よしえー@ドイツ

よしえー@ドイツ

ドイツ短期留学の日記です

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Guten Morgen.
更新が滞っており申し訳ありません。
現在、シュトゥットガルトからアーヘンへ移動し、RWTHアーヘン大学で研究を行っています。
アーヘンには今週末まで滞在する予定です。

こちらに来て早速、私の研究発表をさせていただきました。
議題は直前に差し迫った博士論文の内容についてです!
全体の章構成の説明から、各章の詳細まで述べさせていただきました。
その中で、いくつかご助言をいただいたのですが、特に興味深かったのはアプリケーションの特徴についての内容でした。性能評価において、問題サイズを固定にするのではなく、複数の問題サイズで評価することで結果に汎用性を持たせるべきという、言われてみれば確かにその通りだよなぁ、というご指摘でした。

僕の研究はプログラム最適化に関するものですが、最初はコンピュータアーキテクチャの研究からこの分野に入ったため、知識・興味としてはアーキテクチャ寄りでした。そのため議論もアーキテクチャ寄りになりがちです。この点を意識しつつ、研究を進めていきたいと思います。
また、発表において、用語の定義の説明不足から誤解を招いた部分も多々あったため、この点についても反省し、次に活かしていきたいと思います。

Tschüs.
Guten Abend.
ついに、シュトゥットガルト最終日となりました。

この日は、主に現在取り組んでいるマルチコアプロセッサの最適化や消費エネルギについて議論しました。
僕がこれまでやってきた研究の延長として、性能予測モデルに従って消費エネルギを削減したいという目的があるのですが、消費エネルギを抑える手法は複数あり、それらの方法のメリットデメリット等についてご指導いただきました。

ところで、大学では計算機にアクセスできるネットワークが限られています。したがって、接続可能なネットワークがある机でなければ、計算機にアクセスするような作業はできません。しかし、ゲスト用の机はなかったため、日々お休みの方の机を転々として作業をしておりました。
そのおかげで、多くの方と話す機会があり、わずか2週間という期間でしたが、多くの経験をさせていただくことが出来ました。

明日からはアーヘンへと移動となりますが、シュトゥットガルトで学んだことを今後の博士論文、ひいては僕の人生に活かしていきたいと思います。

Tschüs.
Guten Abend.
今日は、昨日のゼミで得られた議論を早速実装しようと四苦八苦しておりました。
コードを書き換えては、速度を計測し、それを元にコードを再度書き換え…の繰り返しです。

ところで、こちらでもベクトル機は高頻度でユーザに利用されており、常に行列が出来ています。また、一つ一つのプログラムが大規模なものとなるので、プログラムの実行時間は数日に及びます。
一方,僕のプログラムの場合、プログラム全体を実行するわけではなく、最適化対象の部分を抽出し、その個所をトライアンドエラーで高速化していきます。
したがって、短い実行時間だけど、繰り返し実行したいという要望が僕にはありました。この事を相談すると、よし!管理者に相談してみよう!ということになり、なんとベクトル機に直接ログインさせていただきました。
もちろん多くの条件付きではありましたが、一時的ではあれ貴重な計算資源を利用させて頂きありがとうございました。

結果はというと。。。やはり一朝一夕で、そうそう結果が出るものではありませんが、こちらの研究者の方と椅子を並べて最適化に取り組むことができ、高速化するにあたっての着目箇所や、考え方を学ばせて頂きました。


さて、本日はさらに、前回の週末に訪れた場所第二弾として、アウクスブルク(Augsburg)をご紹介したいと思います。
アウクスブルクは、街の起源がローマ皇帝アウグストゥスに由来しており、2000年の歴史を持つ街です。中世ではフッガー家などの豪商や、モーツァルトの父の出身地としても有名です。
このように歴史的な町であるため、訪れるべき場所は多くあるのですが、時間の都合で二か所のみの訪問となりました。
まず一つは、聖ウルリヒ&アフラ教会です。ここは元々訪れる予定ではなかったのですが、近くを通るとなぜか引き込まれるように、教会内へ入ってしまいました。。。おそるべし。
よしえー@ドイツ-ウルリヒ1

実はドイツに来て教会に立ち寄ったのはこれが初めてでした。実際に見たものは、想像上のイメージをはるかに超えたものでした。宗教改革や宗教和議などの歴史的背景から、ここには、プロテスタントとカトリックの教会が同じ敷地内あるそうです。
よしえー@ドイツ-ウルリヒ2
ここの教会の名前の由来は、聖ウルリヒと聖アフラの墓所となっていることからだそうで、それらも見ることが出来ます。特に印象的だったのは、この日は大変扱ったのですが、一方で教会内部は全く空気が異なっており、肌寒さすら感じられました。訪れて初めてわかる実感ですね。


教会を訪れたのち、次は市庁舎を訪れました。市庁舎というとなんとなく、ただの行政機関じゃん?くらいにしか考えてなかったのですが…
まずは外観です。ドイツ・ルネッサンスの最高傑作の建築物と言われるだけあり、素晴らしい建物ですね。
よしえー@ドイツ-市庁舎

ですが、一歩足を踏み入れると。。。
全く別世界が広がっています。ここは黄金のホールと呼ばれ、その名の通り黄金で豪奢に彩られています。贅を尽くすとはまさにこの事ですね。
よしえー@ドイツ-市庁舎2

他にも、モーツァルトハウスや大聖堂など多くの観光場所があるので、次にドイツへ訪れる機会があればゆっくり数日かけてめぐりたいと思います。

Tschüs.