横須賀線を散策してみる(錦糸町駅〜横須賀駅) | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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今回は横須賀線と直通する路線をご紹介します。

総武本線の錦糸町駅からスタートです!

★JR錦糸町駅 駅舎
民衆駅舎となっていて現在はヨドバシカメラも入居していて珍しい雰囲気を持つ駅ですね!

錦糸町民衆駅、商業施設名は「テルミナ」

★錦糸町民衆駅「テルミナ」オレンジカード
「テルミナ」を宣伝したオレンジカードも発行されていました。

ところで今回は横須賀線をご紹介する記事ですが、なぜ総武本線からスタートなの?と思われた方もいらっしゃるでしょう。

総武本線で錦糸町駅に入線する列車の多くは、横須賀線と直通しているのです。







★錦糸町駅 ホーム
千葉駅〜当駅までは複々線で列車線(通称:横須賀総武快速線)電車線(通称:中央総武緩行線)が並走してきましたが、緩行線はここ錦糸町駅から総武本線支線(御茶ノ水支線)に入線し秋葉原駅・御茶ノ水駅・代々木駅・新宿駅方面を目指して行きます。

前回ご紹介しました!
併せてご覧下さい。


そして今回ご紹介する快速線は引き続き本線を走り東京駅を目指します。



★両国駅 駅舎
かつて総武本線の起点は両国駅でしたが高度経済成長などによる過密で行われた通勤五方面作戦の一環で東京駅まで延伸された際に御茶ノ水支線の駅となり本線は目の前を通過しますが、ホームはなく停車できません。

両国駅の前を通ると総武本線は総武トンネルに入り馬喰町駅に到着します。





★JR馬喰町駅 1番出口
入口から見てわかる通り、すごく年季が入っています。

ビジネス街なので、駅周辺のオフィスビルから地下に入れる構造になってます。

★JR馬喰町駅 改札口
改札は地下のかなり深い場所にありますが、まだまだ潜っていきます。

長いことエスカレーターに乗って降りた先はホームかと思いきや・・・

改札口がありました。

★馬喰横山駅 連絡改札口
都営新宿線との連絡改札口となっています。

そしてもう一つエスカレーターを降りるとよくやく地下ホームに辿り着きます。



★JR馬喰町駅 地下ホーム
すごい国鉄の雰囲気が残っているホームです。

あとこれからご紹介する新日本橋駅・東京駅・新橋駅もそうなんですが、独特な臭いがするんですよね〜


★馬喰町駅 湧水
東京の地下水はとても多くトンネルを掘ったことによって、駅のさまざまな場所から湧水が出ていて沼のような臭いがするんですよね。


★馬喰町駅 シールドトンネル
なお錦糸町駅〜馬喰町駅〜新日本橋駅〜東京駅までは総武トンネルで東京駅〜新橋駅〜品川駅までは東京トンネルと地下区間でありながらトンネル扱いとなっています。


★馬喰町駅 オレンジカード
開業当時は国鉄で一番深い駅ということでしたが、青函トンネルが開業し竜飛海底駅ができたこと(北海道新幹線開業で廃止)と東京駅に京葉線ホームが開業したことにより、その座は奪われています。








★馬喰町駅 案内板
駅の雰囲気はもちろん。案内板も古めかしいものが残っています。


★JR新日本橋駅
地下鉄の入口みたいですがJR総武線の入口であります。


★JR新日本橋駅
ここも駅周辺のオフィスビルから地下に入れる構造になってます。

新日本橋駅は東京メトロ銀座線三越前駅と繋がっていますが、この駅が完成した当時は国鉄だったため企業名を入れるのが難しかったのでしょうか。



★JR神田駅 近道 看板
新日本橋駅から神田駅まで一応徒歩圏内となっています。



★JR新日本橋駅 ホーム
馬喰町駅と同じ雰囲気のホームです。

ただよく見ると1つ特徴があります。



★JR新日本橋駅 ホーム
ホームの壁にある青い菅は送水管でトンネルと共に品川方面まで伸びていて川または地上に地下水を出しているそう。

これでも地下水は増える一方でトンネルの所々にアンカーを地盤に打ち込んで支えているそうです。かなり強引な造りをしているんですね〜

そして総武本線の終点である東京駅です。

★JR東京駅 丸の内駅舎
東京駅と聞けば地上ホームにたくさんの列車が並んでるイメージが思い浮かびますが、地上だけではスペースが足りず地下にもホームがあります。


★JR東京駅 M14出口
地下鉄の雰囲気をした入口も東京駅にはたくさんあります。なおM14出口は、以前にも少しご紹介しました。地下鉄大手町駅とも繋がっています。


★JR東京駅 動輪の広場
ここに東京地下駅を建設したときに設置されたモニュメントがあります。


★東京地下駅 モニュメント
東海道新幹線の改札内にも似たようなモニュメントがありましたよね。


鉄道開業100周年プロジェクトの一環としても造られた東京地下駅。つまり今年で51年目ということになりますね〜






★東京地下駅に繋がる階段
馬喰町駅・新日本橋駅、後ほどご紹介する新橋駅は駅入口とホームまで深いのでエスカレーターとエレベーターがあり階段は非常用として普段は閉鎖されていますが、東京駅は非常階段が常時開放されているので利用できます。

国鉄や昭和の雰囲気を残した階段ですよね!




★東京地下駅 ホーム
他の地下駅は1面2線ですが当駅は折り返す列車も設定されているので2面4線です。

総武本線と総武トンネルはここまで。
ここから東海道本線そして東京トンネルになります。

案内表記では横須賀総武快速線または横須賀線と書かれていますが、正式には横須賀線ではなく東海道本線の地下線扱いとなっています。

横須賀線の起点はこの先の東海道本線大船駅からとなります。




★JR新橋駅
新橋駅も地上をたくさんの列車が走るイメージを思い浮かべますが地下ホームがあります。





★新橋地下駅 ホーム
東海道本線で地下ホームは珍しいですよね!
そして新日本橋駅から続いている地下水を運ぶ青い管が確認できます。


★東京トンネル入口
品川駅手前で地上に上がります。
そして品川駅から以前にご紹介した東海道本線支線の品鶴線に入線し武蔵小杉駅を経由して鶴見駅を目指します。


鶴見駅からは再び東海道本線に合流し横浜駅を目指して横浜駅から大船駅までは東海道本線の電車線(緩行線)を走ります。



★JR大船駅
当駅で東海道本線を離れ横須賀線に入線します。

愛称上は東京駅からになっていますが、大船駅からが起点で正式に横須賀線となります。

それでは今回の本題である正式に横須賀線を見ていきましょう!




★北鎌倉駅
この沿線は皆さまご存知の通り禅宗の寺がたくさんあります。







★建長寺






★円覚寺
横須賀線は円覚寺の境内をおもいっきり突き抜けています。


当時はかなり反対運動があったそうですね。
横須賀線の敷設目的は旧日本軍(海軍)が横須賀港に物資などを輸送するために必要で結局、現在の形になりました。その代わりに設置されたのが北鎌倉駅だそう。



横須賀線は東海道本線が全通するまでに着工していて歴史ある路線であります。

そして隣駅は鎌倉駅です。

★JR鎌倉駅 駅舎


★JR鎌倉駅 ホーム
鎌倉には数えきれない程の観光地があるので多くの乗客はここで降りて行きます。




★JR鎌倉駅 売店
鎌倉駅ホームには昔の雰囲気を残す売店があります。

キヨスクではなく個人経営の売店と日本最初のサンドイッチで有名な駅弁大船軒があります。


★江ノ電鎌倉駅
そして観光に便利な江ノ電も鎌倉駅から発着しています。



★鎌倉大仏殿高徳院
鎌倉駅から徒歩20分程または江ノ電も行けるので今回は一つ観光スポットに行きました。

鎌倉大仏殿高徳院です。奈良東大寺のように昔は本殿もあったそうですが焼けて現在のような屋外という不思議な感じになったんですよね〜

鎌倉駅に戻り横須賀方面を目指します。
鎌倉駅の次駅は逗子駅です。ここまでは10両または15両編成の列車が走っていますが、逗子駅で切り離しが行われ5両または10両編成での運転になります。

逗子駅を出て東逗子駅を通り田浦駅に着きます。

★田浦トンネル
田浦駅はトンネルに挟まれていて逗子駅で10両編成と短くなりましたが、ホームに収まりません。




★田浦駅 駅舎







★田浦駅ホーム
そのため一部車両でドアカットが行われます。トンネルも煉瓦造りで横須賀線が鉄道史ではかなり古い路線だとわかりますよね。

なお横須賀線は横須賀駅まで複線ですがトンネルが3つあるのは、かつて在日米軍施設と線路が繋がっていた名残だそうです。

そして田浦駅を出ると次駅は横須賀駅です。



★JR横須賀駅 駅舎
終着駅を感じる立派な駅舎です。かつては賑わっていたと思われますが現在、横須賀の中心地は京急(京浜急行)横須賀中央駅なので駅周辺は閑散としていました。



★横須賀港
ですが駅を出るとすぐに横須賀港が見えかつては賑わっていたのだと実感できます。





★JR横須賀駅 ホーム
横須賀線、初期は横須賀駅が終点で今も終着駅の雰囲気が残っていますが、戦後に久里浜駅まで延長し現在は中間駅となっています。


★5両編成で走るE217系
当駅から終点の久里浜駅までは単線となります。東京駅などでは10両以上のE217系をよく見かけるので5両編成は少し違和感ですよね〜

横須賀線は久里浜駅まで続きますが当ブログでのご紹介は横須賀駅までとなります。

最後に横須賀線(横須賀総武快速線:千葉駅〜錦糸町駅〜東京駅〜品川駅〜武蔵小杉駅〜鶴見駅〜大船駅〜横須賀駅間)で活躍する車両をご紹介します。


★E217系電車


★E235系(1000番台)
年々E217系からE235系へ置き換えが進んでいます。


★E217系 グリーン車
そしてグリーン車も連結しています。

当路線で活躍する車両は横須賀からスカ色と呼ばれる色をした列車で、かつて走っていた113系などから継承されています。

なお関西の新快速が一番最初に走り始めた頃は113系にスカ色だったそうですね。

今回は横須賀線(東京駅〜横須賀駅間)をご紹介しました。

横須賀線は東海道本線の支線ではないものの東海道本線の役割を担う貴重な路線であることが散策していて実感できます!

ご覧いただきありがとうございました。
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