トラウマ経験について語れないこと | 複雑性PTSD相談室*加納由絵

複雑性PTSD相談室*加納由絵

大人の複雑性PTSD相談室です。
40代以上の「このまま人生を終わりたくない!」「あきらめたくない!」という方のサポートをしています。
複雑性PTSD サバイバー。
茶話会・講座・養成講座運営。
日々のことを書いています。

こんにちは。加納由絵です。

 

トラウマ経験について

体験談を語ったり

書籍を出版したり

 

そういう活動も

あると思います。

 

私は、心のどこかで

語ることのできる人や

表現することができる人を

うらやましいと

思っていると思います。

 

理由は

「まだ、関係者が生きている」

ということ。

 

私には、幸か不幸か

大切な家族があり

守りたい人達がある。

 

喪うことができない

たくさんの大切なことがある。

 

いわゆる

「無敵の人」には

なれないのだと思います。

 

 

自己開示という表現で

自分のすべてを

露出することが

 

本当に良いことなのかどうか。

 

語るか語らないかは

本人だけの権利

 

そう思っていることもあります。

 

 

私にとって

語ることが許される場と

 

支援提供者として

ピアサポーターとして

語らなければならない場は

 

イコールではないこと。

 

 

個人としての私と

支援提供者としての私は

 

それぞれに別に存在すること。

 

 

私は、語ること

社会に自分の経験を

露出することをしなくても

 

それなりに自分を取り戻せたので

無理に語る必要はないですし

 

治療の場以外で

自分について語る必要は

ないだろうと思っています。

 

 

 

私の人生や経験は

ネタではないので

 

たぶんこの先も

語ることはないと思います。

 

私が自分の経験について

本当に語ることができる場が

 

いつか生まれたら

良いのにという気持ちから

 

私は、今の活動を

しているのだと思うのです。

 

 

ただ、そろそろ

活動資金が尽きてきていて

 

自腹を切ることも

そろそろ限界に来ていて

 

あとどれくらい

今の活動ができるのか

 

 

これからは

別の形に移行するのか

 

 

考えなければならないときに

来ているなと思います。

 

 

まあ、なんとなくの

備忘録的な話です。

 

 

では昇天