学校の夏休みについて、田村町長は、2011年の9月にご自身の考え方を示されています。

町長からのメッセージ2011年9月広報よしだ

 

田村町長は、


「児童・生徒や保護者の立場からは、夏休みを積極的に評価する印象は薄いように見受けられますが、いかがでしょうか。」

 

「冷暖房設備の導入によってほとんど夏休みを設けることの必要がなくなることになりますので当たり前になっていた夏休み思考を一度脇に置いて夏季の学校での授業を考え直して頂きたいと思うのですが、間違っているのでしょうか。」

 

「これまでの慣習化した休み思考を再考していただくよう教育委員会、小中学校の先生方、そして、保護者の皆さまに切にお願い申し上げます。」

 

と、町民に投げかけています。

 

私は吉田町民なので、この記事を当時読んでいたのですが、実は他のは忘れていても、これは鮮明に覚えています。

『おかしなことを考えているな。でも、冷房設備が付くのは良いことだし、いいか。』

という楽観的な考えでした。

「他人事」だったのですよね。

こんなに真摯に問いかけているのに。

 

この時点で町民が町長にそれぞれの意見で応えていたならと悔やまれます。

今吉田町で起きている混乱は、町長や教育長だけの責任ではなく、吉田町の自治の問題として、町民全ての問題だと思います。

そのことが共有できればよいのですが。

 

ある教員から、ネットに公開して下さいと頼まれました。
先生たちにも声を上げて欲しい。
学校現場で教員の人権がこんなにも踏みにじられている(三者面談 TCP Triwins Planに関する Q&Aマニュアル)ということを、今まで知りませんでした。
メッセージで情報を頂ければ、このブログで代理で公開します。
 
 
 
 1 高等学校体験入学の件
 
 先日の出張教育委員会において、「吉田町だけ夏休みを減らすことへの対応として、どのような機関やグループと交渉しているのですか」という質問が住民側から投げかけられました。それについて町教委は「(現在夏季休業中に行われている)高校一日体験入学については県教委、各高校と交渉中。体験入学を午後にすることは可能。吉田中学校の生徒が多く参加する高等学校にについては吉田中学校の生徒のためだけに体験入学を開設することも可能(と聞いている)。」と答弁したそうです。
 その答弁を聞いて、通常の中学校教員は喜ばしいとは感じません。むしろ「町の教育施策のためだけに、町立ではない高等学校の負担増やしてしまって良いのか」と困惑するのが当たり前です。
 なぜなら、一方で「教員の多忙化解消」「働き方改革」を強調しておきながら、高等学校の教員を間違いなく多忙にしているからです。
 このTCP Triwins プラン(以下TCPプラン)にはこれ以外にも多くの矛盾点があり、「多忙化を解消したい」という願いが本当にあるのかどうか疑問視されています。
 このプランは平成23年の「広報よしだ」が発行された時点で、すでに町長の腹の中にあったものです。時に乗じて「働き方改革」という「思いやりめいたもの」を後づけしただけなのです。ですから私たち教員には到底納得できる由もないのです。
 
   
 2  TCPプランの教員に対する説明の件
 
 出張教育委員会において教員に対する説明は 2月15日 2月28日 4月のPTA総会 6月28日 7月26日以降 に行ってきたということですが、いずれも説明は一方的で、「もう決まったことだから」というものであったそうです。
 「報道で知った」というのはいささか大げさな部分もありますが、「あれ、(前から言ってたあのことは)もう決まっちゃったの?決定なの?」という感覚はありました。つまり、協議をしたり意見交換をしたりした記憶は全くないということです。
 町教委側は「(一般の教員とではなく)校長を通して協議を重ねてきた」と説明をすると思いますが、校長ですら町教委からの提案に対しての反対は許されない状況にあると思われますので、事実上は決定事項をただ知らされただけという表現と変わりないと思います。
 
 私たちは「静岡県」に採用された県の教員です。もちろん町や市への赴任が決まった際にはそこの市町に対する宣誓を行いますが、県採用の教員であることは間違いありません。つまり、どの教員も吉田町への赴任が命じられることはあるわけです。
 町教委が「教員に対する説明はした」と強く主張するのであれば、少なくとも「吉田町との交流の多い地区(牧之原市、川根本町、御前崎市、菊川市、掛川市、島田市、藤枝市、焼津市)に現在勤務している教員にも同様の説明をし、理解を求めておく必要があるのだと思います。
 
 
 3 土曜学習(公設学習塾)の件
 
 吉田町は平成26年度から「土曜学習」を実施しています。
 現職の教員も駆り出されるため、組合の方でも抗議してくれていました。
 もともと私たち教員は、「学校5日制」には「教員の休日を増やす」という意味以上に「学校ではない場所で、学校にはない学びの場を提供する」という意味があるととらえていますので、土曜日に子どもが「学校に来て」、「先生から」、「国語や算数の」勉強を教わるというスタイルが全くイメージとかみ合わなかったのです。
 吉田町の土曜学習も「先生が教える」という部分が「ボランティアのお兄さんが教える」に変われば、ずいぶんとらえ方が変わります。もちろん学ぶ内容も、「国語や算数を」ではないものに変わればさらに理想的ですが。
 そのようなことを求めて組合が抗議したようですが、その時も吉田町はそれを無視して、実施にこぎつけました。
 当時は全国学力・学習状況調査の小学校国語Aの最下位問題が大きく取り上げられてきましたので、町教委としてはそこに対する策を打ちたかったのだと思います。
 「土曜学習」は平成28年度から「公設学習塾」と名前を変えました。
 しかし、実際にはそこには半強制的に教員がかつぎ出されています。
 子どもに勉強を教えるのが嫌なわけではありません。でも、私たちの考える「家庭や地域の人と学ぶための土曜日」とはイメージが異なりすぎるので多くの教員が違和感を感じ、講師を引き受けるのをためらっています。
 先日も中央小学校では、「公設学習塾」の講師の受け手が見つからなかったのか、町教委との間に入った職員が奔走して、引き受け手となる教員をさがしていたと聞きました。
 これが「教員の多忙化解消」「働き方改革」を追求する町の姿なのかと矛盾を感じざるをえません。
 
*発足当時の土曜学習も現在の公設学習塾も教員だけが教えているわけではありません。しかし教員が多く含まれていることは事実です。
 
 
 4 学力に対する考え方の件 
 
 3の内容にも関連しますが、吉田町教委は「学力」というものに対するものの考え方において、教員と深い溝があります。
 教室で見ればわかるのですが本当にいるのです、どんなに何度も教えても何も理解できない子どもが。
 でも、その子どもたちは決してダメな子ではないのです。算数はできなくても、漢字を覚えられなくても、その子なりの味のようなものをもっているのです。その味のようなものを磨いていくことが、生きるための力をつけることで、それも広い意味での学力(能力)だととらえる教員は非常に多いと思います。
 だから教員は点数が大きく取り沙汰されるのをとても恐れます。それがあまりにも加熱することは「勉強ができない子はダメな子だ」と価値づけけてしまうのと同じことだからです。
 全国学力・学習状況調査が始まった時から、県ごとのランキングが出たり、市町や学校が他の市町や学校の点数を意識したりするようになりました。
 教員はそれを冷ややかに見つつも、行政からの要求には応えなければならないという責任感を背負い、強いジレンマを感じてきました。
 その影響が色濃く出たのも吉田町でした。最下位問題以来、吉田町では各小中学校の平均正答率をインターネット上で公表するようになりました。
 小6、中3の担当教員は(前年度に小5、中2を教えた教員も)プレッシャーを感じ、「このたった一つの調査の結果が『学力』ではない。これで人間の価値が推し量られるものではない。」と自分に言い聞かせつつも、所属する学校の児童・生徒や同僚、校長に余計な心配をかけるのはいけないことだという考えから、いつの間にか「全国学力・学習状況調査のための練習」をやったり、調査を意識した内容を授業で扱ったりするようになってきました。
 
 (他の学校でも実施していたかもしれませんが、)住吉小学校では、今年度も全国学力・学習状況調査の前に放課後の時間を使って調査対策として過去問などを児童にやらせたそうです。
 そうなってくると、もはやそれは「純粋な学力」ではなく、大人の都合に巻き込まれた子ども達による点取り競争になるわけです。住吉小学校の教員に問題があるのではなく、たった一つの調査の取り扱いをそこまで高めてしまった当時の川勝知事や、それに反応するかのようにこの問題を取り上げた町教委の施策に問題があったということだと解釈されます。
 仮にも住吉小学校は、未来の学校夢プロジェクトで働き方改革の先行研究をしている学校のはずです。
 本来ならば、放課後に時間をとって調査対策を実施するなどということは、多忙化の要因に他ならないのですから、町教委が歯止めをかけなければならないはずです。施策も答弁も矛盾だらけです。
 
 学校とはそういう場所なのです。
 いろいろな人の思いや意向に応えるためにいつも必死で、自主的に際限なく仕事を増やしていく流れの中にあるのです。
 そのような部分にメスを入れず、授業の日数を多くしただけで「労働時間が平準化」されるなんて何もわかっていないとしか言いようがありません。

 

巡り巡って私達の手元へ。
吉田中学校の三者面談のマニュアルだそうです。
校長が?教頭が?教務主任が?困って作ったもののようですね。
異常過ぎる。
 


1.夏休みは10日間ですか。

7月4日の朝刊に16日程度と掲載されていました。
 
 
2.夏休みの宿題はどうなりますか。

教育委員会は「なし」「減らす」と考えているようですが、16日程度の夏休みが確保できるのであればあるのかもしれません。流動的です。
 
 
3.中体連の大会や高校の体験入学はどうなるのですか。

教育委員会が関係機関と調整を図ると返答しています。調整がつかず、従来どおりの場合は、どうなるかについて教育委員会は明言していません。授業日に県大会や体験入学に参加し、不在の生徒がいる中で授業が行われることになるかは未定ですし、もし授業が行われた場合の参加者の扱い(事故欠なのか出席なのか)は未定です。
 
 
4.先生はこのプランに賛成ですか。

プランの目的の一つである「教職員の多忙化を解消し、授業に専念できる環境づくり」は大切なことだと思います。しかし、この目的を達成する手段について、私たちは教育委員会から直接説明を受けていませんし、意見も伝えていません。校長から間接的に説明を受けただけです。詳細が分からない状態なので手段についての賛否は言えません。後日、学校教育課長と本校教員との意見交換の場が設定されるので、そこでこの手段で三者がwinになるのかを議論したいと思います。
 
 
5.保護者からの要望があったら。

即答せずに要望のみうかがって「校長、教頭を通して教育委員会に伝えます。」と返答してください。メモを■■まで提出願います。

出張教育委員会への事前質問書への回答 

 

議員との出前会議を開き、その後も何度も集まって参加者の意見を集約して質問書を作って事前に教育委員会に渡したにもかかわらず、それは無かったかのように、教育委員会が会を仕切ってスタートしました。

それに口頭で回答を求めたものをまとめました。

 

2017年8月31日19時~片岡会館で実施

吉田町の教育を語る会から14名が参加。

教育委員会

浅井啓言氏(教育長)、栗林芳樹氏(理事兼学校教育課長)、八木邦広氏(学校教育課長補佐)、竹下知行氏(主席指導主事)、三輪洋士氏(主席指導主事)、塚本昭二氏(理事)

 

1 教育委員会はどのような方法で教職員、保護者、児童・生徒の意見を把握し、その結果どうで

あったか教えてください。

 

 (A)説明会

    

対象

期日

内容

教職員

2月15日

校長会で説明

2月28日

教育委員会から校長に教職員への説明・資料配布実施を要請

4月

PTA総会 教職員も参加

6月27日

学校説明会(管理職対象、意見聴取実施)

7月

教職員対象アンケート実施、町教委回収

7月26日~

各学校にて教職員対象に意見聴取実施

児童・生徒

 

役場に来る子どもから聴取

報道の質問を町教委が聞く

 

 (B)意見内容

    

対象

内容(全部は答えらえないが)

教職員

子どもの立場から近隣が夏休みで吉田だけ授業はモチベーションが上がらない

報道で知った

来年度に向けてしっかり心構えをしていきたい

中体連や1日体験との関係をしっかり考えていかなければならない

16日間夏休みがあれば十分だ

 

 

 

2 外国語教育のため小学3年生から6年生までの授業時数を35時数増やすことへの対応策はいくつかあると思います。検討した策を教えてください。

そして、何故授業日数を220日以上する策に決めたのか教えてください。

(A)教育委員会逆質問

   夏休みが減ると何ができなくなるのか教えてほしい。それを基に考える材料とする。

   (逆質問に対する議論あり)

   ・土曜日活用  :土曜日は生活として休みと定着している。

土曜、日曜、祝日は教員の休みとして設定されている。土曜出勤するとどこかの平日に休みを取らなければならない。よって、土曜日授業の選択は無い。

     ・週1時間授業増:6時間日が増え、教職員の多忙化が増加する。これから主体的に学べるように、深い学びに繋がるように授業内容を変えていかなければならない時に授業準備の時間が減る。

     ・長期休業日減 :教員の多忙化解消の観点から上記2案より良い。

 

  → 長期休業日を減らすデメリットは。

    (A)夏休みにできていたことができなくなる。(上記下線部と矛盾)

 

 

3 教育委員会の回答として「学校だけではなく家庭や地域の人々と触れ合う経験を通して、子どもが大きく成長する面も大きく、重要な時間であると考えています」とあるのに、何故夏休みを大幅に減らすのですか。

  (A)教育委員会逆質問

     夏休みを減らすことによって失われるものを教えて欲しい。

個別にということであれば、我々も個別にしか答えられない。

     (逆質問に対する議論あり)

 

 

4 勉強以外のことで頑張ろうと思っている子はたくさんいます。教育委員会も「学校以外の活動として行われている活動も子どもの成長に大切な役割を果たしていると考えています」と回答しています。にもかかわらず、それを犠牲にしてでも学力が最優先だとおっしゃるのは何故ですか。

  (A)「学力」という言葉を使っているが、本プランの実施によって学校教育が充実しますと捉えて欲しい。授業準備とは国語、算数の準備だけではなく、音楽、家庭科、図工、学校行事、総合的学習の時間、道徳などの全ての授業に対する授業準備の時間を取って欲しいとの観点。これらを含めて「学力」と称し、それだけではなく、体育における健やかな身体、道徳でいう豊かな心などの生きる力全てを育むことを目的としている。

 

 

5 TCP Triwinsプランは全国初とのことですが、実験台として最初に犠牲になる子どもの将来が心配です。教育委員会のご意見を聞かせてください。

  (A)答えようがない。犠牲とは先ほどの(夏休みが短くなる事によって)失われる面と共通すると思うが、個々に対してでないと答えようがない。

     

 

6 吉田町だけ夏休みを大幅に減らすことへの対応として、どのような機関やグループと交渉しているのですか。また、その進捗状況を具体的に教えてください。

  (A)交渉中であり明確に全てを答えることはできないが、以下を紹介。

対象

現状

クラブチーム

エスパルス榛原、ヒーローFC、榛南FC、焼津リトル等小中学校に児童・生徒が通っているクラブを確認し、町教委が直接クラブチームと交渉中。吉田中の生徒が多いので吉田中のスケジュールに合わすことは可能。そもそも指導者も働いているので夏休みも夕方から練習していた。現在交渉中のクラブは好意的返事。

高校1日体験

県教委、各高校と交渉中。体験入学を午後に設定することは可能。

吉中生が多く入学する学校は吉中生のためだけの日程可能。

中体連

県教委、県中体連と交渉中で具体的なことは答えられない。

 

 

7 住吉大祭は金土日で行われます。今までなら夏休みで練習もできましたが、次の日学校があり、宿題もあるので子どもの負担が大きくなります。地域性を壊してしまわないか心配です。ご意見を下さい。

  (A)不明な点あり、質問したい(このまま終了)

 

 

8 放課後児童クラブに入所している児童数、支援員の方の配置状況を施設ごとに教えてください。

放課後児童クラブの入所基準を拡充する方針とのことですが、現在よりもどのくらい増えると見込まれていますか。それに見合う施設、支援員の確保をどう考えていますか。

  

(A)放課後児童クラブの現状 

施設

支援員

児童

住𠮷小

44

中央小児童館

37

中央小第2

50

中央小第3

39

自彊小校内

44

自彊小神戸集落センター

61

 

     今後は希望者の人数把握の後、施設増設、支援員増員を検討する。

 

 

9 夏の登下校に関して「子どもの健康安全を第一に考え、登下校中の持ち物の削減、帽子等の着用、水分補給など熱中症対策に関する指導を徹底してまいります」との回答がありました。具体的にどのように進めるのですか。

  (A)健康づくり課と検討する。

 

  →回答記載の対策は既に行っている。毎年、7月下旬から熱中症警戒が出ている。今まで以上の熱中症対策とは。それをしっかり考えるのが教育委員会の仕事ではないか。これをやるから登下校は可能と判断したというものを聞かせて欲しい。

   (A)現状、回答で記載したこと以上は答えられない。

 

 

10 授業の質が悪いから学力が低下しているのですか。教育問題と教員の多忙化の関係をどのようにとらえていますか。

  (A)学力の低下は授業が児童・生徒の実態に合っていないことが考えられる。子どもたちに合う指導方法は何かをしっかり検討することができていないからではないかと町教委は考えている。児童・生徒の実態を見極めて指導することが重要。

     教育問題が何を指すのか不明で答えられないが、様々な教育問題と教員の多忙化は関連していると思う。

 

 

11 住吉小学校で「未来の学校『夢』プロジェクト」を行っています。どのようなことを行っていて、その結果はどうですか。

  (「未来の学校『夢』プロジェクト」中間報告に記載の「校務洗い出し・分類と整理」の表に基づきお答えください)

 

  (A)主な重点取り組み

      ①校務の整理  

       ・学校運営組織、先生の分掌(役割)、会議時間の見直しを実施。バランスの良く

ないところは年度途中でも変更実施。

具体的には高学年担任の負担軽減、学年部の推進の強化(学年間の共通理解の推進)、

部会構成メンバーのバランス向上、級外の先生の充実。

諸活動の見直し、プール介護の廃止、クラブ・委員会・夏休みの課題の軽減、業務

時間内の時間の確保(ex.月曜日の会議の中止)、担任教師の空き時間確保、学び方

サポーターとの連携強化。

       ・教員でなければできない業務と教員でなくてもできる業務を整理、後者に対しては業務アシストントの3人を配置で対応している。そのうち1人はICT担当で情報処理を実施。

      ②教職員の意識改革

       ・3週間の定時退庁(小学校:19:00、中学校:19:30)ウィークを設け、タスクマ

クマネジメント、タイムマネジメントをしてもらう。

       ・2か月間(11月~1月)の超過時間の厳格管理を地域、保護者に説明して実施。

        達成率 :モデル4校;70%、住吉小;89.7%(一般職95.5%)

       ・夕方の緊急電話を管理職が集中管理。今後ボイスレコーダーを検討。

       ・勤怠管理にタイムレコーダーの採用を検討中。

          

      ⇒ 今後、吉田町他校や他市町にも波及させていく。

 

      *町は昨年から多忙化解消委員会を設置し、検討中。

 

 

12 8月2日の県知事の報道に「町長のリーダーとしての方針が ①一人歩きしていないか ②学校の先生も賛成しているか ③父兄先生PTAからも声が上がりプランを進めているか」等のコメントがありました。つまり、子どもたちのために地域ぐるみで取り組むべきとの指摘だと思います。これに対する教育委員会のご意見を聞かせてください。

  (A)県知事の発言に対して町教委はコメントする立場にはない。

 

 

13  TCP Triwinsプランを実施するための町の予算はどのくらいと見込んでいますか。

  (A)本プランに関わる予算としては幼児教育推進プログラム作成、学校閉庁日の警備に関わる予算、放課後児童クラブの拡張による予算などがある。各担当に於いて詳細検討ではある。現時点でいくら位になるとは公表できない。

 

 

14 TCP Triwinsプランについての会議録は、2016年度は2月23日分しか開示されていません。

  町のHPによると、2015年度は複数回、総合教育会議が開催されているようです。過去にさかのぼり、授業日数を増やすことについて話し合われ、段階的に夏休みを減らすことを決めた会議録をすべて開示願います。また、2月23日の会議では、年間授業日数220日以上ということしか決まっていません。この後、長期休暇を減らすことのみで対応すると決めた会議の会議録を開示してください。

 (A)今日は持ってきていないが、(2017年)2月23日以前の会議録は開示する。

 

 

15 TCP Triwinsプランを最終的に決めるのはいつですか。それを決めるのは誰ですか。

  (A)町民からの意見・要望を踏まえながら各担当で検討し、状況が整い次第、教育委員会、教育総合会議で決定する。

 

 

16 今年の夏休みも既に大幅に少なくなっていますが、昨年、一昨年との効果と問題点、また、夏休みの多い他市町との比較はどのような指標で行うか教えてください。

  (A)今年は昨年に比べ夏休みが5日間少なくなっている。それにより、4時間日が増加しており、「放課後の時間に授業準備の時間が取れるようになった」、「業務時間内に職員会議などの打ち合わせが設定可能になった」などの効果としての意見を聞いている。学校教育活動を運営していく上での課題に関する意見はまだ聞いていないが、今後も先生方の意見に耳を傾けていく。

 

 

17 学校教育課から報道に対して小学校の始業式について「インタビューについては、式終了後から9:10の間で、体育館にて、学校が指定する児童のみを対象として行ってください」「先生のインタビューについては、校長先生のみとさせていただきます」との連絡を入れたとのことです。

  この連絡を出した趣旨を教えてください。

  (A)以前、報道から中央小学校の1学期の終業式を撮影したいの要請があり、承諾した結果、撮影だけでなく、教員や子どもへのインタビューが行われた。

      町教委の認識:撮影のみ   報道の言い分:撮影とはインタビューも混み

     上記意見の食い違いが発生。その時点で子どもに関しては親の許可が必要と考えインタビュー中止、教員に関しては式終了後業務があるので校長が代表で担当とした。

     よって、終業式の事を踏まえて、今回の報道への通知を行った。

     決して報道統制をする考えはなく、子ども・親への配慮と教育業務に支障をきたさないための処置である。

 

 

*  授業日数増加、長期休業短縮が良かったのかどうか検証してほしい。昨年から今年にかけて夏休みは減っている。それを検証するなり、本プランを実施してみて、数値目標を定め、達成しなければやめるくらいの覚悟でやって欲しい。客観的に評価する場を持つ考えはあるか。

(A)施策である以上、その効果は問われている。その結果を公表することは重要であり、そう

   しなければならないと考えている。どういう形でというのは今後が考えていく。

 

 

*  予算も決めていない状態で、先生の意見も聞かず、子供の意見も聞かず、保護者の意見も聞かず、今年2月に教育委員会がこのプランを決めたのか。

(A)予算に関しては、最終完成案決定した後、11月~12月に要求、1月末に概要が固まる。その後、議会の承認を得なければならないので、そこで説明責任を果たす。

   プランに関しては、最終完成案をまとめるために現在ご意見を伺っている段階であると理解して欲しい。

 

教育委員会に説明会を申し込みました。

8月30日(水)19時~片岡会館にて、開催します。

学校教育課には以下のような事前質問を送付しました。
*傍聴できますので、是非おいでください。

 

 

出張教育委員会の事前質問

2,017年8月25日

吉田町の教育を語る会

 

1 教育委員会はどのような方法で教職員、保護者、児童・生徒の意見を把握し、その結果どうであったか教えてください。

 

2 外国語教育のため小学3年生から6年生までの授業時数を35時数増やすことへの対応策はいくつかあると思います。検討した策を教えてください。

そして、何故授業日数を220日以上する策に決めたのか教えてください。

 

3 教育委員会の回答として「学校だけではなく家庭や地域の人々と触れ合う経験を通して、子どもが大きく成長する面も大きく、重要な時間であると考えています」とあるのに、何故夏休みを大幅に減らすのですか。

 

4 勉強以外のことで頑張ろうと思っている子はたくさんいます。教育委員会も「学校以外の活動として行われている活動も子どもの成長に大切な役割を果たしていると考えています」と回答しています。にもかかわらず、それを犠牲にしてでも学力が最優先だとおっしゃるのは何故ですか。

 

5 TCP Triwinsプランは全国初とのことですが、実験台として最初に犠牲になる子どもの将来が心配です。教育委員会のご意見を聞かせてください。

 

6 吉田町だけ夏休みを大幅に減らすことへの対応として、どのような機関やグループと交渉しているのですか。また、その進捗状況を具体的に教えてください。

 

7 住吉大祭は金土日で行われます。今までなら夏休みで練習もできましたが、次の日学校があり、宿題もあるので子どもの負担が大きくなります。地域性を壊してしまわないか心配です。ご意見を下さい。

 

8 放課後児童クラブに入所している児童数、支援員の方の配置状況を施設ごとに教えてください。

放課後児童クラブの入所基準を拡充する方針とのことですが、現在よりもどのくらい増えると見込まれていますか。それに見合う施設、支援員の確保をどう考えていますか。

 

9 夏の登下校に関して「子どもの健康安全を第一に考え、登下校中の持ち物の削減、帽子等の着用、水分補給など熱中症対策に関する指導を徹底してまいります」との回答がありました。具体的にどのように進めるのですか。

 

10 授業の質が悪いから学力が低下しているのですか。教育問題と教員の多忙化の関係をどのようにとらえていますか。

 

11 住吉小学校で「未来の学校『夢』プロジェクト」を行っています。どのようなことを行っていて、その結果はどうですか。

  (「未来の学校『夢』プロジェクト」中間報告に記載の「校務洗い出し・分類と整理」の表に基づきお答えください)

 

12 8月2日の県知事の報道に「町長のリーダーとしての方針が ①一人歩きしていないか ②学校の先生も賛成しているか ③父兄先生PTAからも声が上がりプランを進めているか」等のコメントがありました。つまり、子どもたちのために地域ぐるみで取り組むべきとの指摘だと思います。これに対する教育委員会のご意見を聞かせてください。

 

13  TCP Triwinsプランを実施するための町の予算はどのくらいと見込んでいますか。

 

14 TCP Triwinsプランについての会議録は、2016年度は2月23日分しか開示されていません。

  町のHPによると、2015年度は複数回、総合教育会議が開催されているようです。過去にさかのぼり、授業日数を増やすことについて話し合われ、段階的に夏休みを減らすことを決めた会議録をすべて開示願います。また、2月23日の会議では、年間授業日数220日以上ということしか決まっていません。この後、長期休暇を減らすことのみで対応すると決めた会議の会議録を開示してください。

 

15 TCP Triwinsプランを最終的に決めるのはいつですか。それを決めるのは誰ですか。

 

16 今年の夏休みも既に大幅に少なくなっていますが、昨年、一昨年との効果と問題点、また、夏休みの多い他市町との比較はどのような指標で行うか教えてください。

 

17 学校教育課から報道に対して小学校の始業式について「インタビューについては、式終了後から9:10の間で、体育館にて、学校が指定する児童のみを対象として行ってください」「先生のインタビューについては、校長先生のみとさせていただきます」との連絡を入れたとのことです。

  この連絡を出した趣旨を教えてください。

9月13日(水) 9時~

皆さん、ぜひ傍聴に行きましょう!

 

吉田町の夏休み短縮問題で、町民の関心が町政に向いています。
町議会の場で、子ども達の未来の為に、真剣な議論が尽くされることを希望します。
町の為、良い議論に繋がる質問のできる議員を町民がちゃんと評価して、次の選挙の投票行動に繋げるってのが、健全な民主主義の在り方だとおもいます。

 

 

平成19年第2回吉田町議会定例会 一般質問の質問要旨

 

 

1 議席番号 5 番 大石 巌 議員 開始予定時刻 9 月 13 日 午前 9 時

 【改訂学習指導要領の町の対応と考え方について】

 

 TCP・トリビンス・プランの教育施策については、保護者や町民から多 数の意見が出されています。 私は、授業時間数の増加や教師の多忙化など、問題の多くは教育指導要領 の改訂に起因しているものと思います。 そこで、町の対応と考え方について伺います。

 

 1 保護者からの質問に、「学習指導要領は法的拘束力を有している」と回 答しているが、その根拠はどこにあるか。

 

 2 英語教育の授業時間が増える半面、国語力の低下を危惧する声があるが どう考えるか。 

 

3 「カリキュラム・マネジメント」(教育課程に基づき組織的かつ計画的 に各学校の教育活動の質の向上を図る)として、英語の授業時間の増加、 学力テストや一斉テストなどの実施により、教育現場の責任がいっそう強 められ教師への重圧が増すのではないかとの声もあるが、対応策は。 

 

4 「社会との連携及び協働により、社会に開かれた教育」とはどのような ものか、現場の教師や保護者、子どもたちを中心とする自主的・創造的な 教育指針との関わりをどう考えるか。 

 

 

2 議席番号 3 番 遠藤 孝子 議員 開始予定時刻 9 月 13 日 午前 10 時

 【「吉田町教育元気物語」TCP・トリビンス・プランについて】

 

 第5次吉田町総合計画前期基本計画において、「次代を担う心豊かな人を 育むまちづくり」を基本理念に掲げ、「一人ひとりの個性を伸ばす学校教育 環境が充実したまち」を目指す状態としています。 そして、教育大綱が策定され平成28年度から平成31年度までの4年間 をその期間としています。 この大綱において、社会や保護者の生活スタイル等の変化に対応した教育 改革が求められ、「吉田町教育元気物語」(TCP・トリビンス・プラン)が 提示されました。 この画期的なプランは、全国の関心を集めているところであり、今、保護 者説明会においても多くの質問が寄せられ、その回答が示されたところで す。 そこで次のことについてお伺いします。 

 

 1 新学習指導要領の改訂において、TCP・トリビンス・プランへの対応 の具体策をお聞きします。 

 

2 TCP・トリビンス・プランの概要において、具体的な施策が示されて おり、授業日の平準化について話題が先行していますが、他の具体的な施 策の進捗状況及び来年度の準備についてお伺いします。

 

 3 教員の多忙化解消として、住吉小学校で研究中の業務改善について、そ の取り組み状況をお伺いします。

 

 

 3 議席番号12番 増田 剛士 議員 開始予定時刻 9 月 13 日 午前 11 時

 【教職員の多忙化、多忙感の解消と学校教育の環境づくりについて】 

 

本年2月に吉田町教育元気物語 TCP・トリビンス・プランが示され「現 代社会に見られる今日的な課題」の教職員に関する課題として4点挙げられ ている。 特に、「多忙化、多忙感の増大」「授業に対する準備の不足」「子どもと向 き合う時間の減少」の3点は、重大な課題であると考える。 教職員の多忙化、多忙感の解消と学校教育の環境づくりについて以下質問 いたします。 

 

1 小学校は、平成28年、29年と授業日数を増やしてきたが、教職員の 多忙化、多忙感の解消に関し分析と効果は。 

 

2 未来の学校「夢」プロジェクトにおける勤務時間上限設定による退勤時 間の達成率は約70%と県の中間報告にあるが、モデル校である住吉小学 校の成果と課題は。 

 

3 文部科学省の「教育をめぐる現状」において、「教員の中には、子ども に関する理解が不足していたり、教職に対する情熱や使命感が低下してい る者が少なからずいる。 また、教科指導や生徒指導など本来の職務を遂行するためには、教員間 の学び合いや支え合い、協働する力が重要であるが、学びの共同体として の学校の機能(同僚性)が十分発揮されていない」という指摘があるが、 当町の学校現場の現状と対策は。

 

 4 教職員が授業に専念できる環境づくり委員会のまとめにある「構造の見 直し」として(このままでは学校は持ちこたえられないため)抜本的な構 造の改革推進とあるが、学校が持ちこたえられないとはどのような状態な のか。 構造改革の具体策は。

 

 

 4 議席番号 1 番 山口 一博 議員 開始予定時刻 9 月 13 日 午後 1 時

 【教員多忙化問題と吉田中学校の部活動及びTCP・トリビンス・プランについて】 

 

1 教員多忙化問題においては、中学校の部活動指導などが一因とされてい るが、わが町の教員の多忙化状況について、昨年度より改善されたことや 今年度の目標値はあるか。

 

 2 住吉小学校は、文部科学省の「学校現場における業務改善加速のための 実践研究事業」の重点モデル地域の一つで、7月18日の同省視察時に「教 員の働き方改革に留まらずに、授業の質向上など子どもたちにどのような 効果があるか、エビデンス(科学的根拠)を同省として見ていく」とのこ とですが、どのような方向性・事柄についてエビデンスやデータを出しま すか。 

 

3 TCP・トリビンス・プランの町民への説明会において、小学校・中学 校教育の推進で、小中一貫教育を平成31年度から始めるとされている。 今年度・来年度とどのように進めていきますか。

 

 

6 議席番号 9 番 八木 栄 議員 開始予定時刻 9 月 13 日 午後 3 時 

【小中学校の年間授業日数220日以上の設定について】

 

 2月23日に開かれた吉田町総合教育会議において、「吉田町は、すべて の子どもに最良の教育サービスを提供する」と言う目標を掲げ、子どもの「確 かな学力」を保証する環境づくりとして、授業日の平準化を行い授業日数220日以上に設定することを決定している。 そして、2月28日に各小中学校校長に対して、全教職員へのプランの説 明及び配布を依頼した。 また、3月と4月には保護者会やPTA総会においてプランを説明してい る。 こうした中、6月の初旬にいきなり【吉田町の夏休み10日間】との報道 が流れた。 その後、お盆前後の土、日曜日を含め16日間とする。と、全国的にも異例の短さなどの記事があり、4地区で開かれた保護者説明会においては、参 加者から夏休みの期間について多くの意見が出された。 私は、出前会議に参加し意見交換を行い、個人的にも多くの保護者から意 見を伺った。 その結果、授業日数220日以上の設定を決定した理由と、プロセスの説 明不足が、町民に不安を与えていると考え、以下、教育長へ質問いたします。

 

 1 年間授業日数220日以上を確保するために、現在夏休みの短縮を図る ことと決定されたが、提案者は誰で、いつ、何の会議で、どのような意見 が出たか等そのプロセスを含めお伺いします。 

 

2 文部科学省の新学習指導要領において、小学6年生の最低授業数は、現 行の980時間から35時間増えて1015時間となります。それを確保 する年間授業日数としては、おおよそ200日くらいと考えられる。我が 町は、昨年も206日であり、今年は更に4日増えて210日である。こ の上、220日にするということだが、1日当たりの授業時間を減らすこ とによる、放課後児童クラブの施設、支援員や、中学生の放課後の過ごし 方等、問題の解決はなされているのか。 

 

3 6月27日の幹部教職員対象の学校説明会、7月24日の小中学校全教 職員対象のプランに係る意見聴取、そして7月末から8月にかけて行なわ れた学校意見交換会は、それぞれどのような方法で行なわれ、教職員から この年間授業日数に対してどのような意見が出て、どのような回答をした のか。 

 

4 年間授業日数220日以上と、《以上》が付いているが、将来的にはこ れ以上に授業日数を増やす事を考えているのか。

 

 

↓署名用紙はこちらから印刷してください。

TCPトリビンスプランを見直してほしい!

 

 

 

『TCPトリビンスプランを見直して欲しい!』

 

 

同じ気持ちの方、署名をお願いします。

 

 このままでは、優秀な先生はもちろん、先生が吉田町にやってこない可能性がある事はご存知ですか? 吉田町の教育委員会が提案したT(先生)C(子ども)P(親)トリビンスプランには、先生たちの声が反映されていないようです。子どもの意見は?親の意見は?どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?決定プロセスはどのようなものだったのでしょうか?

 

 限られた人達の意見で走り出しているように見えるこのプランに、ちょっと待って!当事者の意見を聞いてプランを見直して下さい!と声を上げたくて、この会を立ち上げました。小さな力ですが、何か変えられるかもしれないと署名に望みを託します。

 

 「子どもの権利条約」によると、『子どもたちは、自分に関係のある事柄について自由に意見を表したり、集まってグループを作ったり、活動することができます。そのときには、家族や地域社会の一員としてルールを守って行動する義務があります。*ユニセフのサイトより転載』とあります。子ども達も是非、署名をお願いします。

 

 署名は8月末を目途に集め、教育委員会に提出します。8月9日までの3日間で集めた署名700余りは、議会と『吉田町の教育を語る会』で行われた出前会議にて、「TCPトリビンスプランを見直して欲しい!」という声がこれだけあることを示し、特別委員会を設置して、決定プロセスを検証して欲しいとお願いしました。

 

 同じ気持ちの方、お力をお貸しいただける方、署名をお願いします。

 

*頂いた署名は、TCPトリビンスプランの見直しを求める目的以外には利用いたしません。

 

                                   TCP見直しを求める会

                                          内田夏海、横田みのり、鈴木加奈子

                                          連絡先:中田博之 yoshidanonatsu@macr2.com

 

 

 

*毎週金曜日の夜7時半から片岡会館にてミーティングを行っています。署名用紙は、そちらに持ってきていただけると有難いです。

 

 

 

●小2男児
「プール行ったところが楽しかった。夏休みもうちょっと長くしてほしい。」

●小6女児
「もうつらい。みんなが嫌だから。夏休みが短くなるの。だから夏休みを元に戻してほしい。」
 
●議員との意見交換会の保護者の声
「皆さんの意見の中で多かったのが、先生の意見をとにかく聞きたい。」
「このトリビンスプラン(教育改革プラン)のプロセスに大きな疑問があって、先生の姿が見えない。教育委員会からの直結という気がしてならないって話しも出ました。」
 
●吉田町の現役教師
「実態調査や意見集約など何もなく、夏休み短縮を報道で知った。」
「私のいる学校の先生たちはほぼ反対している。賛成の声は聞いたことがない。」
「近隣の自治体の子どもはみんな夏休みなのに、学校に来る子ども達の授業へのモチベーションが心配。」
「子どもがいない夏休みだからこそ、教師はリフレッシュできるのに。」
 
●榛原地区(隣の自治体)の現役教師
「不安に感じている人がかなり多いと思うんですけど、ただ、その声を伝える場というか、発する機会というのは制限されている。言いづらいというか、言えないというか。」
 
●吉田町の現役教師
「子ども達が来る機関が増えるということは、問題行動への対処や保護者対応など教師の負担は増える。多忙化解消につながるとは思えない。」
 
●このプランを決定した2月23日の総合教育会議での教員の声
「このプランの時間割を見た時に、少し希望が持てた。」
「4時間までの日があることで、子ども達と向き合うための準備が可能になる。」
「学校現場がいくら多忙化を解消しようと頑張っても限度がある。町の思い切ったバックアップがあるのは本当にありがたい。」
 
●教職員組合 赤池浩章書記長
「もっと吉田町の先生たちが、こんな風に考えていますというのがあるとすれば、堂々と保護者の前で話をすればよいがそれができていない。ぜひ、話し合ってほしいという声をあげていきたい。」

 

●吉田町教育委員会 浅井啓言教育長
「十分先生の意見を取り上げているし、先生方にもお知らせはしている。先生方は不安だと思う。制度やしくみが変わっていくときなので、まだ先が見えない部分もあり、不安なのではないか。不安を取り除いていくためのキャッチボールは必要だと思う。」

 

●町議会 9月議会
・一般質問で夏休み短縮を取り上げる
・議会として、教育委員会に説明を求める予定

 

教育委員会では今月いっぱいまで広く意見を集めていて、その結果を踏まえて方針を決定していくということです。

問い合わせ先 学校教育課
電話:0548-33-2151
メール: gakkou@town.yoshida.shizuoka.jp
数名で申し込めば、説明会も開いてくれるそうです。

#吉田町 #夏休み短縮