琵琶湖地区の鉄道を見てみる④ | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。 


琵琶湖地区の鉄道を見てみる④ということで、湖西線(山科駅〜近江塩津駅間)をご紹介したいと思います。

前回の続きですので投稿をご覧になられていない方はぜひご覧ください!



●湖西線とは
京都府の山科駅〜滋賀県の近江塩津駅までを結ぶ路線です。なお起点、終点を逆に紹介している雑誌やサイトがあります。近江塩津駅起点が正解なようですが

★湖西線0kmポスト
湖西線の0kmポストは山科駅にあるので当サイトでは山科駅起点、近江塩津駅終点としてご紹介します。

それでは今回の出発地である山科駅から見ていきましょう!




★JR山科駅



★JR山科駅ホーム
当駅を始発終着にする列車はありません。普通列車は京都駅で特急列車は大阪駅発着です。また近江塩津駅から北陸本線に乗り入れ敦賀駅方面に向かう列車も多く設定されているので路線図などでは、京都駅〜山科駅〜近江塩津駅〜敦賀駅間を湖西線と呼んでいることがありますが、実際は京都〜山科駅では東海道本線に近江塩津駅〜敦賀駅間では北陸本線に乗り入れて走っているということになります。

なお湖西線は高速走行を目的に作られた路線でほとんどが高架で踏切が1つもありません。湖西線が開通するまで近畿圏から北陸方面に向かうには米原駅を経由する必要がありましたが、現在は山科駅から湖西線に入り走行距離が短くなったほか高速運行ができるなど速達性が向上しました。

湖西線(山科駅〜近江塩津駅間)の使用車両、普通列車は京都駅発着で快速(新快速)列車は京阪神からやってくる車両が乗り入れるほか、特急列車と日本海側へ向かう貨物列車が走行します。

具体的には以下の車両です。
●普通列車

湖西線では現在も時間を合わせれば貴重な国鉄型車両を見ることができます。

★113系電車 (吹田総合車両所京都支所所属)


★117系電車 (吹田総合車両所京都支所所属)
かつて新快速列車として活躍した国鉄型車両が普通列車としてですが現在も毎日元気よく走り続けていますが、そう遠くないうちに見納めとなりそうです。


★221系 (吹田総合車両所京都支所所属)


★223系(6000番台)
(吹田総合車両所京都支所所属)
こちらは山陰本線(嵯峨野線)と共通運用となっています。



★223系(1000番台、2000番台)
網干総合車両所所属



★225系(0番台、100番台)
網干総合車両所所属

網干所属の列車も新快速列車運用の合間に普通列車などとして活躍しています。


●快速(新快速)列車
(京阪神エリアから乗り入れる車両)
・223系(1000番台、2000番台)
網干総合車両所所属
・225系(0番台、100番台)
網干総合車両所所属


(北陸方面から乗り入れる車両)
●普通列車
・521系0番台(1次車) 
敦賀地域鉄道部所属
※近江塩津駅〜近江今津駅間のみの運用


(特急列車)
・681系、683系 
金沢総合車両所または吹田総合車両所京都支所所属
特急サンダーバード号


このほか湖西線は高速路線を目的としてできた路線でもあり、新型車両が落成したときなどのほか高速試験など行う場合は珍しい列車を見ることができます。

★201系湖西線内試運転 京都駅にて



★JR四国 8000系電車


★381系電車
西日本だけでなくJR四国の車両も速度向上試験のため入線したことがあります。

それでは山科駅を出発します。
発車してすぐに東海道本線(琵琶湖線)と分かれて長等山トンネルを入ります。


★長等山トンネル
トンネルを抜けると大津京駅です。

大津京駅は2008年までは西大津という駅名でした。



★JR大津京駅 駅舎
建物は新幹線駅のような雰囲気になっています。




★JR大津京駅 改札内
改札内も新神戸駅などに似ている感じがしますね〜




★JR大津京駅 ホーム
以前にもご紹介しました。


湖西線はスーパー特急方式を見据えて建設がされており新幹線ではないけど、高速路線だけあって新幹線構造に似せていると考えられます。

しかし最高時速130km運転に留まり、スーパー特急方式が採用されることはありませんでした。

それでも米原(東海道本線・北陸本線)経由と比べれば速達性が向上することから、新しい幹線つまり新幹線と法則上は呼べないですが、日本語上は呼ぶことができるのではないでしょうか。


★大津京駅付近
大津京駅を出発すると琵琶湖が綺麗に見えます。



★唐崎駅 駅舎
大津京駅の隣駅、唐崎駅こちらも大津京駅と同様で開通当初の駅舎が使われいい雰囲気が出ています。






★雄琴温泉駅
比叡山坂本駅・おごと温泉駅と続き堅田駅に着きます。

堅田駅行の列車があるため、これより先は若干本数が減り小野駅・和邇駅・蓬莱駅・志賀駅・比良駅と続き近江舞子駅に到着します。

東海道本線から乗り入れる新快速列車も近江舞子駅からは、各駅に停まるため多くの普通列車が、この駅停まりとなります。



★近江高島駅〜北小松駅間
既に大津京辺りから琵琶湖が見えましたが、近江舞子駅を出発した付近から更に綺麗に見えます。

かつて北陸新幹線が開通する前は、さまざまな在来線特急列車が活躍し撮影者で賑わっていましたが、現在は特急サンダーバード号以外はこれといった在来線特急は走っていませんね。これもいつか北陸新幹線が大阪まで延伸されれば見納めになるでしょう。

北小松駅・近江高島駅・安曇川駅・新旭駅と続き近江今津駅に到着します。

近江今津駅は小浜駅方面の玄関口でJR若江線(自動車線)との乗換駅となっています。


また大阪や京都から東海道本線を長編成で走ってきた新快速列車は、ここで切り離され短編成になることが多いほか、一部普通列車もこの駅停まりとなります。

近江今津駅を出発すると、普通列車は日中1時間に1本程度の区間となります。
近江中庄駅・マキノ駅と続き永原駅に到着します。




★永原駅
現在も一部列車や試運転列車は当駅で大阪・京都方面に折り返す列車がありますが、かつて湖西線の列車はほぼ当駅で折り返していました。

それは、交直デットセクションが永原駅〜近江塩津駅間(永原駅付近)にあったからです。現在のように直流型電車の223系新快速などは敦賀駅まで入線できなかったのですが、2006年にセクション区間が現在の場所(北陸トンネル手前敦賀駅寄り)に移動し入線が可能となったため当駅折り返しの列車は一部を除きなくなりました。



またこの辺りから冬は大雪となるため永原駅構内にはロータリー車が常備されています。

そして永原駅を出発し次駅は終点の近江塩津駅です。




★近江塩津駅
北陸本線との乗換駅です。

滋賀県の駅では最北端の駅になり近畿統括本部管区、最北端の駅でJR西日本ポストペイエリアも当駅が終端駅となり次駅から設備や時刻表の内容などが北陸地区のものとなります。なお主要駅でありますが特急列車は停車しません。

当駅は湖西線の終点、北陸本線の中間駅でありますが、敦賀方面の利便性は湖西線経由の方がいいことから日中は新快速列車は湖西線経由が敦賀行、北陸本線経由が当駅止となることが多いです。

現在は関西と北陸はもちろん東北地方日本海側を結ぶ重要路線で日本海縦貫線(愛称)の一部でもありますが、実は今少し揉めている案件があります。

それは北陸新幹線大阪延伸後の並行在来線問題です。


しかし北陸新幹線は福井県小浜市を経由することになっており、並行する在来線は小浜線や山陰本線の一部ですが、関西と北陸を結ぶ特急列車が走っているのは湖西線であるためです。

新幹線開業後は特急サンダーバードなどが廃止され普通列車(新快速含む)のみの運行となり収益が見込めないためとされていますが、北陸新幹線は滋賀県を経由しないため第三セクター鉄道会社のみを押し付けられるという状態になります。ですがもちろん都道府県・自治体が賛同しなければ新幹線は開業できないため、流石に湖西線が並行在来線扱いでJRから経営分離することはないと見ていますが、どうなるか気になる所です。

ご覧いただきありがとうございました。
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