絵手紙の友人とは45年間になります。
私は、
19歳で、美容学校夜間に入り
そこから、ずーっと友で続いています。
彼女は、山形で育ちで東京で学び、
四国にご縁をいただきました。
私は、大分で育ち、
東京で学び、現在茨城在住です。
私の最初のアパート部屋は、
6畳1部屋。
TV、テーブル、食器棚、
チェスト、全て小さいモノ。
6畳に布団1枚敷くと余り無し。
トレイ、台所、共同。
風呂は、銭湯に。
アパートの近くに学生寮があり
皆さん同じような暮らし方でした。
その後、
生活の変化で6回引っ越しています。
よく言われるのが、
「引っ越しが多いと、モノが少なくなる」とか?
引っ越すたびに、モノが増えていく人もいます。
私も、引っ越してはモノを増やすタイプで
収納まるでダメな人でした。
さて、
賃貸マンションに引っ越したいと
「○○銀行」様の紹介で
ある、30代後半のバリバリの飲食店経営者のかたが
ご夫婦でお見えになりました。
引っ越しは今回で3回目
お店と住まいは、車で20分位
現在一戸建て130㎡。
家族3人で住むには問題は無さそうです。
普通、引っ越すにはそれなりの
何かがあります。
家が狭い、古くなった。
生活様式が変わり
使い勝手が悪くなった。
家族構成が変わった。
などがよくあることです。
有名なチェーン店のお店を私も
昼に利用させていただいて
世間話になりました。
家庭の状況がわかってきました。
ご夫婦は
日ごろの生活に不満があるわけではないが
奥様の順子さんの衣類、服飾(スカーフ、イヤリング等)を
沢山お持ちで、ブテック並みに
綺麗そろえるのが趣味とか。
趣味ならばやめるわけにはいかないでしょう。
6畳の部屋がすべて奥様のブテックになり
年々所有数が増えていき、
どうしようもなくなりました。
それで、賃貸マンションに引っ越しを
考え出したとのお話し。
ブテックをそのままで、
部屋を大きくされるのかと思い
「今回は8畳くらいの洋間をお考えですか」
「・・・・・・・・」
「趣味はそのまま続けたいですよね。」
「・・・・・・・・・」
返事がありません。
「あの~・・・・・」
沈黙がつづき
「今の家は気に入った場所ですが」
深呼吸して、順子さんは一気に
「衣類の買い物が大好きで買ってくるのです。
どこに置いたらいいか、わからなくて、
あちこちに突っ込んでしまいます。
モノのあり場所がわからなくなってしまい
並べてみたら、ブッテック風なったのです。」
「えっ・・・?」
「ホントは、出かけるとき、すぐにコーディネイト出来るように
したいのです。教えてください。」
ぺこりと頭を下げられたのです。
ご自宅に伺って、
服飾から分類
①シルバー・ゴールドの2分類
②下着を、気温で分類
此処まで進むと
「解りました、気温も考えて
シルバー、ゴールドで分類して
インナー、アウターを分けるのですね」
アッいう間に、ご自分で衣類の整理ができました。
今までの四分の1のスペースになったわ、
引っ越さな~~い。
順子さんから、こんな言葉がでました。
結婚前のエレガントな服「今」
モノを捨てる勇気でなく!!
良いモノを持つことでもなく!!!
トキメかなくてもいい~~のですね。
「今」の自分に
合うものを探すだけなのですね。
途中で気づいたの
ホントは「今」・私らしくなりたかったの
嬉しい。