【書評】「それ本当に必要ですか?」【行動経済学が最強の学問である】 | 大好きでやりたかったことをはじめよう!

【書評】「それ本当に必要ですか?」【行動経済学が最強の学問である】


こんにちは、吉江勝です。


昨日のメルマガにも多くの
ご感想を有難うございました。


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【寝る前の数秒で人生は激変する】
https://ameblo.jp/yoshiemasaru/entry-12828762126.html
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少しだけご紹介しますね。


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●吉江さんこんにちは。応用を思いつきました。
家族に「おやすみなさい」を言う時にポジティブワードを
一つ加えようと思います。「今日は楽しかったね」
「夕飯おいしかったね」「さっきのテレビ面白かったね」などです。
おそらく「うん、そうだね」となるはずですので自分もいい気分で
ベッドに入れるでしょう。今日から実践してみます。


●いつも感謝しております。
「寝る前の(特に寝る直前の)状態を快適なものにすると
睡眠がよくなる」というような話は私も聞いことがあります。
ですので、寝る前に、今日の良かった出来事、感謝できることを
できれば3つぐらい思い出してみるようにしています。
大好きなココアが飲めたとか、いいお天気で良かった、
など当たり前と思えるようなことでもよければ、見つかるものですよね。
今日も生きていられて良かった、もありかな・・・。
「生きてるだけで、丸儲け」ですからね。
これからも、感謝して眠りにつきたいと思います。 


●いつもありがとうございます。
本当に最近は目を疑うようなことや、気が滅入るようなニュースが
多く感じています。だからこそ、寝る前の習慣は取り組みたいですね。
「終わり良ければ全て良し」
就寝時は1日の締めくくりですから、不快なことがあったとしても、
その日を頑張った自分を労ってあげようと思います。
それが良い明日につながるなら、やるしかないですね(笑) 

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昨日の幸運の法則である「寝る前にいいイメージのまま
眠りにつく」にも多くの反響を頂戴しました。(感謝!)


自分を受け入れて、褒めてあげることを
推奨しましたが、最初のTさんの
「家族に一言ポジティブワードを言ってから寝る」
はさらにいいですね。(さすが!)


お休みの挨拶だけでなく、普段の会話でも
ポジティブワードは、良い影響をもたらします
ので活用してみてくださいね。


さて本日は、中々、面白い本を読んだので
「幸運シリーズ」を中断して(笑)書評にします。


これは「自分はついネットや通販で買い物をし過ぎてしまう」
と思う人は絶対に読んでおいた方がいいでしょう。(笑)


私たちがアマゾンやグーグルやネットフリックスに
溺れてしまう理由が明確になります。


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■今日のお薦め本
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「行動経済学が最強の学問である」相良奈美香・著/SBクリエイティブ

https://www.amazon.co.jp/行動経済学が最強の学問である-相良-奈美香/dp/4815619506/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8

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■本文からの抜粋
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●経済学には「人間は非合理な生き物である」
という大前提が欠けていた。


●行動経済学は「人間の『非合理な意思決定のメカニズム』
を解明する学問」である。


●もはや行動経済学は、「ビジネスパーソンが今、最も身に
付けるべき教養」


●多くの企業は人の非合理な意思決定と行動のメカニズムを知り、
競争相手より優位に立とうとしているので、行動経済学を使っている
ことを企業秘密として公言しません。いわばお客さまには知られたく
ない公然の秘密というわけなのです。


●イナーシャ(Inertia=慣性):人間には、面倒なことは
やりたがらず「このままでいいや」としてしまうバイアスがある。


●損失回避(Loss Aversion):人間は、プラスの感情値
(道で千円札を拾ったときの喜び)より、マイナスの感情値
(千円札を落としたときの衝撃)のほうが大きい


●現在志向バイアス(Present Bias):人間は「今この瞬間」に重点を置く


●情報や選択肢が多すぎると、人は最適な意思決定ができない
ばかりか意思決定自体ができなくなる


●アマゾンやディズニーなどの配信サービスも同じで、プログラムの
第1話が終わると自動的に第2話が始まりますが、思い出してみれば
DVDの時代は自分で再生し、その都度「見続けるかどうか」を決定していました。
その結果、今のようにだらだらと見続けてしまうことは少なかったのです。


●しかし、現在の配信サービスでは、自動再生される仕組みがあります。
この仕組みは、行動経済学の理論である「現状維持バイアス」に基づいて
います。つまり、視聴を続けることで現状を維持したいという心理が働き、
次々とエピソードを見ることが当たり前の状態になります。
このような状態になると、延々とアプリを使い続けることになるのです。
例えば、TikTokはまさにこれを実現しています。


●人間は、多くの選択肢があることを好みますが、多すぎると
決められません。それでは、どのように選択肢を提示したら、
相手に選んでもらえるのでしょうか。そこで生まれたのが
「選択アーキテクチャ」という考えです。


●世界の企業は、実際にさまざまな「選択アーキテクチャ」を
駆使しています。例えば、アマゾンは、ユーザーのデータを蓄積し、
アルゴリズムを使って「おすすめ商品」を出しています。
価格順、新しい順、人気順などのフィルターを採用し、
消費者が選びやすくしています。


●人間の脳は、情報処理をする際に2つの思考モード
(※システム1とシステム2)を使い分けています、
システム1(ファスト思考): 直感的・速やかな判断を行うシステム。
自動的で努力を必要としない。
システム2(スロー思考): 論理的・計算的な判断を行うシステム。
努力を伴い、より遅い。


●人はどんなときにシステム1を使いがちか・疲れているとき
・情報量・選択肢が多いとき・時間がないとき・モチベーションが低いとき
・情報が簡単で見慣れすぎているとき・気力・意志の力(ウィルパワー)がないとき


●多くの場面で、システム1が自動的に反応し、その結果として
非合理的な判断を下してしまうことがあります。システム2を
活用することでより合理的な判断が可能となりますが、
それには意識的な努力が必要となるのです。


●私たちは「感情」というと「喜怒哀楽」のようなはっきりとした
感情を想像します。しかし、感情というのははっきりしたものばかりでは
ありません。好きな食べ物を目の前にしたときのあのちょっとした高揚感。
こういった「喜怒哀楽」とまでは言いづらい「淡い感情」も持ち合わせて
いるのが人間というもの。しかも、実際には、はっきりとした感情よりも、
この淡い感情が人を動かしていたりします。

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ネットを見ているとさして欲しいと思わなったものを
買ってしまうことがあります。


その度に「どうしてこんなもの買ったの?」と
家内に怒られています。(泣)


いらないものは運気を落とす上に
今は捨てるのだってお金が掛かる時代ですから
ものが溢れている状況は2重で不幸なのです。(汗)


自分の欲の深さと忍耐性のなさに
呆れていたのですが、どうやらそれだけではなく・・・


ここには企業の新しいマーケティング戦略である
「行動経済学」が組み込まれていたのでした。


豊富なデーターと事例に基づく見解は
戒め(ため)になりますし、知的好奇心も満たしてくれます。


集客面から読み解くと、神田昌典さんの
「エモーショナルマーケティング」に近いところもありますが、
こちらの方が学識的な要素もあって格調高く感じられます。(笑)


既に「行動経済学」を学んだことのある人には
既知の情報も多いかもしれませんが・・・


「行動経済学って何?」「所詮、机上の空論でしょ?」
という人とって本書は「幸運を引き寄せるツール」と
なるのではないでしょうか?

(はからずも「幸運シリーズ」を続けてました、笑)


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■今日のお薦め本
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「行動経済学が最強の学問である」相良奈美香・著/SBクリエイティブ

https://www.amazon.co.jp/行動経済学が最強の学問である-相良-奈美香/dp/4815619506/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8

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吉江勝

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□■□■編集後記■□■□


食べ放題21人の方が集団ノロウイルスになった
「牛角」は私の事務所の近くにあります。(怖)
https://news.yahoo.co.jp/articles/03db94284ca44b9bfc507952ff0e63914defe1a6


入ったことはなかったのですが、
スタッフと何度か前を通ったことはあります。


外食産業にとってはこの手のスキャンダルは
痛手ですね〜。
(恐らくここには2度と入ることはないと思います。)


「対岸の火事」とはしておけない由々しき事態です。


ウイルスに掛かった人たちのご回復をお祈り致します。


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吉江勝
http://www.eigyou.jp
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