今人気のNHK朝ドラの「らんまん」。ご覧になってる方も多いのではと思います。

植物学者牧野富太郎博士と妻の壽衛さんの物語ですね。

 

この夫婦が最後に30余年暮した家が練馬区大泉学園にあって、今は区立の記念庭園になっています。

この朝ドラも今月末で終わりますので、その前に訪ねてみました。

 

池袋駅から西武池袋線の準急列車に乗ります。

ちょっと見かけないうちにすっかりオシャレな電車になってました。😆

 

 

そして3つ目の駅「大泉学園駅」でおります。駅前の街灯には記念庭園の垂れ幕が多数掲げられていました。多くの人が訪れているのでしょうね。

 



そして歩く事5分位でしょうか、記念庭園に到着しました。

周りは住宅が建て込んでいますが、この一角だけはこんもりとした森の様になっています。

個人の家としてはかなり広い敷地だったのですね。

 

 

 

入ってすぐの講習室では、映像で博士の業績やこの庭園のことなどが学べる様になっています。

見ている女性の右肩の辺りのパネルには、朝ドラ出演者のサイン入り色紙が展示されていました。

勿論神木さんと浜辺さんのもありましたよ。

残念ながら撮影禁止でした。

 

 

そして庭の最初のコーナーにはスエコザサの歌碑がありました。

 

 

妻の壽衛への感謝と愛を込めて名付けたスエコザサの石碑には次の様に謳われています。

「家守りし妻の恵みや我が学び」

「世の中のあらむかぎりや すゑ子笹」

 

博士の胸像の周りもスエコザサで囲まれています。

 

 

家計も含めて家のことは全く構わず、ただ研究に没頭していた博士にとって、文句ひとつ言わず子を育て、切り盛りしていた壽衛さんには感謝しきれなかったのでしょうね。

今では考えられませんね。😆

 

博士ゆかりの木々や草花が植えられた庭園を奥に行くと、記念館があります。

 

 

博士の経歴や実績に伴う写真、植物画、植物採集道具などが展示されてます。

 

 

でもなんと言っても圧巻は博士か描いた植物画。

緻密な筆致には目が釘付けになってしまいます。。

 

 

 

残念ながら企画展示室の絵棟は撮影禁止でした。10月9日まで開催されてますのでご興味のある方は是非どうぞお出かけください。

 

 

そして記念館のお隣にあるのが書屋(しょおく)展示室です。

ここは博士の書斎と書庫の一部がそのまま残されていて、その建物全体を更に鉄筋コンクリート造りの建物が覆っています。建物保全のためですね。

今年の春に竣工したのだそうです。

 

 

中の木造建物の名前は「ようじょうしょおく」と名付けられています。

 

 

実際の様子はこんな感じですね。

 

 

お隣の部屋は蒐集した書籍であふれかえってます。全体では4万5千冊にも及ぶそうです。

 

 

片隅には植物標本もあります。

 

 

 

さすがTV放映中のドラマだけあって、団体で見学に来ている方もいて賑わっていました。

昨年四国一周の旅に出かけたとき、高知県立牧野植物園に行くチャンスはあったのですが、残念ながら見逃していました。

 

ドラマで予備知識を得た今だったら絶対に行ってたでしょうね。

でも佐川の横倉山(少年時代の研究フィールド)の麓にある自然の森博物館には行ってました。