプレスのラストランを担当したEF81形43号機のプレートなど貴重な展示物がありましたね〜
帰りは敦賀港周辺から30分程度歩いて敦賀駅まで戻りました。
★敦賀市立博物館(旧大和田銀行本店本館)
帰り道にもう一つ空襲を免れた建築物があったので寄り道です。
こちらは重要文化財にも指定されています。
★敦賀駅 在来線側の改札口(2023年3月)
新幹線が開業するまで敦賀駅の改札口は現在の在来線側改札口の1つだけでした。
なので窓口や売店など全てが揃っていたんです。
★敦賀駅 在来線側(西口)の改札口(2024年3月)
しかし新幹線が開業するとJRの窓口は全て新幹線改札に移転となり在来線側の改札口は券売機プラス(話せる指定席券売機)のみとなりました。
敦賀駅で降りずに新幹線から在来線特急に乗り継ぐと1割引になる設定があったと思うので、多くの方が敦賀駅で下車はせず目的地に向かわれるでしょう。
実際、新幹線改札口付近は列車が到着すると混雑するものの在来線側はガラガラでした。
今や東海道本線の浜松町駅や吹田駅でも窓口が閉鎖される時代なので、仕方ないと思いますが、せめて在来線側と新幹線側を結ぶ自由通路を設けてほしいですね〜
現在は、ないので在来線側改札から割引などが必要な切符の購入や変更・払い戻しの場合は券売機プラスでオペレーターを呼び出すか入場券を買うまたは、かなり遠回りをして新幹線側改札の窓口へ行く必要があります。
なおJR西日本が運営する「みどりの窓口」は新幹線改札に移転しましたが、新たにハピラインふくいが運営する窓口ができました。
★ハピラインふくい お客様カウンター
ここでは、ハピラインふくい線の乗車券や定期券そしてハピライン限定デザインのICOCAなどが販売されています。
★ハピラインふくい限定デザインICOCA
現在は販売を制限しているようですね。
IRいしかわ鉄道やあいの風とやま鉄道などでもオリジナルICOCAが通年販売されているので、販売制限は想定外でしたね。
なお追加生産時期は未定だそう。
そして敦賀駅在来線側改札の隣には観光案内所や売店(セブンイレブン)駅弁屋がありました。
★敦賀駅 駅弁塩荘
金沢駅や富山駅では2015年の北陸新幹線開業時に在来線ホームや改札付近から新幹線側に移転していたので、敦賀駅もそうなるのかと思いきや今のところ在来線側で営業されていました。
せっかくなので駅弁を購入。
帰りのサンダーバード車内で食べたいと思います!
なお新幹線側に駅弁屋さんはなかったです。
代わりに在来線特急ホームの階段付近にセブンイレブンがあり、そこで駅弁が販売されていましたね。
★敦賀駅 在来線側改札口付近
このほか北陸新幹線沿線を再現したプラレールのジオラマやW7系グランクラス座席が展示されていました。
長々と話してしまいましたね。
改札に入り新幹線側改札付近に行きましょう。
★敦賀駅 連絡通路
少し前まで、ここは壁で覆われていたので先を進めるのが未だに違和感ですね〜
連絡通路を渡って最初の2階改札階に戻ってきました。
★セブンイレブンとおみやげ処
2階改札階の在来線フロアにある売店です。新幹線フロアには売店などはないので、乗換客はここ1択となりますね。
★敦賀駅 2階改札階
まっすぐ進めば新幹線の乗り換え改札です。
右に行くと外に出れる改札があります。
★敦賀駅 新幹線側改札口(東口)
新幹線駅なのに改札機が2機。すごい少ないですね〜
★敦賀駅 新幹線側東口
誰もいなかってビックリ!
新幹線駅には見えませんね〜
越前たけふ駅と同じく、これから賑わうことに期待したいと思います。
再び2階改札階に戻りまして・・・
いよいよ新幹線連絡改札を通ります。
★敦賀駅 新幹線連絡改札口
なんと改札機の台数が日本最多だそう。
その数19通路!
先程の東口は2機でした。すごい差ですな〜
★敦賀駅 2階改札階
最短で新幹線から在来線特急へ8分の乗り換え時間と短いのでトラブルがあっても、すぐに対応できるようにイベントでも開催されているのかと思うほど駅員や警備員の方が立たれていました。
写真を見ていただくと画像には駅員さん。警備員さんしか映っていませんね。
これだけ見ると閑散とした駅に見えますが、列車が到着すると大変ですよ〜
★敦賀駅 2階改札階
先程までの光景が嘘のよう。
大混雑になりました。
これを見る限り、敦賀駅で下車する方はほとんどいなかったように見えました。
これまで北陸新幹線と北陸本線の接続駅だった金沢駅のように立ち寄り観光をされる方は少ないのでしょうか。
★敦賀駅 2階改札階
最後にこのコンコースから更に階段を上がると着きました!新幹線ホームです。
★敦賀駅 新幹線ホーム
2面4線の構造です。
現在は敦賀駅止となっていますが、この先に北陸新幹線敦賀車両基地があるため暫く線路が伸びています。
★敦賀駅で撮影したW7系新幹線
東京方面を眺めると新北陸トンネルがバッチリ見えました!
★敦賀駅 新幹線ホーム
それにしても高い場所にありますね〜
37メートルで12階相当だそう。
この高さを列車が来るたびに大移動があるわけです。
百貨店の開店直後のような光景が1日に何度も繰り広げられる大変な駅でしょう。
少しビックリするものを見つけました。
★敦賀駅新幹線ホーム 自販機
駅弁の自販機は大阪駅地下ホームにもあったんで驚いた理由ではありません。
カニ飯が売られていたことです。これは福井駅弁で敦賀駅弁ではないんですが販売されていました。
昔はコンビニなどはもちろんなく駅構内で飲食物を販売していいのは国鉄から許可を受けた1社だけだったのですが、今はその規則なんてもうありません…
他駅の駅弁を売ることで自駅弁の売上が悪くなることはないのでしょうか。
逆に他駅でも自分の駅弁が販売されることで売上が好調なのか。どうなんでしょう。
今回の北陸新幹線開業を記念し塩荘(敦賀駅)・番匠本店(富山駅)・高野商店(加賀温泉駅・旧今庄駅)大友楼源(金沢駅)の駅弁屋5社が崎陽軒とコラボして各社別で製造販売したのです。
つまり5種類ある訳ですが先程紹介した敦賀駅在来線特急ホーム上のセブンイレブンには5社全ての駅弁が並んでいました。
私は昔の駅弁文化を守りたいので、在来線側の敦賀駅弁塩荘の直売店へ行って購入です!
★駅弁の塩荘 北陸新幹線弁当(期間限定)
やはり買う駅弁は直売所で買うのに限りますよ〜
それでは敦賀駅を出発し高槻まで帰りたいと思います。
★敦賀駅 新幹線改札階待合室
新幹線と在来線特急の接続は短すぎるくらいなので、ほとんど使う機会はないと思われますが新幹線ホーム・新幹線改札階そして在来線改札階のセブンイレブン付近に待合室がありました。
★敦賀駅 33.34番線ホーム
京都駅の山陰本線ホームは山陰の3をとって30番台のホームになっていて30〜33番線までが存在します。
敦賀駅は1〜7番線が在来線ホーム
11〜14番線が新幹線ホーム
31〜34番線が在来線特急ホーム
敦賀駅には、これより数字が大きい34が誕生したことで日本一大きい駅となりました。
階段を降りていくと・・・
★敦賀駅 33.34番線ホーム
色分けされていてわかりやすいですね〜
左側は青橙色なので米原駅・名古屋駅方面へ向かう特急「しらさぎ」
右側は青と黒色なので京都駅・大阪駅方面へ向かう特急「サンダーバード」
通常はこのように分けられていますが…
繁忙期は車両のやり繰りが異なるためサンダーバード色と白鷺色が混色で走ることもありややこしくなるんですよね〜
ここからは私が今までに撮影した681系.683系の写真をご紹介します。
★681系.683系電車いろいろ
敦賀延伸によって余剰になるので一部の681系は廃車になりました。
今後どのように変化があるのか注目したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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