東海道線を散策してみる③(鶴見駅〜国府津駅) | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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今回も東海道線(東海道本線)についてご紹介します。

3回目は鶴見駅〜国府津駅間を散策していきますよ!

それでは鶴見駅を出発します。
前回、鶴見駅到着前の分岐点で本線と支線(品鶴線・貨物支線)など合流しましたが、またまた分岐しそれぞれ違う場所を進んでいきます。

まず本線から進んで行きます。
列車線と電車線(京浜東北線)は横浜駅方面へ進みます。

横浜駅までは東海道本線(列車線)が速く走り緩行扱いが京浜東北線となります。

鶴見駅まで品鶴線を走ってきた列車は東海道本線と合流しますが横浜駅まで列車線と電車線と異なる専用線を走行します。

ここで東海道本線(関東エリア)で活躍する主な普通(快速)列車車両をご紹介します。

●東海道本線(列車線)で活躍する車両

★E231系電車(0番台)


★E233系電車(3000番台)
関東エリアJR東日本管内の東京駅〜熱海駅のほか一部はJR東海まで乗り入れています。

多くの列車は上野東京ラインを経由し東北本線(宇都宮線)にも直通します。

グリーン車も連結しています。

かつては皆さんご存知の113系なども活躍していました。

●電車線(京浜東北線)で活躍する車両

★E233系電車(1000番台)
東京駅〜横浜駅間で活躍し多くの列車は東北本線にも直通するほか、後ほど少しご紹介する横浜駅から根岸線に乗り入れます。

同じく後ほど少しご紹介するE233系(6000番台)横浜線仕様が東神奈川駅〜横浜駅間で京浜東北線の線路を走っています。


★209系電車(0番台)
私の年代だと京浜東北線のイメージは209系ですが現在は総武線など主に千葉県で活躍しています。

このほか前回ご紹介しました。




★E235系(0番台)電車
東京駅〜品川駅間で山手線の列車が東海道線の各駅停車の役割を担っていました。

後ほど品鶴線で活躍する普通列車をご紹介します。

先程も少し触れましたが、鶴見駅を出発し2駅進むと東神奈川駅です。

東神奈川駅で東海道新幹線と乗換駅の新横浜駅や中央線と乗換駅の八王子駅へ向かう横浜線と接続し電車線(京浜東北線)の線路を通り、横浜駅または根岸線へ直通します。

東海道新幹線新横浜駅と根岸線及び桜木町駅については以前にご紹介しています。併せてご覧ください!




★JR横浜駅
当駅は各線の乗換駅として賑わいますが、鉄道創業期の横浜駅は現在の根岸線桜木町駅でした。

つまり根岸線横浜駅〜桜木町駅間は日本最古の路線となっています。

東京駅から共に走ってきた電車線(京浜東北線)は運行上ここが終着で多くの列車が根岸線として直通します。

そして東京駅から地下線や品鶴線を走ってきた列車がここから緩行線の役割を担います。

一旦鶴見駅に戻ります。
続いて鶴見駅で分岐した東海道支線(貨物線)を見ていきます。


★JR鶴見駅 分岐点
鶴見駅で本線とは別に2線分岐します。
1つが横浜駅を通らず根岸線に直通できる東高島駅と桜木町駅間を結ぶ支線です。こちら旅客列車は基本的に走らず貨物専用線です。

もう一つは旅客列車も走っています。
横浜駅を通らず東海道本線に直通できる横浜羽沢駅と戸塚駅(東戸塚駅)を結ぶ支線です。

★鶴見駅〜横浜羽沢駅間
路線上は鶴見駅で分岐していることになっていますが、前回ご紹介しました。相鉄・JR直通線なども走る路線で軌道上は新鶴見信号所で分岐し鶴見駅を通過して乗り入れています。

鶴見駅を出るとトンネルを入り5分程度地下を走行します。

以前ご紹介しましたが相鉄・JR直通線は武蔵小杉駅を出るとホームがない関係で新川崎駅と鶴見駅は通過し次駅が貨物駅の横浜羽沢駅構内にある旅客駅の羽沢横浜国大駅になるため種別は各駅停車でありながら17分無停車となります。ものすごく長いですよね!


★鶴見駅〜横浜羽沢駅間
先程まで車窓は都会の景色でしたがトンネルを出ると急に街外れの景色に変わりました。

そしてすぐに貨物駅の横浜羽沢駅に到着です。





★横浜羽沢駅(貨物駅)
旧荷物ホームも残っています。この駅には長らく旅客駅扱いに指定されていたものの旅客列車は一切停車しない不便な立地でしたが相模鉄道(相鉄)の西谷駅とこの貨物駅を旅客化そして意外と近い新幹線が通る新横浜駅を繋げば便利だよね!ってことで2019年、相鉄・JR直通線が開通すると同時に横浜羽沢駅構内に羽沢横浜国大駅が開業し2023年3月には、新横浜駅へ直通し東急新横浜線と繋がり大変便利になりました!


★横浜羽沢駅と羽沢横浜国大駅
旅客駅の羽沢横浜国大駅は横浜羽沢駅の旧荷物ホームの真下にあり半地下構造になっています。


★羽沢横浜国大駅 ホーム
東海道線とは思えない雰囲気のホームです。





★羽沢横浜国大駅 鶴見駅側
上へあがると鶴見駅方面に地下に入ると新横浜駅(東急線)方面に繋がっています。

なかなか違和感ですよ!
東海道線に私鉄(相鉄・東急など)の列車が乗り入れる不思議な光景です。


★ 相鉄・JR直通線で走る車両
JRでは埼京線(赤羽線)仕様のE233系(7000番台)が相鉄ではE233系とほぼ同じ設計に合わせた12000系が走っています。相互直通運転が行われているのでJR線に相鉄車が逆も頻繁に行われています。


★羽沢横浜国大駅 駅舎
この駅はJRの路線上、東海道線の支線扱いですが、路線愛称は相鉄・JR直通線や埼京線・相鉄線直通などと表記されていて、あまり東海道線の雰囲気がありましたが東海道支線です。

なお相模鉄道(相鉄)は本線の西谷駅から分岐し羽沢横浜国大駅を通って新横浜駅までが相鉄新横浜線という名称になっていて羽沢横浜国大駅で東海道線(東海道支線)と新横浜駅で東急新横浜線と直通できるしくみになっております。



★羽沢横浜国大駅 看板
JR東日本と相鉄の共同駅ですが管理は相鉄が行なっています。

そのため駅設備は相鉄仕様です。



★羽沢横浜国大駅 駅名標
相鉄仕様ですが当駅は横浜市内にあるので乗車券制度にある東京都区内の「浜」と明記があります。

しかし隣駅の武蔵小杉駅は横浜市内ではなく新横浜駅と西谷駅は市内ですが相鉄(他社)の駅なため対象外です。

相鉄・JR直通線(旅客列車)は貨物駅、横浜羽沢駅で構内にある旅客駅、羽沢横浜国大駅から相鉄線に直通(分岐)し海老名方面へ向かいます。


★横浜羽沢駅〜戸塚駅(東戸塚駅)間
一方本来のルートである東海道支線は貨物駅、横浜羽沢駅から再びトンネルに入ります。

トンネルの先は戸塚駅(東戸塚駅)で東海道本線と合流します。

線路上は横浜羽沢駅の隣駅は戸塚駅(東戸塚駅)で横浜市内の駅になりますが、貨物列車とラッシュ時に走るライナー列車のみの通過でこの2駅を行き来する列車設定はなく、羽沢横浜国大駅は特例があり跨げるものの離れ孤島の横浜市内駅となっています。


例えば新青森駅から横浜市内までの乗車券を持っていたら東北新幹線に乗り東京駅で横須賀線直通(東海道線)の列車に乗り換えて武蔵小杉駅で相鉄・JR直通線(東海道支線)に乗り換えると、まあまあ便利に羽沢横浜国大駅へ行けますが・・・


★横浜羽沢駅から見える新横浜の景色
丸い建物が特徴の新横浜プリンスホテルが見えます。

新大阪駅(大阪市内)から横浜市内までの乗車券を持ち新横浜駅で横浜線に東神奈川駅で京浜東北線(東海道)に横浜駅で品鶴線直通の列車に乗り、またまた武蔵小杉駅で相鉄・JR直通線(東海道支線)に乗り換えと横浜市内を移動するだけに同じ駅を何度も通る非効率なことをしていますよね。

乗継連絡は、ほぼされておらず移動距離は39.4kmで50分程かかります。

なお先程ご紹介しました。
相鉄新横浜線が2023年3月に開業し羽沢横浜国大駅〜新横浜駅間は1駅(4.2km)4分で料金は230円です。

お金を節約するのか。
時間を節約するのか。

難しい選択肢ですよね〜

それでは、もう少し横浜羽沢駅(貨物駅)と羽沢横浜市内駅(旅客駅)を見ていきます。

別に普通の駅名ですが名前が貨物駅と旅客駅で前後しているので、間違えやすいです。

なかなかこういう駅も珍しいですよねえ!

★横浜羽沢駅 構内
長年貨物駅だけでしたが旅客駅も併設され便利になったと思いますが税金のこともあるので実際の所どうなんでしょうか?


★横浜羽沢駅 旧荷物ホーム
歩道橋から少し昔の面影が見えます。


★横浜羽沢駅 構内
そして貨物駅構内に見える黒い建物が旅客駅の羽沢横浜国大駅です。


★羽沢横浜国大駅 駅構内
先程もご紹介しました。当駅は相鉄管理なのでもちろん構内は相鉄仕様です。


★羽沢横浜国大駅 自動券売機
これ見て驚いたのが、JR仕様の券売機がないんですよね。


★羽沢横浜国大駅 自動券売機
よく見ると右半分はJRの運賃表でした。
相鉄仕様の券売機でJRの乗車券が買えるのです。


★羽沢横浜国大駅からの乗車券
※記念に持ち帰る用に発券しました。
紙は相鉄仕様でした。
連絡乗車券でなく他社線仕様の乗車券はなかなか珍しいでしょう。

なお他社(相鉄)がJR券を販売していることから「社」と印字があります。

関西では伊勢市駅などで近鉄がJR券の常備券を販売するときなどに表示されています。


★羽沢横浜国大駅 運賃表
またまたこれ不思議な運賃表なのが・・・
運行上は武蔵小杉駅が隣駅で料金は320円

しかしよく見ると武蔵小杉駅隣の新川崎駅は230円で鶴見駅は180円。

以前にも少し触れましたが、この辺りは通過するけど停車しない列車が多いため特例で折り返し乗車が認められています。

路線上は羽沢横浜国大駅の次駅は鶴見駅そして新川崎駅・武蔵小杉駅なので料金が少し複雑になっています。


★羽沢横浜国大駅 貼り紙



★羽沢横浜国大駅 発着の乗車券
なお当駅に、みどりの窓口や指定席券売機はなく割引乗車券や料金券(特急券)などを希望する場合は駅係員に申し出て片道18分かけて武蔵小杉駅に無料で行き来できるサービスがありますが・・・

これも実費で相鉄新横浜線に乗ると次駅の窓口がある新横浜駅へは4分で行けるので非効率さを感じてしまいますねぇ。

ここで品鶴線で活躍する車両をご紹介します!

品鶴線は東海道線(地下線)から横須賀線へ直通する列車、東北本線から大崎駅(山手貨物線)を経由する「湘南新宿ライン」そして相鉄・JR直通線などが走っています。


●東海道線(地下線)から横須賀線へ直通する車両


★E217系電車


★E235系(1000番台)
東京駅〜品川駅まで東海道線(地下線)
品川駅〜鶴見駅まで東海道支線(品鶴線)
鶴見駅〜横浜駅〜大船駅まで東海道本線

と東海道線輸送の補完的役割を担っており東京駅までは総武本線を大船駅からは横須賀線を各地を結んでいます。

年々E217系からE235系へ置き換えが進んでいます。


★E217系 グリーン車
そしてグリーン車も連結しています。

●「湘南新宿ライン」から直通する車両
これは最初にご紹介した東海道本線を走る同じE231系(0番台)とE233系(3000番台)です。

● 相鉄・JR直通線から直通する車両
少しだけ先程触れました!

JRでは埼京線(赤羽線)仕様のE233系(7000番台)が相鉄ではE233系とほぼ同じ設計に合わせた12000系が走っています。相互直通運転が行われているのでJR線に相鉄車が逆も頻繁に行われています。


★E233系(7000番台)
以前にもご紹介しています。
埼京線という路線は愛称で東北本線(大宮駅〜赤羽駅)・赤羽線(赤羽駅〜池袋駅)・山手貨物線(池袋駅〜大崎駅)を直通する列車の路線名です。

相鉄・JR直通線は、羽沢横浜国大駅〜鶴見駅間と鶴見駅〜大崎駅間で東海道支線品鶴線など)を通り、大崎駅から山手貨物線に乗り入れ新宿駅方面を目指すため愛称名の埼京線直通などと表示され列車も埼京線仕様のものが使われています。


★相鉄12000系
JR線(山手線など)でこの列車を見ると違和感満載です!

あまりJRでは見られないカラーが特徴でしょう。

それでは東海道本線の横浜駅に戻ります!
横浜駅からも当面の間、複々線で走ることになります。

先程もご紹介しましたが東京駅から走る東海道線の列車が列車線を主に品鶴線から来た列車が電車線を走ります。

複々線は東戸塚駅手前でトンネルに入ります。



★清水谷戸トンネル
東海道本線(列車線) 清水谷戸トンネルは現役最古のトンネルとされています。


★品濃トンネルと猪久保トンネル
そして電車線が通過するのは写真右側の品濃トンネルそして左側は東海道貨物支線の猪久保トンネルです。

猪久保トンネルを通り繋がる先は先程ご紹介した横浜羽沢駅 つまりここで再び東海道本線と東海道支線は並走しこの先の戸塚駅(東戸塚駅)で合流することになります。

戸塚駅を出ると大船駅に到着します。



★JR大船駅 駅舎
先程、横浜駅で分かれた根岸線と合流するほか横須賀線の起点となっております。

横須賀線は鉄道唱歌東海道篇の6番にも出てくる歴史ある路線です。

横須賀ゆきは乗換と
呼ばれておるる大船の
つぎは鎌倉鶴が岡
源氏の古跡や尋ね見ん

歌詞で大船駅が横須賀線の起点だと言うことがわかりますよね〜

横須賀線も歴史ある路線で東海道本線を分岐し役割を担ったんだと実感できますよ!

東京駅から走る東海道線の列車が列車線を主に品鶴線から来た列車が電車線を走ってきましたが品鶴線を走る多くの列車は横須賀線に乗り入れるため当駅より先は、東京駅から各駅停車ながら快速運転をしてきましたが、いよいよ本当に各駅に停まっていくことになります。

大船駅を出ると藤沢駅を通り茅ヶ崎駅に到着します。

茅ヶ崎駅では海老名駅・厚木駅や橋本駅(横浜線)方面を結ぶ相模線と接続しています。

★相模線で走っていた205系(500番台)
少し前まで不思議な形をした珍しい205系500番台が走っていました。当形式(番台)はJR発足後に製造されていますが、引退するだけの年数が経ったということなんですよね〜


★相模線で活躍するE131系(500番台)
現在はE131系500番台が相模線で走っています。

今回の目的地である国府津駅まで、もうすぐです!

★平塚駅
国鉄時代は鉄道以外の営業(副業)は禁止になっていて駅ビルへの出資が制限されていたため、駅舎内にショッピングセンターなどをつくることは、ほぼ不可能でしたが1971年に駅ビルへ直接、出資できるように緩和され1973年に平塚駅に開業したのがJR(旧国鉄)では本格的に出資ができた駅ビルとされています。



★平塚駅 駅ビル(ラスカ平塚パンフレット)
今でも一部は当時のまま残っていて、ここからJRの商業施設が増えていったんだ!と実感できると思います。

そして今回の目的地である国府津駅に到着します。


★国府津駅 ホーム
ここまで東京駅から順調に平地を走ってきましたが、少しずつ難所に入って行きます。

当駅では御殿場線と乗換駅です。
次回は一旦東海道本線を離れこの御殿場線をご紹介します。

ご覧いただきありがとうございました。
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